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一宮エリア

2016-02-25 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回(2/18)の更新後は、波が小さい状態が続き、力の無い波質となっていました。
しかし、北よりの風が朝から強めに吹いていた日でも、昼頃になると弱まり、コンディションが整うタイミングを狙って、何だかんだで練習はできていましたね。

また、水温が温かく、例年よりは寒さも軽減されていた1Wだったと思います。

そして、週末には胸・肩~頭まで上がり、日曜日(2/21)の午前中だけですが、風が弱く整ったコンディションで賑わっていました。

しかし、月曜日(2/22)からは、またもや北~北東のオンショアとなってしまい、まとまらない状態が続いています。。。


そんな1週間でしたが、直近の各ポイント毎の地形概況をお届けします!



【一宮】
2/24水曜日の11時半頃の様子から地形を判断します。
潮は一番少ないタイミングでした。

前回(2/18更新)と大きな地形の変化はありませんが、サイズが上がったことで、アウトがメインになり全体的にカレントがあるので、この先波が落ち着くと、前回(2/18更新)とは少し違った地形になりそうです。
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取り合えずこのチェックの時の地形は、肩~頭サイズになると、アウトがメインとなり、オーバーヘッドサイズになると、ピークがワイドに反応してトロ早いブレイクが目立っていました。
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この様な状況の時は、現段階だと左側の堤防横にあるコンパクトな地形がオススメかと。
地形的には、腹・胸~肩・頭サイズ用の地形のようで、ミドルエリアでまとまるサイズがベストだと思います。
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潮が満タンに近い時間帯は、極端にショルダーが厚くなってしまい、潮が少ないとカレントが目立ち、波とブレイクがまとまらない印象でしたので、特にオンショアの場合は、ミドルタイドが基準になりそうです。
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中央の堤防周辺はカレントが強い為に地形が荒らされてしまいそうです。。。



【サンライズ】
水曜日2/24の12時頃の地形チェックです。。

ここも頭~オーバーヘッドのサイズでアウトがメインになり、潮が少ないので、沖が遠くピークがワイドに反応していました。
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近頃は右側の反応が良くなってきました。

いつも通り、中央から沖に出るカレントが強く、この周辺は、ブレイクも波質も不安定です。
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全体的に、潮が多くなければアウトの深い印象もありませんが、むしろコンパクトな雰囲気がなく、ピークが定まっていない感があるので、ミドルタイドを基準にしてウネリのまとまるタイミングが狙い目です。
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上げに向かう方が、ボヨついても、まとまると思います。

手前には、小波用の地形がなく、サイズが下がると、波質が落ちてしまうのかもしれませんね。。。
胸~肩・頭サイズが一番形になりそうな地形でした。



【東浪見】
2/24水曜日12時半頃の地形レポートとなります。
上げ始めた頃でしたが、未だ潮が少ないので、所々沖に出るカレントが強くなっていました。

地形は前回(2/18更新)よりアウトになった雰囲気があり、肩以上のサイズになると、アウトでの反応がよく、ピークから力強いブレイクになっていました。
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この時のような、潮が少ないタイミングでは、繋がった早いブレイクになる傾向のようです。
その上、サイズが落ち着いても、やはりワイド気味なピークが予想されますので、ここも、上げに向かう最中や、引き始めのある程度潮がある時間帯の方が狙えそうな地形です。
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中央は、サンライズと同じくカレントが強く、複雑な波になっているので、オススメできませんが、

先週(2/15週)よりも、右側のエリアで、ミドルからアウトを中心に、砂が動いた雰囲気があり、少しずつ広範囲に波が反応するようになりました。
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こちらは、波が下がった場合は、潮が少ない方が形になると思いますよ。



【志田】
水曜日2/24、13時頃の様子から地形をレポートします。

ここもサイズが上がったことで、カレントが目立ち、手前の砂が減って、アウトに出たような様子でした。
ですので、アウトまで平らな地形となっていて、沖での素早く力のあるブレイクが際立っていました。

このエリアの中で、カレントが影響しやすいポイントなので、まだまだ地形が変化しそうです。
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ここも、中央からのカレントが強く、このミドルからインサイドは深みとなって、ボヨつきが気になりそうですが、アウトには単独のピークができています。

左右の堤防周辺は、海が落ち着けば、カレントが弱まり、少しずつ形になる地形ができるのかと思います。
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ここでやるなら、確実に潮が上げに向かう最中を狙った方が良さそうです。



【太東】
水曜日2/24、14時頃の様子から地形をジャッジします。
ここは他のポイントよりも、サイズが小さく、荒らされた様子もないので、地形は、前回(2/18更新)と大きな変化がありません。
潮が上げに向かう最中で、まだ少なめでしたが、ミドルタイドに近づき、徐々に波がまとまり始めていました。

レギュラーの地形は健在なので、腹前後のサイズあれば、堤防脇にピークができて、アウトから距離が乗れるようです。
しかし、前回(2/18更新)同様に、広範囲に砂がたまり、アウトでの反応がワイドな印象なので、オンショアでは形にならないのかもしれません。
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堤防に近いピークほど、ショルダーが切れてる傾向ですが、潮が増えると一気に波数が減るので、腰~腹サイズの場合は、ミドルタイド以下が狙い目となる地形だと思います。



【夷隅】
2/24水曜日の14時半頃に地形を見てきました。
肩~オーバーヘッドサイズなので、アウトでのハードなコンディションを予想していましたが、ここは意外や、ミドル~インサイドの地形のままのようです。。。

オーバーヘッドサイズになると、沖が封鎖されていましたが、肩~頭くらいでは、ミドルエリアでまとまってピークになっていました。
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アウトが深めな分、ミドルエリアでカレントの影響を受け、ダブルアップする力強い反応の仕方が印象でした。
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地形に形はなく、ショルダーが開いて、素早いブレイクとなっていましたので、ここを狙うなら、胸~肩位の方が形になりそうな地形だと思います。
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潮はミドルタイドから、少ないタイミングの方がベストになりそうです。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


そして、水温は、例年より温かい状態をキープしていましたが、ピークは過ぎてしまい、サーフエリアは10~12℃。
月曜日2/22から吹き続く、北風の影響を含めると、この先も徐々に下がっていく傾向かもしれません。

今回の更新期間は、外気も冬予報なので、フル装備の準備は避けれないと思いますよ。


最後に、この先ですが、波に関しては、今のところ特にまとまったウネリが届く様子はなさそうです。

しかし、木曜日2/25の時点でこのエリアは、太東を残し、クローズ寸前のコンディションになっているので、このウネリの残り具合が、今週末(2/27・28)の鍵となるのでは?

何れにせよ、この先のポイントやタイミング選びは、風次第になりそうです。

また、今の時化で、地形の変化も予想されるので、時化後はオフショアの場合でも、ややまとまらない波になる可能性も。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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