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一宮エリア

2016-03-24 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回(3/17更新)の気象庁予報は外れ、南どころかオンショアの時化状態が続き、このエリアはクローズ寸前の風波で、まとまらない状況でしたが、3連休(3/19~3/21)の前半は、オフショアが吹き、どうにか台無しだけは避けることはできました。

そして、月曜日(3/21)の夕方には落ち着き始め、翌3/22火曜日が一番良かった印象で、翌3/23水曜日の午前中まではキープしました。

しかし、午後からは、再び強い北東の風に変わり、このエリアは全域で残念な雰囲気になっています。。。



それでは、直近の各ポイント毎の地形概況をお届けします!


【一宮】
火曜日3/22の14時頃、潮が上げに向かうミドルタイドになる頃の地形レポートになります。
引きのタイミングと比べて、ボヨついた印象になりましたが、カレントが弱くなり、波の形はまとまったと思います。
最近の肩前後のサイズに対して、地形的にはこのタイミングの方がいいのかも知れませんね。
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前回(3/17更新)よりも、波の反応が良くなった感じはありますが、左右の堤防周辺にあった地形が、目立たなくなっていました。
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全体的に地形のスケールが大きくなり、ピークがハッキリ定まらなくなってしまった様です。
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メインが中央寄りになった感じで、アウトから距離の乗れる地形ではありますが、頭以上では、ピークからワイドに反応し、トロ早いブレイクになってしまう地形の様です。
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胸~肩くらいが形になるギリギリのサイズなのかもしれません。
インサイドに差し掛かるセクションは、多少深い雰囲気なので、サイズが下がったら、潮が満タンの時間帯は、避けた方がいいのかもしれませんね。



【サンライズ】
3/22火曜日14時半頃の様子から地形を判断します。
潮が多くなり、ボヨついた印象ではありましたが、一宮のようにアウトまで地形が広がり、頭サイズになると、ピークからワイドな反応のしかたになっていたので、このサイズに対しては、このタイミングの方がピークを定め易いのかもしれません。
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前回の更新時(3/17)は、地形のまとまりがなく、不安定な様子でしたが、最近はインサイドを除けば、左側の堤防周辺の地形も形になってきました。
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でも、右側の堤防横のレギュラーに地形が安定して人気です。
全体的に見ても、一宮よりピークが定まっている様子。
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しかし、ミドルエリアからインサイドにかけては、地形がまとまらず、カレントの影響もあり、不安定な反応のしかたなので、胸以下のサイズになると、雰囲気が一変してしまいそうな地形です。
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サイズが下がって落ち着いた場合は、引き始めのタイミングが良いかもしれませんね。



【東浪見】
火曜日3/22の15時頃。潮が満タン寸前となる頃でしたが、ここはボヨついた雰囲気はなく、カレントも目立たず、クリーンにまとまっていました。
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前回(3/17更新)と基本的な地形に変わりはありませんが、ピークがハッキリした印象です。
この日(3/22)のように、頭サイズあれば、中央周辺でもアウトをメインに狙えるピークができるようですが、やはりメインは左側半分となっています。
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しかし、地形のスケールが大きく、このサイズではワイドでパワーのある波質なので、中上級者仕様な様子でしたね。
胸~肩くらいが一般向けな、ファンな波になると思います。
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右側の地形は、前回(3/17更新)よりも、復活に近づいた雰囲気があり、未だ手前が深い印象はありますが、少しずつインサイドまで距離が乗れるようになってきたので、肩以上のサイズがあれば、ミドルタイドより潮の少ないタイミングで、狙える可能性がでてきました。
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ここは、波が下がったとしても、左側を中心に対応できる地形だと思います。



【志田】
ここからは、昨日水曜日3/23の地形レポートとなります。
ここの地形チェックは、13時半頃の上げ始めの頃で、潮の少ない状態でした。
地形は前回と変化なく、全体的にアウトでの反応はいいのですが、広範囲に砂がたまり、基本ピークがワイドになりやすくなっています。
肩以上のサイズになると、浅い地形に反応して、パワーのあるブレイクになるようです。
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メインとなる右側のレギュラーの地形も、インサイドにカレントが影響し、未だにアウト中心の地形となっていて、レギュラーの形にはなるものの、コンパクトな波を選ばないと、何もできない波に当たってしまうかもしれません。
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オンショアの場合は、完全にアウトだと思います。
前日(3/22)は胸~頭サイズのオフショアでしたが、左側や中央にもピークが多かったので、混雑する事はなさそうですよ。
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上げに向かうタイミングや、潮が多い時間帯が狙い目としては、一般向けかもしれません。



【太東】
3/23水曜日14時頃の地形チェックです。
潮が上げに向かい、この日のような腰前後のサイズでは、手前のセクションがボヨり始め、繋げにくくなっていました。
ここも地形は変わらずの状態です。
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このサイズでも、アウトでの反応は良いのですが、胸以上のサイズや、潮が少ないタイミングになると、沖のピークがワイドに反応してしまいそうな地形でした。
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やはり、インサイドの地形が形になりにくくなってはいますが、堤防横から距離の乗れる状態です。
腹~胸くらいが、一番スムーズに乗れるサイズかもしれません。
ミドルタイドを基準にチェックするのが、無難だと思います。



【夷隅】
水曜日3/23の14時半頃、潮が上げに向かい、ミドルタイドくらいでした。
前回(3/17更新)よりも、インサイドの浅さが気になる地形になりました。
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ミドルエリアから沖は、手前と比べて深い状態となり、ウネリがシフトして、形になろうとしても反応が悪く、カレントがきっかけでのピークになる波でした。
ウネリの入り方によっては、形のいい波もありますが、ほとんどの波が、フェイスがもたついて、手前でドッカン!といった様子。
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胸前後のサイズなら、走れる隙もありますが、肩以上のサイズの波は、トロ早いブレイクで、テイクオフのみになってしまいそうな地形です。
このタイミングでも、既にボヨつきが気になる感じはありますが、波はまとまって狙い易いのかもしれません。
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No.3から南側が、特に沖での反応が悪い事もあり、風向きやサイズの条件があった場合は、No.1・2の地形に人が集中しそうですので、充分ご注意下さい。
いつも通り、ミドルタイドより潮の少ないタイミングが無難な狙い目になりそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、12℃前後と、この時期にしては温かいと思います。
気温が暖かければ、グローブなしで問題ないですし、裸足の人もちらほら見かける様になりました。
しかし、天気が悪い予報なので、グローブまでの準備が間違いないかと。


また、この先ですが、波の方は、昨日3/23水曜日の時点で、既に弱まり始めていたので、今回の北東の風が週末にウネリを残してくれるチャンスかもしれませんね。
しかし、気温の低い日が続きそうなので、基本オンショアな雰囲気になるのでは?。。
そんな中、特に強く吹く予報でなければ、朝や夕方の風が弱まりやすい時間帯を狙えば、もしかするとラッキーが。。。

一宮~サンライズ等、左側の堤防の陰なら可能性があると思います。
ただし、堤防近辺(インサイドも含め)カレントには注意です!


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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