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故・ブロック・リトルへのメッセージ

2016-02-20 更新
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1月下旬に自身のInstagramでガンを告白したハワイを代表するビッグウェーバーのブロック・リトルが現地時間2月18日の木曜日、48歳にして帰らぬ人に...。
この訃報はInstagramによってすぐに広がり、ケリー・スレーターを始め、ミック・ファニング、テイラー・ノックスなど多くのサーファーがメッセージをポスト。

今回はそのいくつかを紹介します。

■ケリー・スレーター
彼は自分にとって英雄だった。
大好きだったあなたが亡くなって本当に悲しい。
ブロックは少し前に家族と友人の前で静かに逝ってしまった...。

■ジョン・ジョン・フローレンス
この写真(最上部)が彼から一番インスパイアされた一枚。
私達兄弟は彼を見て育ったんだ。
全ての世代のサーファーが彼の偉大な功績を見てきたし、私達が何をするべきかという道を切り開いてきたサーファーだよ。
ブロックはビッグウェーブサーフィンの中で常に最も影響を与えたひとり。
彼を失ったことは本当に惜しまれる。
ご遺族に心から哀悼の意を表します。

■ミック・ファニング
たった今、ブロック・リトルの訃報を聞いた。
先週、私達は電話で人生や様々なことを話したばかりだったんだ。
ブロックは誠実で全てに置いて素直な人だった。
そんな彼の人格を尊敬していたよ。
海では怖いもの知らずで世界中のサーファーに影響を与えていた。
Love light and prayers to the Little Ohana.

■クラーク・リトル
(ブロックの弟でフォトグラファー)
彼は兄であると共にヒーローだった。
生涯、尊敬し続けていた人でもあった。
そんな彼が今日亡くなってしまったんだ。
Love you Brock.

■テイラー・ノックス
今日、私達は真のウォーターマンを失った...。
天に召されたブロック・リトルのことを多くの人が仰ぎ、彼のことを知る人達によって永遠に愛されることでしょう。
彼は私達’モーメンタム世代’にとって大きな影響を与えていた。
そのことを彼が知っていたら本望さ。

■ストライダー・ヴァシレフスキ
尊敬するブロックに感謝したい。
世界中で波をシェアし、全ての波に乗ったあなたは永遠の波に乗ることでしょう。

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(ケリー、トム・キャロルに囲まれる闘病中のブロック)

ブロックのサーフィン人生を語る上で欠かすことが出来ないのはワイメアの『The Quiksilver In Memory of Eddie Aikau』での活躍。
1986年、まだ19歳でファイナルに残り、クライド・アイカウ、マーク・フー、ケン・ブラッドショーというベテランを相手に4位という成績を残し、1990年には25-30ftレンジのワイメアでキオニ・ダウニングに続く2位。更にイベントで最も大きな波でワイプアウトをしたり、20ftのバレルに包まれたりと勇敢なチャージを披露しながらもリラックスしたアプローチでビッグウェーブに挑む姿で多くのギャラリーを魅了。
同じハワイアンのデリック・デルナーと共に’ベスト・ワイメア・ライダーズ’の称号を与えられた時期もあり、その他のビッグウェーブイベントでも注目される選手になっていました。

コンテストの他にもタヒチ、フィジー、南アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、ブラジル、モロッコ、アイスランド、アラスカ、ニカラグア、イースター島などカメラマンと共にサーフィン雑誌の企画で世界中をトリップ。
サーフムービー、サーフィン映画の出演も数多くこなし、充実したサーフィンライフを送っていました。

トッド・チェイサー、シェーン・ドリアンなど若い世代のハワイアンのビッグウェーバーに特に大きな影響を与え、サーフィンに人生を捧げていたブロック。
またひとり、偉大なヒーローがこの世を去ってしまいました...。

R.I.P. Brock Little

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images


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