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一宮エリア

2015-12-11 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(12/3)後は、西風の影響でウネリが弱まった事から、波が無くなっていく一方となってしまいました。
フラット寸前なサイズまで下がってしまい、週末に期待していたサーファーにとっては、残念な状況になってしまいました。。。

今週(11/30週)に入ってからは、オンショアのコンディションに変わり、このエリアでは、堤防で風をかわせる一宮が辛うじてできる程度。
しかし、波は胸~肩セットで頭くらいまで来るようになり、水曜日(12/9)の昼からは、風も弱く各ポイントに無人のピークが余っている状態でした。

昨日木曜日(12/10)の時点では、サイズが下がり、波も弱くなってしまいましたが、風が無く整ったコンディションで遊べる波が残っていました。

最近は午前中の潮が引きに向かう時間帯に、良くなっていた傾向です。


それでは、各ポイント毎の直近の地形レポートをお届けします!



【一宮】
12/9水曜日、14時半頃の様子から地形をレポートします。
ちょうど潮が満タンとなる時間帯でしたが、大きな地形の変化はありませんでした。

最近は、左側の堤防に向かっていくレギュラーの地形に、人気があるようですね。
ここは、胸~肩以上のサイズになるとアウトから距離が乗れるようになり、手前にもコンパクトにまとまる地形があるので、ピークが選べそうです。
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波を見つけやすく、ゲットが楽なのも魅力だと思います。

中央は、アウトのみの地形なので、形のいいピークがあっても、ショートライディングになってしまう波ばかりなので、オススメはしません。
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中央から右側にかけては、ミドル~インサイドに地形がまとまり、アウトにはピークが多く反応しています。
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この時のように潮が多くなると、波がまとまるのかもしれませんね。
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堤防に近いピークは、カレントの影響でボヨつきやヨレが目立っていました。

全体的にピークが多く、このエリアの中では基準として良い地形ですかね。
潮が満タンでも、十分な様子でしたが、上げ始めや引き始めも狙い目だと思います。



【サンライズ】
水曜日12/9、15時頃の様子から地形を判断します。

潮が多くなると、インサイドの深みが気になるかもしれませんが、胸~肩サイズあれば、全体的にアウトでの反応がよく、形もまとまっていました。
ただ、波数が少ない印象ではありますが。。。

地形にには大きな変化はないようです。
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左側は安定しているので、中央から沖に出るカレントのラインを除けば、右側までピークは選べる状態ですね。
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左側半分の方がコンパクトではありますが、潮が多くなると、波の厚みが気になるかもしれません。
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右側半分は、レギュラーの形になりやすい地形ですが、ピークが多いものの、見た目よりもトロ速いブレイクのようです。

潮が少ない時間帯からチェックしておいた方がよさそうですよ。



【東浪見】です。
12/9水曜日15時半頃の地形チェックとなります。
変わらずアウトがメインの地形といった印象ですが、全体的に、前回(12/3更新)よりも、沖の地形が手前にまとまってきた雰囲気です。

左側は、前回(12/3更新)に続き、中央まで沖の地形が広がり、堤防横のレフトよりも、少し中央よりからのライトのブレイクが目立っていました。
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インサイドには、カレントのウザさがありつつも、中央付近のミドルセクションにも、少しづつ砂がたまり始め、距離の乗れる地形になってきました。
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しかし、左側~中央にかけての沖のピークは、見た目よりも力があるので、肩以上のサイズになると、ビギナーの方には辛くなるかもしれません。
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右側のライトの地形も、前回(12/3更新)より、ショルダーの張る距離が延びてきたようです。

全体的に見ると、潮が多い時間帯は、インサイドの深みが気になるかもしれませんが、アウトの波のまとまりは良いと思います。
ただし、胸~肩以上のサイズがないと、形にならない感じですので、条件が揃えば、引きに向かう時間帯の方が、反応は良さそうですが、上げに向かっていても、サイズがあれば形がまとまって易しい波になりそうです。



【志田】
水曜日12/9、16時頃の様子からの地形レポートとなります。

ここ最近しばらくの間、真ん中から沖に出すカレントが目立っていた為に、中央から左側にかけてのミドル~インサイドの地形に影響を与えてしまったようですね。
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この周辺は、ボヨりやヨレが目立ってしまい、複雑な波になっていますが、胸~肩サイズあれば、潮が上げるタイミングでカレントに反応して、アウトにコンパクトなピークが出現するようです。
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両端には、ライトとレフトの地形があるものの、堤防からのカレントの影響で、ピークがまとまりにくい様子です。
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ここは、胸くらいのサイズの方が落ち着いたコンディションで、形になるかもしれませんね。
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ここの狙い目は、いつも通り上げるタイミングですかね。
ただ、他のポイントより波が複雑な印象なので、混雑した場合の逃げ場として考えた方が良さそうなレベルの地形です。



【太東】
ここからは昨日12/10(木)の地形レポートとなります。
時刻は、15時半頃でした。

最近は高気圧からのウネリに変わり、先週(11/30週)よりもハッキリとした反応はないものの、堤防の内側にまとまったレギュラーの地形が残っていて、他よりサイズが小さいながらも、ロングボードメインに遊べる波になっていました。
今の地形だと、胸くらいのサイズがちょうどいい形になるようですよ。
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この時は、潮が満タンの時間帯ではありましたが、潮が少ない時間帯と比べて波数も変わりなく、若干のボヨりがあっても、ウネリと形はまとまっていた印象です。
地形が先週(11/30週)よりも、ハッキリしていないので、しっかりとしたウネリの場合は、うまくまとまらないのかもしれませんね。

何れにせよ易しい波質なので、サイズと風の条件が良ければ、チェックしてみるのもありだと思います。



【夷隅】
昨日木曜日12/10、16時頃に見てきました。

そこまでの変化はありませんが、最近は大きな時化もなく、地形は先週(11/30週)に続き、ミドル~インサイドにまとまってきている傾向で、来る波全部が、コンパクトな三角形とはいかなくなってきました。
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ただ、胸以上のサイズなら、No.1に限り練習できる地形がありました。
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アウトに地形がある頃と違い、反応が控えめな感じがあり、この時のように潮が満タンになってしまうと、ボヨりが目立ち、形もまとまりにくいようですね(特にNo.3が)。。。
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基本的には、天気が穏やかなのが第一条件になると思いますが、胸~肩サイズあれば、引きに向かう時間帯が狙い目になりそうです。



今回のポイント毎レポートは以上になります。


さて水温ですが、前回の更新(12/3)後からも、引き続き下がっていて、12℃前後で安定している状態です。
こうなって来ると、個人差があり、その日の天気にもよりますが、いよいよブーツ&グローブの準備はしておいた方がいいと思いますよ。。。


また、この先の展望ですが、低気圧が発達しながら沖を通過する予報となり、週末(12/4~6)には、この影響が出てきそうですね。

今回のファンウェーブの基となった高気圧のウネリも、ちょっとした気圧配置の違いで届くので、気まぐれな感じがあり、本日(12/11金)の南風を含めて考えると、サイズが下がり、リセットされてしまう可能性が大。。。
更に、明日土曜日(12/12)には、低気圧が南海上を通過するらしく、通過後は北よりの風になってしまうのかと思います。

波のサイズを求めるにしても、この風の変わり目がこのエリアの狙い時となりそうですね。
余計なウネリが残ってしまった場合はレポートの内容より、荒れたコンディションになってしまうのかもしれませんが。。。

低気圧の足が速い事+先週(11/3週)のような西風の可能性を含めると、サイズダウンを想定しておいた方がいいと思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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