一宮エリア
2015-12-29 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

2015年最終レポートです!
前回の更新(12/18)後は、ほとんどの日で北~北西の風が吹いて、フェイスのバタバタしたコンディションとなっていましたが、朝イチや夕方の寒い時間帯は、風が弱かった印象です。
波のサイズは、腰~腹セットで胸程度、パキッとした様子はなく、夏のように大きく潮が引くことがないので、全体的にサイズに対して深めの地形といった感じで、どちらかと言うと、形は良くても力の弱い乗り心地となっていました。
先週(12/21週)は、木曜日(12/17)の朝に通過した低気圧が影響して、このエリアは全体的に頭近いサイズが残り、風も穏やかで、今年の乗り納めを予感させるようなファンな波となっていました。
それでは、各ポイント毎の直近の2015年最終地形レポートをお届けします!
【一宮】
土曜日12/26の12時頃の様子から地形をレポートします。潮は上げ始めのタイミングでした。
全体的には、前回(12/18更新)と大きな地形の変化はありませんでした。






【サンライズ】
12/26土曜日、13時頃の状況から地形を判断します。
全体的に前回(12/18更新)よりミドル~インサイドの地形がまとまり始めていました。
先週(12/21週)と大きな変化はありませんでしたが、中央から出るカレントの周りを除けば、前回(12/18更新)よりも広範囲で波が反応していましたよ。

ここも基本的には柔らかい波質のようで、潮が上げに向かうと、アウトから反応してもショルダーが厚くなってしまう波が目立っています。




波にもまとまりがあり、形もコンパクトな印象です。
手前にも反応する地形があるので、波数は減っても胸前後のサイズなら、上げ始めの早いうちは狙えそうです。
全体的には、引きに向かう時間帯を狙うのが無難な地形かと思います。
【東浪見】
土曜日12/26の14時頃に地形チェックして来ました。
やはり大きな地形の変化はありませんでしたが、中央から出るカレントの深みを除けば、全体的に波の反応するエリアが増えていましたよ。
胸~肩サイズなら、中央のアウトにもコンパクトなピークが出現するようですね。

やはりインサイドがイマイチな様子ですが、右側にも砂がたまり始め、アウトの反応がよくなりピークも増えていました。



左側は、手前はこれまで通りですが、アウトの広い地形がまとまり、コンパクトなピークができるようになりました。


ここは、狙い目として潮のタイミングが気になりますが、重要なのは、波のサイズの方ですね。
胸以上のサイズが必要な地形のようです。
【志田】
12/26土曜日の14時半頃の地形レポートです。
前回(12/18更新)よりもアウトの地形がまとまり、全体的にミドル~インサイドよりな地形になっていました。


最近は、右側の地形が復活して、レギュラーの波が反応するようになり、右側半分にピークが増えています。


波が小さい場合は、上げ始めからチェックした方がよさそうな地形です。
【太東】
ここからは、日曜日12/27の地形レポートとなります。チェック時刻は14時半頃でした。
潮は上げに向かう後半の時間帯です。
前回の更新(12/18)後からは、膝~なんとか腰程度のフラット寸前のコンディションが続いていて、アウトと言っても、岸から20~30メートルくらいの場所がメインになっています。

堤防周辺でのブレイクは、久しく見ていませんが。。。
波が穏やかな日が続いているので、地形も手前になって来ている雰囲気があります。
レギュラーの形にはなりそうですが、サイズが上がっても、これまでのようなハッキリとしたピークでの反応はしないかもしれませんね。。。
潮が多くなり、多少インサイドでまとまった波になるものの、特に形があるわけでもないので、ここでやるのであれば、ガスト方面まで移動する必要がありそうです。
この先も波が上がる期待は薄いので、年内は太東の出番がないかもしれません。。。
【夷隅】
12/27日曜日、15時半頃の状況です。潮はほぼ満タンとなっていました。
ここは、胸くらいのサイズがあれば狙える波が見つかりそうです。
このサイズでは、アウトでの反応はありませんでしたが、全体的には、ミドル~インサイドに地形がまとまっていて、ショアブレイクのような波質でした。



以上が、2015年最後のポイント毎レポートになります。
さて、気になる水温ですが。。。
サーフエリアで、11~13℃ほどしかなく、基本的には、ブーツ&グローブの装備が必要だと思います。
しかし、すぐ沖合いには15~20℃近い潮があるので、南風が強く吹いた場合は、この潮が入ってくるかもしれませんね。。。
また、この先の波ですが、
今のところ、特にサイズが上がる様子は無さそうですね。
個人的には、腰~腹、胸くらいで、これ以上になるチャンスがくるのか?といった予想でで、レポートの内容よりも、地形に対する波の反応が弱いのかと思います。
コンパクトな形になって、ショルダーの短い波になってしまうかも。
このエリアの中では、一宮・サンライズに基準になる地形があるので、無難に、引き始めからのチェックで様子見ですかねぇ。。。
しかし、志田周辺や夷隅のような、手前にまとまった地形があるポイントは、上げに向かう時間帯にチャンスがヒョコッと訪れる可能性もありそうです。
低気圧意外にも、動きの遅い高気圧が東の沖にある場合は、意味不明な波が立つ事があるので、そういった限られたチャンスも逃さないようにして下さい。
今回は以上です。
2015年最終更新版も、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
さて、次回は年明け正月6日頃に、2016年最初の地形レポートをお届けする予定ですので、来年も宜しくお願いいたします。
それでは、皆さん良いお年を!!
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