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一宮エリア

2016-03-10 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

DSC_0045


前回の更新(3/4)後、前半はスモールコンディションながら風が弱いタイミングはあり、なんとか練習できていました。

そして、日曜日(3/6)からは、少しずつサイズが上がり始め、この日は整ったファンな印象だったと思います。

更に火曜日(3/8)は、夕方に限りオフショアとなり、志田周辺ではチューブまじりのセッションとなっているピークがいくつかありましたよ。

ただ翌水曜日(3/9)には、北東ビュービューの時化模様、このエリアは全体的にクローズコンディションとなり、カレントの影響で地形に変化がありそうです。


それでは、直近の各ポイント毎の地形概況をお届けします!


【一宮】
水曜日3/9の11時半頃の様子から地形をジャッジします。
一番潮が少ないタイミングです。
春の潮に変わって、最近は冬の頃の深い印象がなくなりました。
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今年は、比較的波の小さい日が続いていますので、砂が手前に集まっていたので、頭以上のサイズになると、この時のような潮のタイミングでは、アウトに辿り着くのも大変そうです。。。
_2
各堤防から沖に出るカレントが強くなっているので、各堤防付近は、アウトに砂がたまりピークができそうでした。
_3
波が落ち着いたら、距離の乗れる地形にはなりそうで、特に、右側の堤防アウトにあるレギュラーの地形が気になるところです。
ただ、完全に落ち着くまでは、波のまとまらないセクションも増えてしまうかと。。。



【サンライズ】
3/9水曜日の12時頃の様子から地形を判断します。
ここも冬の間は安定した地形があり、距離の乗れる地形が残っていた分、一宮と同じく潮の少ないタイミングでは、アウトが遠くなってしまいそうです。。。
夏の終わりにビーチがなくなったので尚更ですかね。
_1
この日(3/9)からは、北東の風が一気に強くなったので、波があがり中央から出るカレントは川のようでしたが、時化後は、もしかしたら、この周辺に新しいピークができるかもしれませんね。
_2
やはりカレントの影響で、全体的にミドルエリアが深くなってしまいそうな様子もありますが。。。
_3
ウネリが落ち着いてからも、距離の乗れる地形は残りそうですが、やはり始めの頃は、まとまりのない複雑な波になってしまうのではないでしょうか。



【東浪見】
水曜日3/9の12時半頃の地形レポートとなります。
潮の少ない時間帯という事で、ここもアウトまで遠浅な印象になっていました。
_1
いつも通り、中央周辺にあるカレントが目立っていましたが、長い間右側半分は、ミドル~インサイドエリアの地形がイマイチな状態でしたので、リセットされた方が、復活する可能性はあるかもしれませんね。
_2
左側半分も、ピークはアウトから反応していましたが、他の場所と比べると、地形は意外や手前にまとまっているので、ヒットする波は、パワーのあるブレイクになっていました。
_3
波が落ち着く頃に、チェックする価値は充分ありそうです。



【志田】
3/9水曜日13時半頃の様子から地形をジャッジします。
潮は上げに向かい、ミドルタイドに差し掛かる頃でした。
潮の少ないタイミングよりは、多少は波が形になっていましたが、風が強く、ここもアウトから反応していました。
_1
ここは遠浅と言うよりも、カレントが強く、全くまとまりのない波でしたが、メインとなる地形は、他のポイントよりも手前におさまっていました。
_2
波質も力がありそうですね。
_3
時化後は、堤防横も狙いどころですが、いつも通り中央周辺にできるカレントが、特に目立っていたので、複雑な地形になる可能性が高めで、新しい地形に期待したいです。



【太東】
水曜日3/9の14時頃の様子から地形をレポートします。
最近は小波に対しても十分な地形をキープしていましたよ。
潮が少ないとは言え、前回より砂がたまっている雰囲気がありますね。
_1
堤防横の地形が広がり、ワイドな反応の仕方になっていましたが、北東の時化の場合は、最終的にここのポイントに砂が流れ着くので、まだまだ地形は変化すると思います。
インサイドのカレントが強くなっていたので、堤防横の地形がレベルアップする可能性もありそうです。

このエリアの波が落ち着かなかった場合は、太東の出番が増えると思いますが、ピークが狭く、限られてしまうので、混雑は必至かもしれません。
潮が上げに向かい、まとまる頃を狙うのが良さそうでした。



【夷隅】
3/9水曜日14時半頃のチェックです。
クローズコンディションとなっていて、カレントが強くガタガタです。
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サイズがありすぎて、地形と言うより、カレントに反応していたので、全く地形ジャッジになりませんでした。。。
_2
確実に頭前後までサイズが落ち着かないと、狙えそうにありません。
_3
No.3は、周りよりも深い雰囲気があり、反応が悪く波数も少なめ。

全体的には、胸~肩セット頭くらいのコンディションが、一番楽しめそうな様子ではありますが、カレントが強いので、時化後すぐに地形がまとまる感じは無さそうです。
海が落ち着いてからも、焦ってサイズを重視してしまうと、まとまらないコンディションに当たってしまうかもしれませんよ~。

カンペキなオフショアになることも少ないので、特にここに拘る必要は無さそうです。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、火曜日(3/8)の時点で12~13℃程。
春の陽気だったので、グローブが無くても問題はありませんでしたが、週末(3/13)までは、気温が低い予報となっているうえ、北東の強風の影響がでれば、水温も下がっしまう可能性がありそうです。
このエリアは、まだフル装備の準備から、抜け出せそうにないですね。。。


また、この先ですが、久しぶりの北東の時化となったので、波の方は天気次第で期待できる日がありそうです。
時化の要因となった低気圧は、小さいながらも、沖を北よりに通過するとの事ですので、そこそこのウネリが残るのでは?

海が落ち着けば、複雑な地形になったとしても、波が形になるポイントはありそうです。

春の潮になってきたので、肩以上のサイズが残った場合は、潮の満タンに近いタイミングが、逆に貴重な狙い目になるかもしれません。

風向き次第なポイント選びにはなりそうですが、週末(3/13)まで波は残ると思いますよ!


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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