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一宮エリア

2016-05-26 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(5/19)後は、オンショアでギリギリ胸前後の波が残る程度で、潮が多くなるとボヨついてしまうような力のない波となっていました。
しかし、日曜日(5/22)の午後からは、急激にオーバーヘッドまでサイズアップ。
各ポイントでクローズ寸前の状態になりましたが、翌5/23(月)は、1日を通して風が弱く、平均頭サイズの波が残りました。
夕方の潮の増えた時間帯で形が良くなり、今回のハイライトセッションになっていたと思います。

しかしその後、ここ数日は再び南風が強くなり、ウネリがリセットされてしまい、弱気なコンディションです。。。

そんな中、志田で行われているコンテストに出場する外人選手が多いので、見学だけでもテンションを上げられてしまってます(汗)。。。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!一宮です。


【一宮】
5/24火曜日8時頃の様子から地形をジャッジします。
前回(5/16週)と大きな地形の変化はありませんが、全体的にサイズのわりに、アウトでの反応が悪くなっている感じがしました。
いつも通り、右側堤防脇のレギュラーがメインで、安定して形になり、ピークが分かりやすく、ここでは一番距離が乗れています。
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前回の更新(5/19)頃から、中央周辺の地形に対して波の反応が悪くなってきているので、特に右側に集まりやすくなっているようです。。。
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最近は、左側半分の地形がまとまり始めているので、練習できていますよ。
右側と比べて、波数は少ないものの、胸サイズあれば狙えそうです。
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ゆったり派の人は、ここもチェックしてみては!?
この時は、潮がまだ多かったのですが、引きに向かい波の反応は良くなっていました。
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潮が少なくなると、波のボリュームがなくなるので、ミドルタイドが基準になると思います。
上げに向かうタイミングは、常にボヨついた波質になってしまうかもしれません。


【サンライズ】
5/24火曜日8時半頃の様子から地形をレポートします。
ここも特に目立った変化はありませんでした。
左右の堤防脇から中央周辺も含めて、ピークが多く残っています。
堤防付近は比較的人が集まっていましたが、腹~胸サイズあれば、特に混雑することなく練習できそうですよ。
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地形としては、手前に砂が寄り、アウトでの反応が弱くなった雰囲気になっているので、滑り出しが悪そうな様子です。
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一宮と同じく、ビギナーの方向けではありますね。
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タイミング的には、引き始めか、上げに向かって波がまとまるミドルタイドくらいが狙い目になりそうです。
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ここのピークは、カレントの具合で変化しやすいので、潮が少なくなり、カレントが目立ちだすと、波がバラついて見た目以上に良くない傾向です。


【東浪見】
火曜日(5/24)9時頃の地形チェックです。
潮が引きに向かい、ミドルタイドを過ぎた頃です。
潮が少ないものの、一宮・サンライズと比べると、コンディション的にはまだ狙える時間帯だと思います。
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地形としては、やはり大きな変化はありませんが、全体的には手前に砂が更に集まった印象で、ピークの形がワイドになってきている感じがします。
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ここは大きく分けて、中央のレギュラーと、右側の堤防周辺にメインとなる地形がありますが、前回の更新(5/19)頃から、左側に極端に砂がたまり平らになってしまったので、形のいいピークができなくなってきました。
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波質も難しくなったと思います。
ここの狙い目も、潮が引きに向かうタイミングが間違いないと思います。
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やはり、潮が少なくなりすぎると、波の力がなくなっている傾向なので、干潮に近い時間帯は避けた方がいいのかと。。。
コンスタントに胸以上の波がきているような日なら、上げに向かう時間帯でも、問題なく遊べそうでしたよ。


【志田】
5/24火曜日10時頃の地形レポートです。
全体で見ると、前回(5/16週)よりも、ミドル~インサイドに砂が集まっていて、アウトにできるピークの形がハッキリしなくなっていました。
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最近は、日曜日のサイズアップを除けば、海が穏やかな状態が続き、カレントが弱く深みもなくなり、全体的に平らな地形になってしまいました。
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ピークを見つけるのが難しそうですね。。。
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左右の堤防付近の地形や、中央のカレント周辺にはピークが残っていますが、力のあるホレた速いブレイクの波なので、中~上級者向けな様子です。
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できるだけ、潮がある時間帯を狙った方が間違いないと思います。
なお、コンテスト期間中は、練習できる時間が限られています。


【太東】
火曜日5/24の10時半頃の様子から地形を判断します。
潮は干潮寸前で少ない時間帯です。
ここもメインとなる地形が、手前に寄っていて、前回(5/16週)よりも、アウトにできるピークの形がまとまっていました。
ミドル~インサイドまで形のいい地形になっています。
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前日の23日が、ここ数週間のコンディションではチャンピオンだったと思います。
小さいながら腰~腹サイズでも、ショートボードも練習できる波質でしたから。
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タイミングは、サイズに応じてですが、最近の腰~腹サイズに対しては、潮が少ない方が反応がよくなっていました。
満潮に近い時間帯は、波のフェイスがゆるくなるので、ロングボードじゃないと楽しめないかもしれません。


【夷隅】です。
5/24火曜日11時頃、潮が一番少ないタイミングでしたが、前回の更新(5/19)時と比べても、アウトでの反応が悪く、ピークの形もまとまっていない印象でした。
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No.1~4まで、雰囲気は残っているものの、ここもアウトの地形が手前に寄って、ミドル~インサイドがメインの地形になっていました。
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カレントの影響を受けやすく、ピークもワイドな波が目立っていましたね。。。
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サイズがあっても、風波で形にヨレが入って、難しくなってしまうのかもしれませんが、胸以上のサイズ+オフショアであれば、いつも通り、引きに向かうミドルタイドからが無難だと思います。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、気になる水温ですが、16℃前後で上下していますが、ジャージのフルスーツで問題なくできています。
また、最近は外気が30℃に近いような日もあり、朝夕を除けば、シーガルでできる時もありましたよ。


また、この先の波は、前半は南風がメインで吹きそうな雰囲気ですね。
サイズが上がったとしても、見た目より乗りづらい波になってしまうのでは?

週末に天気が崩れる予報ですが、前線の影響であれば、やはり期待は薄いと思います。
最悪の場合、オンショアが吹いてしまうのかも。。。
ウネリのきっかけになるような低気圧が沖に発生するか、まぐれでも高気圧から届く波があれば、ラッキーなのかと。。。
しかし、各ポイントに小波でも練習できる地形があるので、フラットでなければどうにかなりそうです!


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

なお、次週(5/30週)の更新は都合によりお休みを頂きます。
ご不便をお掛けして誠に申し訳ありませんが、予めご承知おき頂けます様、宜しくお願いします。

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