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一宮エリア

2016-05-05 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(4/28)後は、期待していた低気圧が、理想よりも陸地近くを通過してしまったので、ウネリがまとまらず、風だけの天気となってしまい、低気圧の通過後は、一気に波が下がってしまいました。。。

更に、今週(5/2週)に入ってからは、フラット寸前までサイズが落ち、ここ数日は南風の影響で、東浪見よりも北側のポイントは、サイドショアのコンディションが続いています。

そんな中、北風が弱く東ウネリが残っていた先週後半は、夷隅が楽しめていましたよ。


そんな1週間でしたが、直近の各ポイント毎の地形概況に行きます。


【一宮】
火曜日5/3の10時半頃の状況から地形をジャッジします。
潮が上げに向かい、ミドルタイドに差し掛かる頃でした。
波がまとまり始めていましたが、コンパクトなスケールの小さい波が目立っていました。
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反応も鈍くなっていたので、同じ潮の量でも引きのタイミングの方がいいと思います。
_2
地形に変化は見られませんが、最近の膝~腰サイズの波では、これまでより手前の地形がメインとなっています。
_3
サイズのわりに、ピークが沖にあるものの、平らな地形ではないので、インサイドの微妙なカレントも波に影響してしまい、スムーズに乗れる地形はありませんでした。
_4
堤防周辺の地形にも、このサイズでは反応しないようです。
胸以上にならないと、楽しめそうにない地形なのかもしれません。。。



【サンライズ】
5/3火曜日11時頃の様子から地形をレポートします。
ここの地形も大きな変化はありませんが、最近は、左側半分が反応が悪くなっていました。
やはりミドルの地形がメインとなって、前回(4/28)よりもピークが手前になっています。
_1
しかし、一宮と比べて距離が乗れている様子で、波のピークも定まり形になっていました。
同じサイズでも、ここの方が小波用の地形なのかもしれません。
_2
潮はミドルタイドの頃で、このタイミングが基準となりそうです。
_3
このサイズでは、上げに向かってどんどん反応が悪くなる傾向なので、上げ始めでも十分ですが、引きに向かう時間帯の方が、長く遊べそうな雰囲気でした。



【東浪見】
火曜日(5/3)12時頃の地形チェックです。
ここも地形に大きな変化はなく、両端の堤防周辺や中央にも地形が残っています。
しかし、波が小さくアウトのピークはありませんでした。
_1
右側のレギュラーは、南ウネリでは反応が悪く、サイズ不足な雰囲気があり、ミドルセクションでちょろっとスープになる程度でした。
_2
最近は、中央の地形の反応がよく、レギュラーの形で人が集まるようになりました。
砂がたまり浅くなっているので、腹サイズあれば、ミドルタイド以降でもギリギリ間に合うと思います。
_3
左側の平らな地形は、波のサイズが小さいということもありますが、カレントが働いて前回(4/28)よりも形になった印象です。
_4
ウネリの向きで波質が変わるので、難しい地形ではありますが、ビギナーの方向けなコンパクトな形になります。
ここは、一宮やサンライズよりも、潮が多いくらいが丁度よさそうでしたよ。



【志田】
5/3火曜日12時半頃の様子から地形をレポートします。
潮がだいぶ増えて七分くらいになりましたが、ここは、他のポイントよりも全体的に浅い地形なので、このくらいのタイミングが丁度いいと思います。
_1
ボヨりが無くまとまって形になり、サイズの割に波質もしっかりしていました。
やはりいつも通り、潮が少ないとカレントが影響しやすいようですね。
地形も変わりなく、ピークが残っているので、右側のレギュラーにこだわらなければ、混雑もなさそうです。
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このレギュラーの地形は形になっていましたが、周りよりも、若干深くなっているので、このサイズではショルダーが厚い印象でした。
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中央から左側の平らな地形は、少しずつキレメができて、潮が多い程形になるようです。
_4
ここは、他よりもピークが手前で、走る波が多かったです。



【太東】
火曜日5/3、13時半頃の地形レポートです。
潮が満タンになる頃で、波の形がコンパクトにまとまりましたが、反応が鈍くなり、本数が減ってしまいました。
朝の潮が引きに向かうタイミングの方が、フェイスがはって距離が乗れる波でした。
ガスト方面は、潮が多い方が良くなっていました。
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地形は変わらず、アウトまで広範囲に砂がたまっていて、いい状態をキープしていると思います。
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サイズが上がると、アウトからワイドなピークになってしまいますが、最近は波が小さいので、堤防の内側にある地形に反応して、ロングボード用の形のいい波になっていました。



最後は【夷隅】です。
ここも5/3火曜日、時間は14時頃で、潮が満タンとなっていたので、反応が悪く、狙い目ではありませんでした。。。
この日は、ギリギリブレイクしていましたが、膝~腰では、基本ウネリのみの状態です。
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地形は、No.1~3まで、ミドルセクションにコンパクトな地形が残っています。
ただし、ピークが狭く定員は少なめですが、先週は弱い北風でフェイスが整い、かなり人気がありましたね。
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地形のスケールが小さいので、胸~肩くらいが形になる理想のサイズだと思います。
頭以上のサイズでは、ショルダーが不規則になって、ショアブレイクのような波質になってしまいそうでした。
_3
条件が揃えば、チェックする価値はあると思います。
引きに向かうミドルタイドに合わせて狙うのがいいと思います。
ただし、初中級の方には、定員を考慮するとおすすめできませんが。。。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、16~17℃で安定しているので、ブーツは卒業ですかね。
陽気に誘われたシーガルの姿も見かけますが、フルスーツの方が無難に対応できると思います。

また、この先ですが、低気圧が日本海側なので、風がメインとなり、直接ウネリが届くワケではなく、波が上がっても長く続かないので、早めの行動が間違いないと思います。

風向き的に、太東~東浪見の間が賑わいそうですが、ほとんどのポイントに地形があるので、カレントが目立ってしまいそうな干潮時を除けば、無難に遊ぶ事はできそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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