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「島の仲間と過ごす旅」

2006-09-08 更新
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北海道から南下し、現在は関東に滞在中の久米ファミリーとムンボバス。この旅では訪問先各地の地元の方々との新しい出会いがたくさんありましたが、種子島の仲間との再会というものもありました。
今回はミツさんから「仲間と過ごす旅」をテーマにしたコラムが届いています。「家族」、「一人旅」とは違う「仲間」との旅についてご紹介。

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家族と日本一周の旅に出て、折り返し地点の北海道で島の仲間がひとりバスに乗り込んだ。約1ヶ月共に旅をし、入れ替わりのように島から仲のいい夫婦が突然車でやってきて、2週間ほど一緒に過ごした。皆、家族のように付き合っている仲間だけに、「こんな場所で一緒に海入ってるなんて不思議だよね」という感覚で、気も使わず楽しい時間を過ごした訳だ。人が増えるというのは、会話が多くなる。バスの中には違う風が吹き込まれ、賑やかになった。そして、島で仲良くなった仲間が、それぞれの事情により各地に住んでいるから、そんな仲間と再会したりして、島の話題で盛り上がったりもした。
でも、それまでの家族だけの旅とは違う旅になっていた。それは、「仲間と一緒に楽しくはしゃいでしまおう」という感覚が大きくなり、「日常」になりかけていた旅が、僕の仲で「トリップ」という感覚に変わってきたこと。子供たちも、新しい仲間が加わり、みんな遊んでくれるから大喜び。ついついあまり飲まないお酒も進み、仲間内で楽しんでしまうことが多くなってきたのだ。波の無かった日本海とは違い、海でも遊べるし、季節は夏真っ盛りだし、こんな楽しいことはないという感じで楽しんでしまいました。
旅にはやはり二種類あるというのが僕の中の考え。ひとつは一人旅(この旅は家族というひとつの単位で一人旅と思っている)。もうひとつは仲間との旅。一人旅は、現地で出会った人と仲良くなれ、仲間との旅は、現地での人との深い関わりが少なくなる分、仲間との楽しみをいつまでも共有できて楽しい。
でも今回は、現地の新しい仲間と島の仲間とが混ざって楽しい時間も過ごせた。これもまた楽しいものだ。

この旅は長いので、いろいろな楽しみ方ができて、僕は幸せである。