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一宮エリア

2016-03-17 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(3/10)後も、引き続き北~北東の風が吹き、コンディションは最悪な状態となってしまい、閑散としていましたね。。。
予報よりも時化が長引いてしまいましたが、ウネリ自体はさほどではなく、風の影響が大きかっただけの印象です。

ただ、最後の低気圧が発達したおかげで、胸~肩・頭くらいのウネリが残り、水曜日16日には風が弱まったので、コンディションが整い始め、翌木曜日17日の時点では、オフショアの面ツル胸~肩ファンな様子になっています。
しかし、長続きした時化に荒らされた地形の影響で、癖のある波が目立っていますが。。。

という事で、気になる地形は?
それでは、直近の各ポイント毎の地形概況をお届けします!



【一宮】
3/16水曜日13時頃の様子から、地形をレポートします。
潮は、引きに向かいミドルタイドとなるタイミングです。
左側の堤防とファミマの地形が安定していましたが、全体的には、まだまとまりのない雰囲気です。
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広範囲で反応が良くなりましたが、それでもショルダーが途切れる波が多く、フェイスの張っている波は、トロ早いブレイクになっていました。
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地形には、意外なことに大きな変化はありませんでしたが、全体的に手前の地形が荒らされてしまい、サイズが落ちて、ミドル~インサイドがメインとなるコンディションでは、狙い目が、堤防近くに限られてしまいそうです。
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カレントが強くなっていたので、アウトに出た地形もありますが、範囲が狭くミドルエリアの地形と繋がっていないので、スムーズに距離の乗れる波は少ない印象でした。
_4
地形が落ち着くまでは、満タン~ミドルタイドのタイミングが無難な狙い目かもしれませんね。
ウネリがはっきりしていないと、上げに向かうタイミングでは、ボヨつきそうな雰囲気の地形です。



【サンライズ】
水曜日3/16の13時半頃の地形ジャッジです。
ミドルタイド以下の時間でも、一宮と比べると、多少潮が残っている雰囲気になっていました。
ここは時化中のカレントの影響で、手前の地形がなくなってしまいましたね。。。
_1
全体的に、インサイドのショアブレイクゾーンは、寸前が深くなり、アウトから繋がる地形はありませんでした。
少しずつビーチに砂がたまり始め、ドン深と極浅の地形が交じり、まとまりもありません。
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ミドルからアウトに、新しいピークが出来たワケでもなく、むしろ前回更新(3/10)よりも、はっきりした地形がなくなっていて、波の反応も他のポイントと比べて悪くなった印象です。
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両堤防周辺と、中央のカレント周辺には、いつも通りのピークが残っていますが、地形的には、アウトのみの状態です。
潮の少ないタイミング限定で、アウトだけ遊べますが、手前の地形がまとまるまでは、様子見かもしれませんね。。。



【東浪見】
3/16水曜日、14時頃の様子から地形を判断します。
潮が少なく、アウトでの反応が良くなっていましたが、地形的には、インサイド~ミドルエリアにまとまっていました。
前回(3/10更新)までは、広範囲が深い印象となり、波の反応もイマイチとなっていましたが、全体的に雰囲気が変わり、この先は期待できるかもしれません。
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今のところは、ピークが増えたものの、場所が定まっていないので、地形にもまとまりがないのかもしれませんが。
_2
右側の堤防レギュラーは、変わらずミドルエリアが周りより深いので、ここでの反応は悪いですが、潮が少ないタイミングなら、繋がる波もちらほらあるので、復活の兆しはありそうですよ。
_3
ここは、潮が満タンの時間帯は避け、ミドルタイドを基準に狙うのが良いのかもしれません。



【志田】
3/16水曜日14時半頃の地形レポートとなります。
潮が引きいっぱい寸前となり、カレントが強まり、波のまとまりがなくなってしまいました。
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地形は、全体的に前回(3/10更新)よりも、アウトに出た様子ですが、他のポイントよりも、まだまだ浅い印象なので、このタイミングでは、パワーのある早いブレイクの波が多かったです。
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やはり、上げに向かうタイミングを狙った方がいいと思いますよ。
_3
海は落ち着いたので、地形がまとまれば、良くなりそうですが、北東の時化後で、右側の地形が荒らされてしまい、なかなか波がまとまりませんが、中央から左にもピークがあるので、十分そうです。
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【太東】
水曜日3/16の15時頃の状況から地形を判断します。
前回(3/10更新)までは、ちょうどいい地形があったので、小波に対しても形になる状態ではありましたが、北東の時化の影響で、砂が余計に集まってしまい、ピークが広くなったものの、その分ワイドなブレイクとなってしまいました。
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潮が増えれば、まとまりそうな様子ですが、ミドルエリアからインサイドには、カレントがあり、手前がボヨついてしまうかもしれません。
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相変わらず小波に対応できる地形をキープしてはいますが、練習用といった印象で、決して楽しめる地形ではないようです。
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それでも良ければ、ミドルタイドを基準にチェックするのが良さそうです。
ただし、潮が少なくなる程、波が弱くなっていました。。。



【夷隅】
水曜日3/16の16時頃のレポートです。
潮が一番引いているタイミングでしたが、ここは、特別潮が少ない雰囲気はありませんでした。
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アウトよりも、ミドルエリアの地形にヒットする波が多く、胸~肩サイズあり、タイミング的には、このくらいでちょうど良さそうです。
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しかし、今のところ全体的にカレントが目立っているので、インサイドのセクションがイマイチまとまらない状態です。
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また、ピークが狭く、混雑する可能性もありますが、No.4までコンパクトな地形はありましたよ。
北西や北風そよそよなら、チェックしてみる価値はありそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、北東の時化が影響し、冬に逆戻りしてしまいました。
サーフエリアでは10℃前後しかなく、気温が低ければドルフィン時に頭に激痛を感じるくらいですね。。。
ただ、今日3/17くらい陽気が暖かければ、水が冷たくてもグローブなしで問題なさそうです。
結論的には、一応念のためフル装備はお忘れなく。

また、この先ですが、まとまったウネリが届く感じは、今のところありませんね。
週末(3/19・20)には天気が崩れる予報となっていますが、前線と日本海の低気圧が影響し、南風の雰囲気なので、特別波が上がることはないのかもしれません。
水は冷たいですが、今のウネリが残っているうちにやった方が楽しめるのでは?
他の可能性としては、再び春の陽気が近づいているので、南海上にできる高気圧のウネリが届けば、水温が上がるきっかけともなり、ファンウェーブも望めるかもしれませんね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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