南房総エリア
2016-05-24 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当、千倉の鈴木国雄です。

ここ数日の間(5/16~17)、しばらく続いていた北東~東寄りのオンショアが止み、夏の様な陽気に恵まれている南房総エリア。
ここ最近何回かのレポートで、和田方面の地形の悪化をお伝えして来ましたが、その後の変化が気になるところですので、当エリアの地形概況、早速お届けしたいと思います。
では、いつも通り『千倉』から。
まずは監視所前、こちらは前回(5/17)のレポート時よりは、地形が上向いた様です。
ただ、潮の干満に大きく左右される地形で、ロータイド前後はワイドダンパーとなってしまいます。
お勧めの時間帯としては、ずばりミドルタイドですね!
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所前。

そして教習所前。
こちらは、監視所前に比べミドル付近が深めの様で、ロータイドでもそこまでダンパーにはなりません。
ただ、逆に潮が多めですとブレークしづらく、厚めのダラダラ気味となってしまいます。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所。

前回(5/17)、「千倉の地形はわりと頻繁にコロコロ変わりやすい」と述べましたが、全くその通りでした。
と言う事は、「又すぐに悪くなるかも」なんて、ネガティブな事は考えずに、引き続き見守りたいと思います・・・。
次はお隣『千歳』。
こちらは、エクセレントな地形と迄は上向かないものの、なんだかんだで当エリアでは一番の安定感が有ります。
取材に訪れた時に、たまたま上がって来た知人の話を引用すると、
「朝一で、ハイタイド時に入った時は良く無かったけど、潮が引き出すにつれて、徐々にショルダーの張った良い波になった」
との事。
ずばり、今の千歳の地形を一言(?)で表現した感想かと思います。
ほぼ3ピーク共、同じ様な地形でしたので人が分散出来、これからも益々人気のスポットとなる事間違い無しです・・・。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。

・5月24日(火)、ハイタイド約2時間10分後の左寄り。

そして、正面や左寄りが混雑していたら、こちらが狙い目です!
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間10分後の右寄り。

そして、ロータイド時に剥き出しになるインサイドのリーフですが、最近は足だけでは無く、頭も負傷されている方も居る様です。。。
くれぐれもお気を付け下さい。
そして和田方面『花籠』。
こちらは、潮が多めでウネリも小さく、ロングでテイクオフ程度のダラダラでした。
引き続き、肩以上のサイズで、潮が少ない時間帯限定となってしまう地形の様です・・・。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間20分後の正面。

右寄りは、ずっと河口が蛇行している関係で、写真の様なファーストブレークでアクションを入れて楽しめそうな波が、誰にも乗られずにブレークしていました!
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間20分後の右寄り。

そして、旧公民館前寄りですが、潮が多い時間帯でウネリも小さかったため、花籠正面同様の厳しいコンディションでした。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間30分後の旧公民館より。

続いて『大原駐車場前』。
こちらの地形は、一度悪化すると回復する迄に、とてつもなく時間がかかるのが特徴ですが、それにしても・・・。
自然のメカニズムは難しいですね。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
「う~ん・・・」正直ここ迄地形が悪いとは思いませんでした。。。
と言うのも、今迄のレポート時は、サイズが有ったりオンショアだったりでしたので、アウトの1stブレークで1ターン程度は、出来そうなコンディションでしたので。
しかし、これはかなり深刻ですね、、、ウネリも拾わなくなってしまうと言うとは、一体何が海底で起こっているのでしょうか?・・・。
・5月24日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらに至っては、ミドルでの反応も無く、なんとショアブレークしか有りませんでした!
・5月24日(火)、ハイタイド約3時間40分後のS&S前。

以上が、今週(5/24)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
私事で恐縮ですが、今週(5/16)から「シーガル」デビューしましたが、快適です!
南西の風が、そこ迄強まらなければ、水温の低下もありませんので、シーガル、もしくは念のため、3mmジャーフルのご持参をお勧めします。
今回は以上です。
それでは、また来週(水or木)にお届けします!
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