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一宮エリア

2015-12-18 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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先週の更新(12/11)後は、サイズダウンどころか、低気圧の通過に伴って波が落ち着かず、オンショアの勢いも増して、クローズコンディションが続いてしまいました。

サイズアップの影響で、カレントが強まり地形も変化し、まとまりに欠ける波となりましたが、先週の金曜日(12/11)と今週の火曜日(12/15)が風の変わり目となって、波のサイズが残り、午前中をメインに楽しめるコンディションとなっていました。

一宮/サンライズ周辺は、ビギナー方でも楽しめる雰囲気で人気だったようですね。


それでは、各ポイント毎の直近の地形レポートをお届けします!



【一宮】
12/15火曜日12時半頃の地形チェックです。潮は引ききり止まっている時間帯です。
思ったよりも地形の変化はなく、先週(12/7週)と同じピークが残っている状態です。

中央は堤防の両脇に少しずつ砂がたまってきているものの、変わらずアウトからダラダラとしたブレイクの波が多く狙える地形はありませんでした。。。
ここは、両サイドの堤防の地形狙いになるのかと思います。

全体的に先週(12/7週)よりも、地形が多少アウトに気味になった印象です。
両サイドに共通して、堤防から出るカレントの影響で、地形が深くなっている為に、堤防に近いミドル~インサイドはショルダーが張りにくく、アウトのみのライディングになりがちのようです。
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堤防から少し離れた所で、まとまる波の方が形が良さそうな地形だと思います。
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この時のように、潮が少ない時間帯は沖から距離が乗れていても、トロ速いブレイクが目立っていました。
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潮が上げに向かう頃をチェックして、手前でウネリがまとまるタイミングを狙うか、無難な引き始めを狙うか、といった感じですかね。
サイズが下がっても手前で対応してくれそうな地形でした。



【サンライズ】
火曜日12/15の13時半頃の様子から地形をレポートします。
時化後のまとまりがない地形のようですが、大きな崩れはなく、先週(12/7週)とほぼ変わりのない地形をキープしています。

中央と右奥の堤防から出るカレントが目立っていて、このカレントの中で反応する波は、アウトから距離が乗れますが、ミドル~インサイドの地形がまとまらず、後味の悪い印象となりそうです。
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全体的に、地形が多少はアウトに出た雰囲気があり、先週(12/7週)よりも、ピークがワイド気味なトロ速いブレイクが多くなり、この時のような潮が少ない時間帯だと、肩~頭サイズになった場合は、よりワイドに反応してしまうようです。
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左側のように、ミドルセクションにも地形が残っている場所もあるので、手前でまとまる波が狙い目かと思います。
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潮が上げに向かうタイミングは、よりショルダーのボヨつきが気になるので、満タンから引きに向かうタイミングが無難な地形なのかと思います。
サイズが下がると、左側だけになってしまうかもしれませんね。



【東浪見】
火曜日12/15、14時頃の状況から地形を判断します。
大きな変化ではありませんが、サイズアップの影響でカレントが強まり、地形に多少影響がでていました。

左側半分にあるアウトの地形は、広いスペースを確保しているものの、中央よりから乗ると、ミドル~インサイドの地形がリセットされている様子ですので、アウトのみのライディングになってしまいそうです。
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左側から中央に向かうレフトも似たような状態なので、サイズが下がった場合は、秋の頃のように左側エリアに集中した、範囲の狭い地形になってしまうかもしれません。
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右側は、ここ数週にわたって、堤防からのカレントが目立たなくなり、レギュラーの形になった場合のショルダーの場所から、中央に向けて流れができてしまっているので波が上がっても、いつものようなスケールの大きな波にならなくなっているようですね。。。
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堤防ラインから少し手前でまとまるコンパクトな波の方が良さそうでした。
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ここを狙うなら、カレントが弱まる潮が上げに向かうタイミングの方が良いのかもしれません。
潮が少ない方が反応は良さそうな地形でしたが。。。



【志田】
ここからは、12/16水曜日の地形レポートとなります。
ここの地形チェック時刻は、13時半頃で、日中では一番引いている時間帯です。
先週(12/7週)に続いて、中央から出るカレントの影響があり、ここのインサイドセクションは、周りのポイントよりも深くなっているので、胸以下のサイズになると、途中からショルダーが消えてしまうようです。

左側半分は、胸サイズ以下の波に対してアウトの地形が狭く、堤防周辺の地形も含めて、ピークがコンパクトにまとまりますが、潮が多くなるとショルダーが厚くなってしまいそうな地形でした。
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右側半分は、一定に砂がたまっていて、ピークからワイドに反応してしまう地形ですので、腹~胸の控えめなサイズの方が形になりやすいのかと思います。
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全体的には、左右と中央のアウトにピークがわかれますが、胸以下のサイズの場合は、潮が上げに向かうタイミングだと波はまとまっても、ピークが狭くなるので、引きに向かうタイミングや、潮が少ない時間帯の方が混雑は避けれそうですよ。



【太東】
水曜日12/16の14時頃に地形チェックしてきました。

堤防の内側にできるレギュラーの地形は残っている雰囲気はありますが、さすがに膝~腰サイズになってしまうと波数は少なく、沖のピークがかなり狭くなっていました。
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潮が上げに向かって水が多くなってしまうと、アウトの反応が悪くなり、インサイドに集められてしまう可能性がある地形ですので、スモールコンディションの場合は、潮が少ない時間帯を狙った方が良さそうな地形です。
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左側のインサイドにも、このサイズになるとビギナーの方でも安心なピークが出現するので、混雑していた場合は、逃げ場になるかもしれませんね。
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【夷隅】
12/16(水)の14時半頃に見てきました。
上げ始めですが、未だ潮が少ない時間帯なので、狙えるタイミングだと思います。
コンパクトに反応する地形は、全体的にキープしているようです。
No.1は、堤防横のレフトとテトラ際のライトの波があり、No.2・3は、ミドルセクションにまとまった三角形に反応する地形が残っています。
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この日は、胸前後の波があり、サイズ的には十分な様子でしたが、この時の潮のタイミングから考えると、地形的には肩サイズ用な印象です。
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アウトでの余計なブレイクもなく、胸~肩サイズで風が無ければ、手前にまとまっている地形なので、良いかも知れません。
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胸サイズで狙うなら、潮が少ない時間帯に限られてしまいそうなので、波数や混雑具合との相談になるのかと思います。
それ以下になってしまうと、厳しくなってしまいそうでした。



今回のポイント毎レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、
先週(12/7週)の強烈な南風の余韻が残り、12/16水曜日の時点では13~15℃。

この時期にしては温かい方かとは思いますが、木曜日(12/17)以降は冬型が強まるので、ブーツの準備は間違いないと思います。
朝夕の、特に寒い時間帯は、グローブがあってもよさそう?
レジェンドサーファーは、ヘッドキャップ装備に入り始めています。


また、この先ですが、
天気は安定するようですが、波が上がる雰囲気も今のところ無さそうで、前回の更新(12/11)前のように、条件が揃って高気圧のウネリが届けばラッキーなレベルかと。。。

冬型の西~北の強風は、波を下げてしまう原因なので、基本的には波が小さいと思っておいた方が良いのかもしれませんね。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!


さて、今後の更新スケジュールですが、21日週はお休みを頂き、その代わりに、皆様の年末年始のお休みになるべく新鮮な地形レポートをお届け出来る様、12/28(月)中に前日あたりの取材結果を、2015年最後の更新としてお届けしたいと思います。
年末年始の参考になれば幸いかと!

ちなみに、年始は1/6(水)に、2016年最初の地形概況をお届けする予定です。

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