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一宮エリア

2016-04-08 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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オンショア続きだった天気も、少しずつ本格的な春の陽気に近づき、前回の更新(3/31)後は、オフショアの日が多かった印象です。

土曜日(4/2)と火曜日(4/5)に限り強めのオンショアでしたが、これがウネリを残す要因となって、平均して肩~頭くらいのサイズをキープし、このエリアのほとんどで、アクションからお手頃チューブまで楽しめました。

ただ最近はウネリの力が弱まってきたので、サイズや形の割りに、乗り心地の弱い波質が目立って来ています。


そんな1週間でしたが、直近の各ポイント毎の地形概況をお届けします!



【一宮】
水曜日(4/6)10時半頃。潮が上げ始めに差し掛かったタイミングでの地形チェックです。
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引きに向かっている頃と比べて、反応が控えめになりましたが、ウネリはまとまり、形が良くなった印象です。
引き始めの時間帯~この頃まで、長時間楽しめそうですよ。
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地形に大きな変化はないものの、クローズする事なく、程良いサイズの波が届いていたので、インサイドが荒らされず、平均して平らになってきています。
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更に、これまでアウトのワイドだった地形は、カレントが働き、少しずつ形がハッキリしてきました。
両端の堤防周辺を基準に、中央までアウトがメインとなるピークが増えた様子です。
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アウトがメインなので、海が穏やかな方が、余計なカレントがなく、形になりやすいと思います。
肩前後のサイズが、地形に対してベストな雰囲気。



【サンライズ】
4/6水曜日11時頃の様子から地形を判断します。
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ここも潮が上げに向かい、反応が控えめになりましたが、むしろ無駄なブレイクがなくなり、形がコンパクトになったようです。
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中央を中心に、カレントの影響で地形が複雑な様子ながらも、全体的に見ると、ずいぶん平らになってきましたよ。
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インサイドエリアが広く、ここもアウトがメインで、ピークの形が前回よりもハッキリしていますが、一宮と比べてアウトが遠く、そのアウトの地形も、ここの方がスケールが大きくなり、ピークが基本的にワイドな印象です。
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遠浅な地形なので、潮が増えるとフェイスのハリがなくなり、乗り心地もボヨつきそうなので、やはり、引き始めから狙う方が、波質の変化に応じつつ長時間楽しめるかと思います。
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【東浪見】
水曜日4/6の12時頃の地形レポートとなります。
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ここは、一宮やサンライズよりも、アウトのピークが手前な雰囲気ですね。
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しかし、メインはやはりアウトとなっていて、基本的にはワイドなピークになっています。
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左右の堤防周辺と、中央のカレントでできたバンクに反応していて、他のポイントよりも、ピークの場所が定まっていると思います。
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カレントの影響もなく(中央はカレントでボヨりやすい)、ハズレが少ない(左側は早いブレイクが多い)と言う事で、安定して形になる地形の右側レギュラーに人が集中していました。
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しかし、潮が上げに向かうと、ボヨついたフェイスになってしまう地形ですね。。。
それでも、ピークがそれなりに定まっているので、引き始めから狙えば、良い波質に当たると思います。



【志田】
4/6水曜日12時半頃の様子から地形をレポートします。
地形に大きな変化はありませんが、前回(3/31更新)よりアウトの地形が、形良く反応するようになりました。
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左側、中央、右側とピークが定まっていて、中央から右側にかけて届くレギュラーが、ここでは安定していました。
またここは他のポイントよりも、アウトが近い様子です。
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ピークから手前の地形が急激に浅く、ポイントが定まっていても、カレントの具合で、ショルダーの形が変化し易く、良いタイミングを当てるのが難しそうですね。
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ここは、引きに向かうタイミングなら、潮が多いうちに限られてしまうので、無難に狙うなら、上げ始めからのチェックが良さそうな地形でした。
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ボヨついた感があっても、形重視で波を選んだ方が、GOODライディングにつながると思いますよ。



【太東】
水曜日4/6の13時頃の様子から地形をジャッジします。
ここ最近は、ウネリの向きが変わったので、他のポイントよりサイズが極端に小さい状態となっています。
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前回(3/31更新)までは、アウトの地形に北東ウネリが頻繁に反応して、まとまりもイマイチな状態でしたが、その頃と比べると、手前の地形がメインとなり、これまでよりも、ピークがコンパクトになりました。
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地形的には、広範囲に砂がたまっているので、ブレイクが早めですが。。。
更に、サイズが胸以上になると、ワイドな波が多くなってしまいそうですね(?)。
ビギナーの方には、潮が上げに向かうタイミングがいいと思いますが、波数重視や、ライディングを楽しむのであれば、引き始めから狙うのが無難ではないでしょうか。



【夷隅】
4/6水曜日14時頃、潮が上げに向かい、ミドルタイドを越えた位のタイミングでのレポートです。
この頃になるとボヨつきが目立ち、フェイスに大きなヨレが入ってしまい、乗りづらい波になっていました。
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地形は、全面的にインサイドに砂がたまり急激に浅くなるので、力のある波質です。
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ハッキリと形なる地形は、No.1のレフトのみしかなく、No.2も十分練習は可能ですが、カレントが弱いとアウトでの反応が悪く、ショアブレイク気味になってしまいます。
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波数にも影響しそうですね。。。
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更にフェイスも悪くなってしまうので、カレントは、強すぎてもダメなのかと。。。
やはり、海が穏やかな日の引きに向かうタイミングが、無難な狙い目になると思います。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、春本番を迎え、気になる水温ですが、
外気と比べると、かなり冷たく感じるものの、12~13℃くらいはあるので、長時間我慢して頑張っちゃわなければ、体が冷えきる事はなくなったと思います。

個人的には、グローブなしの3㎜ブーツでできています。


また、この先の波ですが、
南風とは言え、強く吹いてしまえば、ポイントは限られてしまうのかと。。。
ウネリも南向きになることで、地形に対する反応のしかた等、ピークやブレイクの形も変化してくると思います。

また、サイズが上がったとしても、風の強さ次第で、直ぐに落ち着いてしまう可能性も充分有りますが、週末(4/9・10)までは遊べるサイズが残りそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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