非会員上部PR枠用
 

ニューカレドニア①

2006-08-10 更新
国内トリップの話がしばらく続いていましたが、今回から3回に渡って、GW後に友人達と訪れた南の楽園ニューカレドニア・サーフトリップのお話です。
---------------

今年の春のある日、旅行社で働く友人から「ニューカレドニアは混雑が少なく、コンスタントに良い波に出会える」と話を聞いた。という訳で今回の旅のディスティネーションは自然とそこに決まった。

チケットの高そうな時期をなるべく外し5月のGW後に8日間の日程で渡航することにした。ニューカレドニアへは3人単位で行くと割引があると聞いたので気が合う友人に声を掛けた。
レスポンスよく集まったのは保坂と徳ちゃんだった。保坂は15年ほど前に行った初海外旅行が僕とレンタカーで旅をしたコスタリカで、それから旅に取り憑かれ、その後もいろいろな所に出掛けている。徳ちゃんは本業が舞台のビデオカメラマンだが趣味を兼ねて、プロサーファーの撮影などもしている。この二人はアホレベルがかなり高いので楽しい旅になる予感がしていた。

GWも終わり、いよいよ出発!! と、その前に成田からのフライトが夜だから出発前の足慣らしに海に入ろうということになり、僕たち3人は北千葉の海に向かった。しかし曇っていて北東の風が強くあまり良いコンディションではなかったので、早々に海から上がって成田で買い物でもしようということになった。
海から上がり着替えていると携帯電話が鳴った。申し込んでいた旅行社からで、「フライトが12時間も遅延する」ということだった。一瞬みんな目を丸くしたがそこはアホトリオ。10分もするとすっかりそんなことは忘れて焼き肉屋に行き宴会となった。宴会が終わると成田のホテルに場所を移し馬鹿話を延々と語っていた。

翌朝、飛行機に乗り込む。飛行時間は約9時間とさほど苦にはならない。僕ら以外の乗客は新婚カップルだらけ。しかもカップルは狭いイスにくっつき合っていたから、僕らは好きな所に横になって足を伸ばしてぐっすり眠ることができた。

ニューカレドニアのヌーメアには同じ日の夜に到着した。飛行機からタラップで降りると南国独特の香りがした。空港で出迎えてくれたのは12年も現地に住んでいるシェーパーの富永さんだ。前回彼が帰国していた際にシェイプルームに挨拶に行ったことがあったので今回会うのは2度目だった。
スリランカでは僕は日本から来たサーファー達をガイドしていたが今回僕らはガイドされる方。話しているとお互い通じ合う部分も多かった。

僕らの宿泊先は空港から20分ほどのところにあるウェンギーリゾートというゴルフ場のバンガローで周りには芝生以外何もないところだった。夜空を見上げれば、ただ星だけが広がる天の川の世界。もう既に僕らの頭の中から東京ライフはどこかに消えていた。

(次回へ続く!!)