『Ichinomiya Chiba Open』R4でも日本人選手の快進撃が続く！
2016-05-28 更新
千葉・志田下で開催中のQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』は1日のレイデイを経て5月27日にR4のH1から再開。
朝の内は風が弱かったものの、前線や低気圧の影響で暴風雨となり、2ヒート進行した時点で中断。オンホールドが続き、2時過ぎにようやくH3から再開。
朝とは一転してオンショアが強く、風波を中心にサイズアップのムネ〜カタ位。ベスト48の選手は難しいコンディションを感じさせないライディングを披露。ハイグレードのQSらしい見応えある戦いになりました。
中断される前の2ヒートでは、オーストラリアのジュニアチャンピオン、イーサン・ユーイング(AUS)、QSランキングトップでCTにもリプレイスメントで参加して注目を集めていたレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)などが順当にラウンドアップした一方、元CT選手のヘイター・アルヴェス(BRA)がここで敗退。
再開された後、日没前までにR4の全てのヒートを消化。
ミッチ・クルーズ(AUS)、ウェイド・カーマイケル(AUS・写真下)、ウィリアン・カルドソ(BRA)、タナー・グダスカス(USA)、ラムジ・バークヒアム(MAR)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)、パーカー・コフィン(USA)、トム・ウィタカー(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)、ディオン・アトキンソン(AUS)、ジーン・ダ・シルヴァ(BRA)など強豪がR5に進出した一方、コナー・オレアリー(AUS)、アリッツ・アランブルー(ESP)、ネイザン・ヘッジ(AUS)などが姿を消すことに．．．。
2013年の4スター、同じようなコンディションの志田下で優勝したミッチは、「乗れそうな波は全てテイクオフしたよ。こんなコンディションではプライオリティの意味がないから、他の選手と離れて波に乗りまくったのさ。残り数日は良い波になりそうなので、今日勝ち上がれて嬉しいよ」と話していました。
H8では仲村拓久未がエヴァン・ゲイセルマン(USA)、ミッチェル・ジェームス(AUS)、ジョシュ・バーク(RBR)と対戦。
序盤は8.17をスコアしたエヴァンのリード。仲村拓久未(写真最上部)は一本目を手堅くまとめて4.67。中盤にパワフルなターンを重ね、8.96でトップに立ちますが、追い上げてきたエヴァン、ジョシュ、仕舞いにはミッチェルにまで抜かれ、4位に退くことに．．．。
後半、仲村拓久未はライトの波でエグるようなターンからフィニッシュまでメイク。このライディングに6.80がコールされ、一気にトップへ！
そのままエヴァンを従えてR5進出を決めました。
「最後の波で逆転出来るスコアが出るかは分からなかった。近い数字は出ると思ったけど、確信はしていなかったんだ。スコアを聞いた時は嬉しかったね。この勝利はファイナルまで進める自信になったし、優勝したい」
ローグレードのQSでは優勝経験もある仲村拓久未ですが、ハイグレードでの好成績はまだありません。
今回の勝利でベスト24入り。目標の優勝までは残り5ヒート勝つ必要があります。
H11には稲葉玲王が登場。
ライトの波、バックハンドで序盤に4.67をスコアした稲葉玲王は中盤に更に長いライトの波で大きなスプレーを上げて8.10を重ね、トップに立ちます。
後半、5.43を持っていたトーマス・ウッズ(AUS)がフロントサイドでの高さのあるエアーリバース、フィニッシュまでメイクして9.00。稲葉玲王を逆転。
トーマス、稲葉玲王共にバックアップスコアを上げてラウンドアップ！
この時期にしては気温が低く、夕方遅くのヒートにも関わらず、ホームでの快進撃に多くのサポーターが集まり、会場は大いに盛り上がっていました。
次のR5からは3人ヒートに変わり、ディオン・アトキンソン(AUS)、ターナー・ヘンドリクソン(HAW)と対戦。
仲村拓久未はトム・ウィタカー(AUS)、マテイア・ヒクイリー(PYF)と対戦。
他のカードも含めて非常にレベルは高く、これまで以上の激しい戦いが予想されます。
5月29日のファーストコールは6時。
ライブ中継は公式サイトで配信されます。
ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro オフィシャルサイト
photo: WSL Covered Images
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