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一宮エリア

2016-03-31 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(3/24)後もオンショアが続き、更に外気温も低く、このエリアは残念なオーラが漂っていました。
しかしながら、小さな低気圧が頻繁に通過し、肩~オーバーヘッドサイズをキープしています。

今週(3/28~)に入ってからは、風が比較的弱まったので、若干ハードな雰囲気ながらも、各ポイントで遊べる波がありましたよ。
そんな中、水曜日(3/30)はオフショアに変わったので、アクションからチューブまで満喫できるコンディションとなり、サーファーが駆けつけ賑わっていました。


それでは、直近の各ポイント毎の地形概況に行きましょう!


【一宮】
3/30水曜日13時頃の様子から地形を判断します。潮は一番少なくなる寸前の時間帯でした。
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地形に大きな変化はありませんでしたが、ミドルエリアからアウトまでの地形が広がり、一定に平らになった印象です。
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春になり潮の変動が大きくなったので、このタイミングになるとアウトがメインとなって、ピークまでが前回よりも遠くなった雰囲気です。
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ピークもワイドになった感じなので、両端の堤防周辺に人が集まっています。
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それでもこの時は、頭サイズの波が来ていましたが、特に引きすぎている感じはなく、十分狙える時間内だったと思いますよ。
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最近は、インサイドの地形がイマイチ良くないので、手前は捨てですね。
上げに向かうタイミングの方が反応が悪く、潮が多くなると、遠浅のボヨついた状態になってしまうので、狙い目は、午前中の引きに向かう時間帯になりそうです。



【サンライズ】
水曜日3/30の14時半頃、潮は上げ始める時間帯での地形レポートとなります。
波にまとまりはありますが、午前中の方が形も反応も良かったと思います。
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ここも地形に大きな変化はなく、アウトがメインとなっているので、潮が少ないタイミングは、沖が遠くなり、ピークもワイドな状態になっていました。
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最近は、ミドルエリアからアウトの地形が広がり、反応はよくなりましたが、頭以上のサイズがあると、ピークが定まらず、堤防周辺も不安定な雰囲気。
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全体的に平らな地形なので、潮が多くなっても形がコンパクトになるワケでも無さそうですね。。。
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狙い目としては、潮の引き始めからの方が、波質が良くなりそうな地形でした。
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中央は、手前がカレントの影響で、いつも通り複雑な波と地形ですが、アウト狙いなら、人が少なくピークもいくつかあるので、サイズさえあれば、堤防横の地形に拘る必要もなさそうですよ。



【東浪見】
3/30水曜日15時頃の様子から地形をレポートします。
ここもアウトがメインの地形になっています。
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一宮、サンライズと比べて、ピークがコンパクトに反応していましたが、全体的にブレイクが早めで、力のある様子でした。
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左側は、特に砂がたまって浅くなっていたので、この日のようなサイズになると、力が増し難しいかもしれません。
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中央から右側にかけては、前回よりもアウトでの波の形が良くなっていましたが、ミドルエリアからインサイドには、横に流れる複雑なカレントがあるので、波がうまくまとまらない様子でした。
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サイズ下がって、ピークが手前になった場合は、左側に戻りそうですが、肩以上のサイズがあれば、右側の地形のレギュラーの方が安定していました。



【志田】
ここからは、3/31木曜日の地形チェックとなります。ここの時刻は12時半頃で、潮が引きに向かい、ミドルタイドくらいの時間帯でした。
全体的に見ると、潮が少ない様子ではありませんでしたが、引きに向かうタイミングは、カレントが強くなり、フェイスが荒らされて難しい波質になってしまう傾向です。
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狙うなら、引き始めや、やはり上げに向かう時間帯が良さそうです。
最近は、徐々にインサイドの複雑だった地形が、全体的に平らになり、波が手前まで乗り繋げるようになってきました。
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右側のレギュラー以外は、特別形になるピークはありませんが、カレントに合わせれば、切れ目があるので、空いているピークが見つかるかも知れません。
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右側の地形がまとまり、上級者向けですが、レギュラーの波質が良くなってきましたよ。



【太東】太東です。
木曜日3/31、13時頃の様子から地形をジャッジします。
前回(3/24)よりも更に地形が広範囲に広がったので、小波にも対応できて混雑しにくく、ビギナーの方には、より安全になったのかもしれませんが、堤防横のコンパクトな地形が無いので、ピークからワイドに反応してしまい、波のクオリティはイマイチなのかもしれません。
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最近は、いつもより左側がメインになっています。
狙い目としては、ここも砂がたまり地形としては浅いので、潮がミドルタイド前後の時間帯が良さそうです。
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上げに向かうタイミングの方が、長時間楽しめそうな地形でした。



【夷隅】夷隅です。
3/31木曜日14時頃、潮が一番少なくなる頃でした。
普段ですと狙い目となる時間帯に入りますが、最近の地形にはもう少し早いタイミングか、上げ始めくらいの方が、波がまとまっていると思います。
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ここ数週間で、ビーチの砂が削られインサイドエリアが広がってきました。
ショアブレイク気味なパワーのある波質です。
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しかし形になる地形は、No.1のレフトしか無く、No.2~南側は、カレント次第で走れるピークになるようなので、この時のようなタイミングでは、このカレントの影響でフェイスがバタついてしまいそうです。
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天気と風が穏やかならチェックするのもアリだと思いますが、胸~肩サイズが一番楽しめそうな地形ですよ。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、沖の暖かい潮が入り込み、サーフエリアでも13~14℃と、3㎜でもいける最近にしては緩い水温となっています。
まぁ、裸足の人も見かけますが、未だセミドライ+ブーツの着用が間違いないと思いますよ。


また、この先ですが、ウネリはキープするハズですが、再びオンショア予報が続いているので。。。
各ポイントの地形が遠浅で沖が遠く、風やカレントに影響されやすくなっていると思います。
しかし、気温が高めなので風が弱ければ、朝夕の凪るタイミングに意外と遊べるかもしれません?

週末(4/2、4/3辺り)には、大きめな低気圧が通過しそうなので、時化後の状況次第となりそうですね。
何れにせよ、潮の多い時間帯を中心に狙った方が良いと思います。


今回は以上です。
それでは、また来週(木or金)レポートして来ますね。

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