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新島②

2006-07-10 更新
2日目、風が窓を叩く音で目が覚めた。外を見ると木々の枝が折れんばかりに揺れている。
ポイントチェックにでかけると羽伏浦は強烈なオフショアで昨日のウネリがすっかり抑えられていた。それでは島の反対側が良いはずだと思いチェックしに行くと、激しい水しぶきをあげて海が荒れ狂っていた。残念ながら島全体がクローズアウトしていて、サーフィンが出来る場所はなかった。

こうなったら仕方がないので島巡り…とは言っても島の北から南まで車で走ると20分くらいで着いてしまう。それでも高台に登って見た島全体を見渡す景色はとても綺麗だった。
それにしても新島の風は本当に強い…。車のドアを開けるときにも注意をしないとドアが取れてしまいそうだった。
島巡りを終えると特にすることもなく夜を迎え、おいしいご飯を食べ、前日のように露天風呂に入った。

3日目、朝起きると風は昨日より弱くなっていた。羽伏浦は引き続きフラット、昨日クローズアウトしていた間々下をチェックすると胸サイズの波がきれいにブレイクしている。風が止んだと同時にサイズダウンしているようなので、すぐにウエットに着替えてサーフィンを開始した。

間々下の波は羽伏浦や淡井浦のようなハードな波ではなく普段僕らがサーフィンをしているビーチブレイクの波と同じだ。見た目ほど波は良い状態ではなく、テイクオフしてもすぐにショルダーが張ってきてダンパーになってしまう。たまに良い波が入ってくるが風波なので、ブレイクするポイントがバラバラでタイミングを合わせるのが難しい。それでも僕ら以外のサーファーは誰も居なかったので贅沢な気分で遊んでいた。

お昼のフェリーで帰る予定にしていたが、昼頃から風が強くなり揺れが予想されたので飛行機で帰ることにした。そして飛行機に乗ってわずか1時間ほど。あっという間に調布飛行場に着いてしまった。その気になれば日帰りでも行けるなぁ、と友人と話しながら電車に乗っているうちに家についてしまった。

もし海外のハードな波に挑みたいのであれば、一度新島に練習しに行ってほしいと思う。こんな近い場所に力強くブレイクするポイントがあるのだし、GWと夏休みを除いては混雑がないらしい。また機会を見つけて行ってみようと思う。

最後に願い事一つ。新島に以前のような活気がもどりますように…。