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一宮エリア

2016-01-29 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(1/20)後も、胸前後のサイズをキープしていたので、十分楽しめるコンディションとなっていました。

予想されていた低気圧は、予報より1日遅れて通過し、前の週のように発達することはなかったようですが、日曜日(1/24)には、オーバーヘッドまで波が上がり、オフショアながらも風が強く吹いたので、ビギナーの方にとっては、辛い結果となってしまいました。

ただ、朝イチに限り風が弱く、中級以上のサーファーには、楽しめていたのかと。

今週(1/25週)に入ってからは、風が弱くなり、胸~肩ファンなコンディションが続いています!


それでは、早速各ポイント毎の地形概況をお届けします!



【一宮】
1/26火曜日の14時半頃の様子から地形をジャッジします。
潮は上げに向かいミドルタイドに差し掛かる時間帯でした。

肩以上になるとワイドに反応するものの、前回(1/20更新)と変わらないピークを保ちつつ、地形が全体的にミドル~インサイドのエリアにも一定に砂がたまり、アウトから手前まで形よく繋がる波になっていました。
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今年に入ってから安定した地形をキープして、腰・腹から頭サイズまで対応できている様子ですね。
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この時のように、潮が上げに向かうタイミングは、フェイスが厚い印象がありますが、ウネリはまとまり、形のいいブレイクになるようです。
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最近は、中央の堤防周辺にも地形ができてきたので、カレントに注意すれば、人の少ないピークが見つかるかもしれませんよ!
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左側のエリアも、広範囲に反応するようになっています。

やはりこのエリアの基準になるポイントだと思いますので、ここのコンディションと比較してポイントセレクトするのが良いと思います。
そんな感じの無難な地形です。



【サンライズ】
火曜日1/26、15時半頃の地形レポートです。

相変わらず一宮と同様に、左側の地形が抜群な安定感を保ち人気ですね。
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ここもアウトの遠浅な雰囲気はなくなり、頭サイズでも、まとまったピークが出現していました。
やはりミドル~インサイドセクションの地形がまとまり、少しずつボヨりも解消されていますね。
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潮が上げに向かい、ミドルタイドを越えてくると、フェイスの厚い印象になっていたので、引きに向かうタイミングから、上げ始めに狙うのが無難な地形の雰囲気がありました。
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肩サイズになってくると、中央や右側にもピークができて、広範囲に反応するようです。

ここは、腹~胸以下のサイズになると、頼りない波質になってしまいそうでした。



【東浪見】
1/26火曜日の16時頃の状況から地形を判断します。
ここも大きな地形の変化はありませんでしたが、比較すると他のポイントよりも若干深い印象なので、上げに向かう潮では、満タンに近い時間帯は外し、引きに向かうタイミングを狙った方がいいかもしれません。

胸サイズになると、中央から右側でも反応はするものの、インサイドに近づくにつれショルダーが短くなる地形は変わらずで、やはり肩以上サイズを求めるか、潮の少ない時間帯を狙うなど、条件付きになってしまいそうです。
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ビギナーの方にとっては、右奥のレギュラーがちょうどいい波なのかもしれません。
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ここも左側半分がメインになっていて、ピークは限られていましたが、形よくブレイクしていました。
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人数も、他のポイントより少ない日が多いので、少し妥協すれば、こちらの方が空いている分楽しめる可能性はあります。



【志田】
ここからは、1/27水曜日の地形レポートとなります。ここの時刻は13時頃、潮が引きいっぱいで止まっている時間帯でした。
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地形はファンな状態を保っていますが、前回よりも手前に砂がたまり、全体的に一定に平らになった感じがあります。
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この時のように潮が少ないタイミングでは、ピークがワイドに反応して素早いブレイクが多くなってしまうようなので、潮が上げに向かい始めた方が、ウネリにボリュームが増して乗りやすい波質になると思います。
そして、形もコンパクトになる傾向です。
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中央左寄りにカレントの通り道があって、この周辺は複雑な波ではありますが、全体がダンパーになっても、単品のピークができていました。
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ここは、腰腹~オーバーヘッドサイズまでが、許容範囲となりそうな地形の雰囲気です。



【太東】
水曜日1/27の13時半頃の様子から地形をレポートします。。
いつも通り、他のポイントよりサイズが小さい状態が続いていますが、今週(1/25W)に入ってからは、東よりのウネリとなっているので、ロングボード用ながらも、十分サーフィンできる波がきていました。
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この時は、上げ始めに差し掛かる時間帯で、未だ潮が少ない状態でしたが、腰~腹・胸サイズの波に対しては、ちょうどいいタイミングだったかもしれませんね。
このサイズがあれば、堤防ラインでピークができて、距離の乗れる波になっていました。
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地形は、ここも基本的にミドル~インサイドエリアに砂が寄った雰囲気があり、インサイドではワイドな反応の仕方になっているので、サイズが落ちたり、インサイドがメインになってしまうと、素早い波になってしまいそうです。

潮満タンの時間帯は避けた方がいいと思います。


【夷隅】夷隅です。
1/27水曜日、14時頃のチェックです。
上げ始めの時間帯で、潮が少ない状態なので、狙い目になるはずのタイミングではありましたが、最近は、他のポイントよりも、波数の少ない雰囲気があり、海も穏やかな日が続いているので、地形が全体的にインサイドにまとまって、手前でワイドにブレイクする波が目立っていました。
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しかし、胸以上の波が届くと、ピークが狭くなってはいましたが、ミドルエリアから乗ることができて、コンパクトな形に反応していました。
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いつも通り、潮の引きに向かうタイミングが無難ではありますが、最近は、上げ始めの短い時間帯に限られながらも、ウネリがまとまって、多少ボリュームアップしていた印象です。
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このエリアの中で比較しても、やはり波数が少なく、乗れる距離も短いので、あまり人気はありませんが、他のポイントが混雑していた場合は、サイズと風向きが合っていれば、チェックしてみてもいいかもしれませんね。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温です。
変わらず11~13℃の間で、大して上下していません。
まだMAXの冷たさにはなっていませんが、フル装備の準備は間違いないと思いますよ。


さて、この先の波は、このまま遊べるサイズをキープしてくれそうですが、29日には久しぶりのオンショア北東予報となっているので、これまでのファンな雰囲気はガラッと変わってしまいそうですね。
前線が影響すれば、北東の風が強くなる事も予想されます。

通過後、あっさり季節風に戻れば、再び狙えるかもしませんが、今週末(1/30・31)は、あまり期待できそうにないですね。
来週(2/1W)も、曇りがちな天気になっているので、もしかすると、このエリアの賞味期限も切れしまうのではないでしょうか?。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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