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一宮エリア

2016-01-21 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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先週(1/14更新後)も朝の早い時間帯は、北風が強く吹きましたが、日中になると穏やかな天気になることが多く、スモールコンディションが続いたものの、腹~胸くらいで十分遊べるだけの波は届いていました。
そんな中、土曜日(1/16)には肩近い波もあって、かなりファンなコンディションだったと思います。

しかし、今週(1/18週)に入りいきなりの暴風大波。。。
早速低気圧の被害が出てしまい、クローズする結果となってしまいました。

しかし、火曜日(1/19)になると、西風が強く吹いてはいましたが、そのおかげで波は落ち着いて、ちょうどいいサイズに。
フェイスにも、たいして影響することなく、太東・夷隅以外は、オーバーヘッドサイズの形のいい波ばかりでしたよ!
志田では、朝からチューブセッションになっていました。



それでは、早速各ポイント毎の地形・近況に行きます!


【一宮】
火曜日1/19の11時半頃、潮は満タンとなる時間帯の様子から地形をレポートします。
全体的に、目立ったカレントはなく、地形が荒らされた感じはありませんでした。

日曜日(1/17)に通過した低気圧の影響で、肩~頭サイズの波が残っていて、このサイズになると、沖の遠浅な地形に反応して、アウトがメインとなったコンディションになるようです。
これまでは、海が穏やかな状態が続いていて、ミドルエリアにたまっていた砂も、手前に寄って小波用の地形になっていましたが、沖がメインとなるサイズになると、中間のセクションでのブレイクがもたついているような印象でした。
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比較すると、左側半分の方が深い雰囲気があるものの、堤防から内側に地形がまとまっていて、右側半分は、アウトまで地形がありながらも、ピークがワイドな様子でした。
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全体的に、インサイドにも形になる地形はあるので、この先、波が下がっても、手前でまとまる波を探せば、練習できそうです。
サイズが下がるにつれ、潮が多いほどボヨりが出そうですよ。



【サンライズ】
1/19火曜日12時半頃の地形レポートです。
クローズコンディションにまでなっていましたが、いつもの時化後とは違い、カレントが弱く、地形はそのまま残っていました。
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サイズが上がったことで、アウトから反応し、形よくブレイクしていましたが、ここの地形も小波用となっていたので、中間のセクションでは、地形が中途半端で、ショルダーが厚くなりがちのようです。
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これまで弱かった右側半分も、肩サイズになると、アウトから反応してピークが増えるようですね。
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多少カレントができていたので、地形が変化すれば、サイズが落ちても、これまでより乗れるピークができそうな様子はありました。
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一宮と同様に、比べると左側の方が深い印象はありますが、地形は手前にまとまっていて、波が下がっても、どちらかと言うと、こちらの方がしっかりした波になりそうな地形です。
潮が引きに向かう最中や、上げ始めのチェックが無難そうですね。



【東浪見】
火曜日1/19の13時頃の様子から地形を判断します。
ここもクローズしたような雰囲気はなく、整ったコンディションで、地形も崩された様子はありませんでした。
右側の地形も、そのままの状態です。
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サイズのわりに、堤防横での反応が悪く、ミドルエリアでまとまるレギュラーは、ピークがワイドで、インサイドに近づくほど、ショルダーが短くなってしまいます。
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サイズが下がってしまうと、乗れる範囲がより狭くなってしまいそうです。
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しかし、左側半分の地形が良くなってきました。
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秋のようなアウトのみの地形から、ミドルエリアでもウネリが形になる地形となり、最近は、中央付近のインサイドまで一定に平らになってきました。
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スモールコンディションでは、ハッキリした形にならないものの、この日のような肩以上サイズがある日は、ピークを選べるようになってきています。
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サイズが落ちた場合は、上げ始めからや引きに向かう最中のミドルタイドが、狙い目の基準になると思います。



【志田】
火曜日1/19、14時頃の状況からの地形レポートです。
ここもクローズした影響は残らず、地形の崩れもありませんでした。

変わらず、ミドル~インサイドにまとまって、小波から頭サイズまで対応できる、いい状態の地形をキープしています。
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やはりカレントが弱く、クリーンなコンディションとなり、この日も、他のポイントよりもパワーのある、しっかりした波が立っていました。
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前回(1/14更新)と変わらず、左寄りには、沖に出すカレントの深みが残っているので、ここのミドル~インサイドは、ボヨつきやすく、ショルダーが張らない波になってしまいますね。。。
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メインは、中央~右側となり、最近は胸以上のサイズになると、右奥のレギュラーに人気が出ていましたね。
地形が良く、そこまで潮のタイミングに縛られる事もなさそうですが、上げに向かうタイミングで良くなることが多いです。



【太東】
1/19火曜日14時半頃の様子からの地形ジャッジになります。
サイズが上がり、ビギナーの方にとっても、久しぶりの太東の出番となっていました。
しかし、ここも前回(1/14更新)と大きく変化している地形は、ありませんでしたね。。。

堤防横の反応がイマイチ悪く、去年のように、ハッキリとした形にはブレイクしません。
ワイド気味なピークに加え、乗り心地の弱い波質になっていて、手前のブレイクは速くなっていました。
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先週(1/11週)までの凪のせいで、全体的に地形がインサイドに寄って、平らになったのが影響しているようです。
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最低でも腹~胸はないと、距離の乗れる波は、望めそうにないです。。。
更に、カレントがないので、この先地形が良くなる雰囲気もなく、今の状態が、まだマシなのかもしれませんね。
ここを狙うのなら、ウネリが残っているうちに限られそうです。
上げ始めからのチェックが無難ですが、潮が止まる時間を避ければ、そこまで潮の影響はなさそうでした。



【夷隅】
火曜日1/19、15時半頃の様子から地形をレポートします。
先週(1/11週)までの凪の影響で、地形はインサイドがメインとなった状態です。

サイズは、肩前後程で特別デカイ訳でもありませんでしたが、地形がハッキリしない為、中央で三角に反応するピークが無く、テトラの脇から出るカレントに反応してできるピークは、ヨレが入りフェイスの様子も悪かったです。
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まだ潮が満タンに近い時間帯だったので、波が厚い印象でしたが、潮が引いても、カレントが強くなる傾向なので、ウネリがバラけてしまいそうです。
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サイズが落ちて、腹~胸くらいの整ったショアブレイクくらいしか、希望はないのかもしれませんね。。。
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風の関係を気にしすぎてここに執着せず、他の地形がいいポイントをあたった方が良さそうですよ!?



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温です。
先週(1/11週)と変わらず10~13℃くらいです。

フル装備の準備は間違いないと思いますが、例年よりは高めな状態ではあるので、外よりも、水の中の方が温かい場合は、グローブよりヘッドキャップの方が優先されるかもしれません。
参考にして下さい。


さて、この先ですが、低気圧が通過してからは、西風が続いているので、波は日に日に下がる一方のようです。
しかし、水曜日(1/20)の時点でも、風が吹いた割には胸前後の遊べるサイズが残っているので、いきなりフラットになるような事は、ないのかもしれません。

今回のレポートよりも、スケールの小さい波が予想されますが、どうにか週末(1/23、1/24)まで波は残りそうです。

ただ、土曜日1/23には、再び天気が崩れる予報なので、低気圧が通った場合は、サイズ次第で先日の月曜日(1/18)のコンディションが繰り返えされるかも。。。
そう考えると、日曜日(1/24)が狙い目になる可能性が大ですが。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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