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一宮エリア

2016-05-12 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(5/5)後も、南風のコンディションが続いていたので、波は特に上がる事もなく、変わらずの腰~腹セット胸ちょいサイズを、なんとかキープしている状況です。

そんな中、南風とは言え強く吹いた場合は、波がヨレてしまうので、各ポイント、堤防の陰でこの風の影響が小さいポジションに人気がありました。

このエリアは、朝夕の風の弱いタイミングを中心に、干潮に近い時間帯を除けば、平均して遊べていた1週間だったと思います。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
5/11水曜日12時半頃の状況から地形をジャッジします。。
_1
今週も大きな地形の変化はありませんでしたが、ここ数週間はウネリで時化ることがなかったので、少しずつ手前にも砂がたまり、ミドル~インサイドまで地形がつながるようになった印象です。
_2
左側半分は、南風の影響でフェイスにヨレが入るため、最近は人気がありませんが、堤防周辺にも地形ができあがっている雰囲気があるので、風向き次第では狙えるかもしれません。
_3
この時は、潮が一番少ない時間帯でしたが、腹~胸サイズあれば練習できそうです。
_4
しかしアウトからブレイクするものの、潮が減るほど波の力が弱まる傾向なので、ミドルタイドを基準に波がまとまるタイミングが無難だと思います。



【サンライズ】
5/11水曜日13時頃の様子から地形をレポートします。
ここも手前に砂が寄り、ミドル~インサイドの地形が変化してきました。
_1
カレントがあり均一ではないものの、去年無くなったビーチが、形になるほど砂が寄っていました。
全体的には、堤防周辺やアウトの地形は残ったまま、ミドルセクションが一定に平らになった印象です。
_2
しかし、インサイド周辺がカレントの道となり、周りよりも深くなっているので、スモールコンディションでは、潮が多くなる程乗れるエリアが狭くなり、限られてしまいそうですね。。。
_3
潮が少ないタイミングは、アウトの地形に反応して、波数が増えるものの、ウネリがバラつき、力もなくなって乗りにくい波質になります。
_4
更に、サイズも下がり、風やカレントの影響を受けすい等のデメリットが多いので、ここもミドルタイドが基準になる地形だと思います。



【東浪見】
水曜日(5/11)13時半頃、上げ始めに差し掛かる頃で、未だ潮が少ない時間帯での地形チェックです。
_1
やはり、サイズが落ちてしまい、波質も弱くなってしまう傾向のようです。
_2
ここも、この数週間でビーチが広がり、インサイドからアウトまでが近くなったような雰囲気でした。
特に最近は、インサイドのカレントの働きで、堤防周辺よりも中央に砂がたまっているので、レギュラーの形がハッキリしてきた様子でした。
_3
風等の条件が合えば、十分狙えると思いますが、一宮/サンライズと比べると、地形がインサイド寄りなので、波質が力強い様子でしたよ。
_4
全体的には地形が形になっているので、ミドルタイドを基準に、地形に沿って波が反応するタイミングが良さそうです。



【志田】
ここからは本日5/12木曜日の地形レポートになります。ここをチェックした時間は朝7時頃でした。
ほぼ満潮と重なって、一番潮の多い時間帯でした。
_1
一宮/サンライズ方面と比べて、アウトが手前に寄っている印象ですが、腹~胸サイズあれば、このタイミングでも十分練習できる地形だと思います。
_2
大きな変化はないものの、ここもミドル~インサイドの地形が、少しずつ形になってきた様子です。
_3
潮が少なくなると、雰囲気が変わり、アウトの地形に反応して、素早いブレイクの波になってしまう傾向なので、手前の地形に沿って反応するタイミングが、波の形的には無難だと思います。
ミドルタイドより潮の多い時間にチェックしてみるのが良いのかと。
_4
潮が少ない時間帯と比べて、波数は減少してしまうかまもしれませんが、風が弱ければ、余計なカレントの影響もないと思います。
引きよりも、潮が上げに向かうタイミングの方が長く遊べそうな地形です。



【太東】
5/12木曜日7時半頃の地形レポートです。
南よりのウネリなので、他のポイントと比べると極端にサイズが落ちていました。
力も弱く、ロングボード専用な雰囲気です。
最近の膝~腰サイズにとって、このタイミングでは潮が多すぎ、波数が少なくイマイチのようですね。。。
_1
地形は特に変わらず、アウトに広範囲に砂がたまっているので、潮がミドルタイドより少なくなるとワイドながらも、ピークが沖になって距離は乗れそうです。
手前には、形になる地形が残っていますが、波のサイズ次第で、タイミングを当てるのが難しいかもしれません。。。
_2
スモールコンディションな、ら潮が引き始めてから動き出すくらいが、ちょうど狙い目に当たるのではないでしょうか?



最後に【夷隅】です。
5/12木曜日、8時頃の様子です。
ここも大きな変化はなく、地形は手前に寄っていて、インサイド~ミドルエリアがメインになっている状態です。
最近は、No.1~3・4方面まで広く狙えていて、ここ数週間は時化ることもなかったので、先週より地形の形がハッキリしてきたと思います。
_1
胸以上のサイズがあれば十分な様子で、干潮目掛けて狙らう必要もなく、ミドルタイドまで対応できる地形です。
_2
さすがにこの時のように、潮がパンパンの時間帯では反応が悪く、波数が極端に減ってしまいますが、サイズと風の条件が合えば、早めにチェックして待機でもいいかもしれません。
_3
ただし、ピークが限られているので、混雑しやすくなっています。
初中級者の方はご遠慮下さい。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、連日のオフショアで少し下がり、最近は14~15℃程です。

外気が暖かくなり、入水直後は冷たく感じますが、ブーツが必要なほどではないのかと。
個人的には、ラバーの3㎜フルがベストだと思います。


また、この先ですが、
特に波が上がるような雰囲気はなさそうですので、相変わらずの腰~腹くらいが基本となってしまうと思います。
低気圧等の影響がない限り、風のみの場合では、期待できるようなサイズアップは厳しいのかと。。。

北風の場合は、沖の潮と風が反対になり、ウネリがバラつく可能性があるので、波質も変化してしまうかもしれませんよ。
来週の天気が崩れるタイミングが気になりますが、特にターゲットになるような日は、今のところなさそうですね。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートをお届けします。

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