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QS6,000『Ichinomiya Chiba Open』2日目 仲村拓久未がR4へ!

2016-05-24 更新
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世界最高峰のサーフィンレース、ワールドツアーを目指して世界中から集まったQSのトップ選手で争われる6,000『Ichinomiya Chiba Open』は5月23日に2日目を迎え、R2のH13からR3のH14まで進行。
早朝から日没間際まで26ラウンドをこなすマラソンデイに!

会場の千葉・志田下は低気圧からのウネリが衰え、高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリにシフトしてサイズダウン。それでも風は合い、潮の動きも大きかったため、コンテストにはまずまずのコンディションに恵まれていました。

R2では、オープニングヒートに登場した仲村拓久未を始め、脇田泰地(写真下)がラウンドアップを決めた一方、新井洋人、辻裕次郎、加藤嵐、渡辺寛、喜納海人が敗退。
海外勢では9.50をスコアしたジーン・ダ・シルヴァ(BRA)、メイソン・ホー(HAW)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、昨年のQS1,500『MURASAKI SHONAN OPEN』を制したルーエル・フェリーペ(BRA)などがR3へ。

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R3では、ファーストヒートにトップシードの田中英義、トライアルから勝ち上がってきた林健太が登場していましたが、初日にも活躍していたオーストラリアのジュニアチャンピオン、イーサン・ユーイングとほぼ無名のブラジリアン、マルコ・フェルナンデスに敗退。

元JPSAプロの柄沢明美の長男、コナー・オレアリー(AUS)、安井拓海、脇田泰地が揃ったH13は、序盤から左側のレフトを中心にコナーがスコアを重ね、2位以下を大きく引き離してラウンドアップ。2位争いはミッチェル・ジェームス(AUS)が優勢。安井拓海、脇田泰地が追う形。終了間際に安井拓海がバックハンドでエアーリバース、フィニッシュまでメイクするものの、ニード6.87のシチュエーションで5.50と届かず...。

この日の最終ヒートには、大原洋人、仲村拓久未(写真最上部)が元CT選手のアリッツ・アランブルー(ESP)らと対戦。
序盤は前ヒートのコナーが狙っていたレフトでアリッツと仲村拓久未が次々とスコアを重ね、際どいセクションを抜けて8.00をマークしたアリッツが主導権を握ります。
中盤、右側のライトを狙っていた大原洋人を仲村拓久未がマーク。プライオリティが仲村拓久未の時点で大原洋人がテイクオフ。その波に仲村拓久未がドロップイン。大原洋人が仲村拓久未のライディングを邪魔したとみなされ、大原洋人がインターフェア。
4マン・プライオリティのインターフェアのルールは1本のスコアがカットされるため、大原洋人はここで脱落...。
アリッツと仲村拓久未の二人がR4進出を決めています。

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海外勢ではミッチ・クルーズ(AUS・写真上)がこの日のハイエストスコアとなる9.57をマークしてタナー・グダスカス(USA)と共に勝ち上がったのを始め、今イベントの注目選手、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、元CT選手のヘイター・アルヴェス(BRA)、昨年のトリプルクラウン『Hawaiian Pro』で優勝したウェイド・カーマイケル(AUS)、ワールドツアーのルーキー、コナー・コフィン(USA)の弟、パーカー、オニー・アンワー(IDN)などがR4へ。

2013年に志田下で開催された4スター『QUIKSILVER OPEN JAPAN』で優勝していたミッチはヒート終了後のインタビューで、「日本に戻ってこれて嬉しいよ。自分のヒートは少し潮が良くなり、ダンパーの波が減っていたのが幸いだった。風が北よりに回ったら、フロントサイドのエアーを狙うつもりだったけど、今日は飛ばずにターンを重ねるようなコンディションだったね」とコメント。

4スターで優勝した年にクオリファイを果たしたミッチでしたが、苦戦の後に一年でツアーから脱落。
QSからやり直した2015年はランキング57位。今年はニューキャッスルの6,000で9位に入り、現在50位。
ここで好成績を収め、更にランキングを上げたいところでしょう。

R3の残りヒートには、稲葉玲王を始め、ツアー2年目のキアヌ・アシング(HAW)、ディオン・アトキンソン(AUS)、リカルド・クリスティ(NZL)、パトリック・グダスカス(USA)、メイソン・ホー(HAW)、フレデリコ・モライス(PRT)など強豪が揃っています。

5月25日のファーストコールは6時30分。
ライブ中継は公式サイトで配信されます。

ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro オフィシャルサイト

photo: WSL Covered Images

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