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一宮エリア

2016-01-07 更新
皆さん、明けましておめでとうございます!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
今年もよろしくお願いします!

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昨年末の更新(12/28)後も、朝から北~西よりの風が吹いていた日が多く、じわじわとサイズは下がる一方となり、年末は風に押さえられた弱い波となっていました。

そして、年が明けてからも、特に波が上がることはありませんでしたが、天気が穏やかで風も弱かったので、例年と違いフェイスは整ったコンディションが続きました。

基本スモールコンディションとなっていましたが、4日(月)までは、腹~胸サイズの波をキープし、各ポイントで、コンパクトなピークが出現していました。

一宮・サンライズの波情報が、このエリアを賑わせていた印象です。


それでは2016年最初の地形レポートに行きます!



【一宮】
5日(火)の8時半頃の様子から地形をレポートします。潮は上げ始めのタイミングでした。
スモールコンディションが続いていたので、全体的に地形は少しずつ手前に寄ってきている印象です。
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腰~腹サイズでは、アウトからの反応はなく、インサイドがメインとなったコンディションとなっていました。
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沖の地形は、ハッキリとした様子はないものの、雰囲気は残っていそうです。
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ワイドなピークになってしまうかもしれませんが、胸以上の波になれば、アウトから乗れるようになると思います。
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波が小さいので、潮が引きすぎると力が弱くなり、上げすぎると形はまとまっても、ボヨってしまうので、引き始めや上げ始めにチェックするのが無難な地形かもしれません。

中央の堤防が、若干延長されたので、この周辺の地形に変化が出そうな気配です。



【サンライズ】
5日、9時半頃の状況から地形を判断します。
ここも腰~腹サイズになると、一気に反応が控えめになっていました。

中央から右側半分は、アウトにピークができるので、距離が乗れそうに見えますが、インサイドの地形がまとまらず、ショルダーの短い波になってしまうようですね。
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潮の変動はあまり影響なさそうでしたが、右側で楽しむのなら腹~胸以上のサイズがほしい地形です。

ここ数週間は、左側のミドルに形のまとまる地形が残っていて、形がビギナーの方でもOKで、無難に距離が乗れていたので、このエリアの中でも人気がありました。
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しかし、腰~腹サイズでは、ピークが狭くなり混雑しやすく、潮が多くなるにつれ波も厚くなっていました。
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波が小さい場合は、潮が引きに向かう時間帯から、上げ始めまでが狙い目になりそうな地形です。



【東浪見】東浪見です。
5日、10時頃に地形チェックして来ました。潮が上げに向かったミドルタイドの時間帯でした。
全体的に腰前後のコンディションでは、サイズに対して地形が深い印象です。

中央から右側には狙えるピークがなく、去年からインサイドの地形の悪さから、アウトの地形が頼りな状況が続き、サイズ不足となっていました。
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最近は、左側の堤防寄りに砂がたまっていて、ハッキリとしたピークがなく波はまとまらない感じですが、スモールコンディションでも十分練習できる地形になっています。
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地形そのものは狭いのですが、このタイミングでもボヨついた様子はありませんでしたね。
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他のポイントが混雑していたら覗いてみては?
波が小さい場合は、潮が少ないほど波の力が弱くなる可能性がありますが、潮の影響はあまりなさそうな地形でした。



【志田】
5日13時頃の地形レポートです。潮が満タンから引き始めのタイミングでした。
大きな地形の変化はありませんでしたが、穏やかなコンディションが続いて、前回よりも手前にまとまった印象です。
より小波用の地形になった雰囲気。

去年からあったピークは残っていて、左側半分は沖に出すカレントの影響で、ピークが沖にできていますが、波の反応が複雑になっていました。
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スモールコンディションでは、ショルダーが張り難くアウトだけになってしまいそうです。
腹~胸サイズにならないと、ウネリがまとまらない地形かもしれませんね。。。

スモールコンディションなら、中央から右側となりそうですが、ワイドなピークなので、人気はイマイチなようです。
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どちらかと言うと、潮が多いタイミングの方が、波はまとまっていました。
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引いてしまうと、力が弱くなり、バラけてしまう傾向です。



【太東】
ここも5日の地形レポートとなります。チェック時刻は13時半頃でした。

やはり前回(12/28更新)より、地形が手前にまとまっていて、膝サイズでもロングボードなら乗れるようになっています。
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サイズが小さいのでアウトから反応する波はなく、インサイドでまとまる波はピークがワイドになってきました。

堤防の内側にあったレギュラーの地形は、雰囲気だけでほとんどリセットされてしまった様子ですね。。。
サイズが上がっても、まとまらないかも?しれません。

ガスト方面にも、ビギナーの方向けなピークがあるので、スモールコンディションが続いた場合、ショートボードは左に移動した方がいいと思います。
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潮が多い方が、波はまとまっていましたが、大して影響なさそうな地形でした。



【夷隅】
5日16時頃の状況です。潮は引きに向かいミドルタイドとなっていました。

狙い目となるタイミングでしたが、最近は地形が極端にインサイドに寄ってしまい、ミドルセクションにあったコンパクトなピークがどんどん狭くなり、なくなる寸前のようでした。
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急激に浅くなる地形から、他よりしっかりした波が立つポイントですが、今は地形がないので全く反応しませんね。。。
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今の状態でサイズが上がったとしても、カレントの影響を受けやすいのかもしれません。
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肩~頭以上のサイズになると、波がまとまらない可能性も。。。

胸前後のサイズで、天気が穏やかであれば、潮の少ない時間帯にチェックするのもありかも?と言ったレベルです。
写真は頑張ったので、マグレでブレイクした波を撮れましたが、この日は基本的にフラット寸前なコンディションでした。



以上が、2016年最初のポイント毎地形レポートになります。



さて、気になる水温ですが、サーフエリアで12~13℃くらいです。
この時期にしては、まだ温かいのかと思います。

火曜日(1/5)の時点までは外気も暖かく、グローブなしなど軽装でもやれていましたが、天候は冬型に向かうようなので、フル装備の準備が必要そうです。
ただ、すぐ沖には16℃の潮があるので、潮流や風向き次第では、意外や温かく感じる時が有るかもしれませんが。。。


また、この先ですが、波にも冬型の天気が影響しそうです。
強いウネリが届くような予報もなく、平均:腰・腹セットで胸サイズの予想です。
北風のサイドオンショアが吹いてしまえば、バタバタした力の弱い乗り心地の波質となってしまい、西風でメンツルでもサイズはダウンする事を想定しておいた方がよさそうです。。。

このエリアでは、東浪見から北側がメインになるのかと。
安定した冬型になれば、朝や夕方の時間帯で風が弱いパターンが多いです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

それでは、また来週(木or金)レポートします。

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