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一宮エリア

2016-02-04 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回更新(1/28)した日までは、天気が穏やかで風も弱く、波は小さいながらも十分遊べるコンディションとなっていましたが、29日(金)の朝から、強い北東の風が吹き始めた為に、このエリアはジャンクな週末となってしまいました。

風をかわせるポイントもありましたが、オーバーヘッドサイズのドルフィンに加え、天気の悪さから、寒さの方が勝っていた様子が伝わってきました。。。

今週(2/1週)に入ってからは、サイズが落ちてしまい、海は北~北東の風の余韻が残っています。
まとまらない風波コンディションが続いていますね。。。


それでは、早速各ポイント毎の地形概況をお届けします!



【一宮】
2/2火曜日13時頃の様子から地形をレポートします。
全体的には、ミドル~インサイドに砂が寄っていて、小波にも対応できる地形になっています。
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このポイントでは、左側の堤防の内側にあるピークが安定して残っていますが、週末(1/30・31)の時化によって、インサイドのカレントが強まり、波が腹以下から小さくなるにつれ、手前の深みで反応が悪くなり、波のブレイクする範囲が狭くなってしまうようです。。。
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右側半分は、これまでのアウトの地形がハッキリしなくなり、手前がメインになるスモールサイズになると、地形が複雑で、波がまとまらない様子でした。
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胸~肩サイズになると、ピークがアウトになると思いますが、これまでの形のいいブレイクは、期待できそうにありません。。。
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スムーズに繋がらない波が予想されます。
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潮が少なくなるほど、波がバラけてしまう雰囲気なので、上げに向かうタイミングや引き始めに狙うのが無難そうです。



【サンライズ】
火曜日2/2の14時頃の状況から地形を判断します。。
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ここの地形もミドル~インサイドエリアがメインとなっているので、腹前後の小波に対しても、いくつかピークはできていましたが、逆に言うと、小波では複雑な地形に反応して、スケールの小さいピークが増えた印象です。
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左側の地形は、安定していて人気がありますが、全体的にはサイズがないと形は良くならないのかもしれませんね。
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時化の影響はなく、目立ったカレントもありませんが、所々深みがあるので、ショルダーの消えてしまう波に騙されないように。
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腰~腹サイズの場合は、満タンに近い時間帯を避けた方が良さそうです。



【東浪見】
2/2火曜日の15時頃の地形レポートとなります。
ここも時化で荒らされた雰囲気はありませんでしたが、腰腹サイズの小波には向いていないようです。
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左側の堤防周辺を除くと、全体的にインサイドには砂がたまってはいますが、ミドルセクションがサイズ対して深くなっているので、アウトのピークから乗ってもショルダーが張らずに、ダラダラとしたブレイクが目立っていました。
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ここも地形に対してサイズが足りていない感じがあり、スムーズに繋がる波は少ないですね。
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この時のように、潮が少ないタイミングでは、波がバラけてアウトのみの複雑な素早いブレイクとなってしまう傾向です。
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ここは、サイズが上がるまでスルーしてもいいのかと思いますが、ビギナーの方には、安心して練習できる波かもしれませんよ。



【志田】
ここからは、昨日2/3水曜日の地形チェックとなります。時刻は15時頃でした。
変わらず基本的に、インサイドに集中して砂がたまっていている状態で、急激に浅くなる所があるので、イマイチまとまりづらい地形なのかもしれません。
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中央の左側にあったカレントの深みも、前回より目立たなくなり、全体的にアウト寄りにも地形ができてきた様子だとは思います。
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この時のように、引きに向かうタイミングでは波がバラけて、かなり複雑なブレイクになっていましたよ。
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狙うのなら、上げ始めからが無難そうですが、スモールコンディションの場合は、オンショアが少しでも吹いてたら、スルーしてもよさそうな地形でした。



【太東】
2/3水曜日15時半頃の様子から地形をレポートします。。
大きな変化はありませんでしたが、前回よりも全体的に砂がたまっているような様子でした。
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週末(1/30・31)の時化後からは、ビーチに沿って流れるインサイドカレントが多少強まり、堤防の横まで沖に出ているので、前回のような小波用の地形が、再びできるかもしれませんね。
今の状態だとサイズが上がった場合は、波がまとまらない雰囲気があります。
潮が少ない時間帯なら、腰サイズでも堤防付近にピークができるので、浮力のあるボードなら遊べるかもしれませんよ。



【夷隅】
昨日の水曜日2/3の16時頃の状況です。
ここが一番何も変わっていません。
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インサイドにまとまった地形で、ミドルエリアのピークになる地形は、雰囲気はありながらも、腰~腹サイズではブレイクすることもなく、完全に、手前がメインとなったショアブレイク狙いになりそうです。
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他のポイントと比べても、波数が少なく、乗れる距離も短いので、まとまったウネリが届くまでは、あまりオススメしません。。。
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ただ、この時は潮が少ないタイミングでしたが、ボヨついたり、特に深い印象はなかったので、胸以上のサイズになれば、遊べるようになるかもしれませんよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、最近は9~11℃くらいまで下がり、沖の温かい潮も退いてしまいました。。。
たとえ天気が穏やかでも、そんな事は関係なく完全にフル装備ですね。


今後の波も今のところは、特にサイズが上がる様子はなく、風も北風が多く、基本オンショアとなってしまいそうです。
今週(2/1週)に入ってからは、沖もゴチャゴチャした状態が続き、サーフエリアもまとまりのない波になっています。

先週のような、ファンなコンディションにはならないのかもしれません。
オフショアでフェイスが整っても、サイズが下がる可能性が高いのでは?

週の変わり目で雨か雪予報があるので、低気圧が通過すれば天候が荒れても、ウネリは届きそうですが。。。
クローズしてしまうす事を想定しても良さそうですね。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週レポートします。

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