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「Red Bull」主催の超危険なコンテストが開催された!

2016-06-07 更新
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昨年、イギリスの山間部にあるウェーブプール『Surf Snowdonia』で初めてコンテストを開催して話題になった「Red Bull」がまたしても桁外れのイベントを開催。

現地時間6月4日〜5日にかけてオーストラリアの東海岸では多くの人が避難を余儀なくされたほどの嵐となり、海も大荒れに...。
嵐が去ってウネリが落ち着いたタイミングでシドニー南部のボタニーベイ・「Cape Solander」、通称「Cape Fear」で招待制のビッグウェーブコンテスト『Red Bull Cape Fear』が6日〜7日の2日間に渡って行なわれ、ライブ中継(MCはオッキー)を通して世界中のサーファーに大きな衝撃を与えました。

「Cape Fear」はウェスタンオーストラリアの「The Box」を更にハードにした感じのシャローなリーフブレイクで、ライトオンリー。
岩の目の前で一気に底掘れするバレルは大迫力の一方、ワイプアウトが即大怪我に繋がるような超危険な波...。

2014年に初開催された時は今回のようにサイズが上がらなかったものの、ブルース・アイアンズ、ジェイミー・オブライエン、シェーン・ドリアンなどのビッグネームが集まり、注目されていました。

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今回は逆にウネリが大き過ぎで、パドルでのテイクオフは難しいと判断され、ジェットスキーでのトーインで進行。
招待選手は16名。初日は12ftオーバー。早くも病院送りの選手が出てしまい、危険過ぎるという理由で4ヒートのみで翌日に持ち越しに。

ウネリが落ち着いた2日目に全てのヒートが行なわれ、ジェイムス’ルースター’アダムス、コビー・アバートン、ライアン・ヒップウッド、ラッセル・ビルケがファイナルに残り、60分のバトルの末にパーフェクト10をスコアしたラッセルが優勝。

オーストラリア・サウスコーストローカルのラッセルはまだ18歳。
今冬のノースショアでも彼のチャージは注目され、マウイ島のJAWSでも目立つ存在でした。

優勝後のインタビューでは、「最高の気分だね。満足なバレルに入れたよ。このタイトルを獲得出来たことにも興奮している。まだ実感が沸かないけどね。ファイナルはクレイジーだった。オレとヒッポ(ライアン・ヒップウッド)はパドリングで乗ろうとしたんだけど、波が大き過ぎて強いカレントもあり、不可能だった。ルースター、コビーが波に乗るのを見てこの勝負に勝つには難しいと感じたよ。その後、オレとヒッポの番が来て、凄い良い波に沢山乗ることが出来たんだ」とコメント。

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パーフェクト10の波については、「あの波はリーフにヒットして上陸しそうだった。無事にボトムに下りた時は、’神様ありがとう。転ばずに済んだよ’と思ったよ。上手くバレルが開き、バックウォッシュも無かったんだ」と話していました。

「Cape Fear」は普段割れないポイントでもあるため、過去にサーフィンした経験は3〜4度で、このサイズは初めてとのこと。今後はWSLのビッグウェーブツアーにも参加する可能性があるそうです。

ちなみにラッセルのモットーは「やってみなければ分からない」
リスクよりもその先にある可能性を信じて行動してみる。
サーファーの資質として、とても大切なことだと思います。

その他、『Red Bull Cape Fear』の詳細、動画などは公式サイトをチェックしてみてください。

http://www.redbullcapefear.com/

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