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一宮エリア

2016-06-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(5/26)後は、このエリアではどうにもならない南東の風が吹いていた日が多く、ウネリにサイドからヨレの入る癖の悪いコンディションが印象的な様子でした。

それでも、胸前後のサイズをキープしていたので、なんだかんだで遊べてはいましたが、6月に入ってからは徐々にサイズが下がっていてパッとしない波ばかり。。。

低気圧等のまとまったウネリはなく、今週(6/6週)からは、北東の風波でもサイズがあるだけありがたいと思えるような、厳しい状態となっています。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
6/8水曜日9時半頃、潮は引きに向かいミドルタイドの時間帯での地形レポートです。
2週間空きましたが、大きな地形変化はありませんでした。
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ピークの位置や、優しい波質にも変わりは無く残っています。
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ハードなブレイクもなく、初中級者の方は、ここを基準にしてポイントを選ぶと良いと思います。
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最近の腰~腹サイズの小波にも対応できる地形となっていて、今回のような、午前中の潮が引きに向かうタイミング(ミドルタイド前後)に良くる傾向でした。
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また、サイズの割には比較的アウトにピークができるので、丁寧に攻めれば距離も乗れている様子でした。
地形のまとまりもないのですが、波が弱いので、インサイド付近では若干癖のある形になってしまうようですが。。。


【サンライズ】
水曜日6/8、10時頃の様子から地形を判断します。
潮は、ミドルタイドより少なくなり、見た目では引きすぎた雰囲気でしたが、最近の腰~腹サイズに対するここの地形だと、引き始めからこの頃までが、狙えるベストなタイミングだと思います。
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他には、上げに向かうタイミングでボヨついてしまうものの、潮が増えて手前で波がまとまるタイミングもあるので、短時間ですが、ミドルタイドからも遊べる時間帯がありそうな地形です。
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前回(5/26更新)までと比べると、堤防周辺のピークの反応が悪くなり、張りのない波が多くなっている印象です。
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代わりに、波が下がってからは、中央から沖に出るカレントの影響で砂がたまっているので、この周辺にピークが増えて、今のメインになっていますね。
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ピークもいくつかあるので、ハードな混雑はなさそうですし、サイズの割に、ここも距離が乗れる地形になっていました。
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【東浪見】
6/8水曜日11時頃の地形チェックです。
干潮寸前となり、潮が少なく波のボリュームがなくなっていました。
ここも前回(5/26更新)から大きな地形の変化はありませんが、サンライズと同様に、堤防周辺の地形での波の反応が悪くなっていました。。。
左側は、素早いブレイクながらも、砂が残っているので、胸サイズになれば望みがありそうです。
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しかし、右側に関しては、何の変鉄もない地形になってしまったので、肩サイズにならないと、波数を含めて厳しいのかと思います。
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最近では、中央の地形だけがハッキリとしたピークになっていて、人が集まっていました。
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基本的には、レギュラーの形になるものの、潮の変動で波が変化しやすく、ピンポイントで狙うのは難しそうですが。。。
また、ピークがアウトにあるので、潮が上げに向かうとボヨりが目立ってしまうのでは?
ということで、ここは、引きに向かう時間帯が無難な狙い目で、ミドルタイドをすぎてからは、徐々に波のボリュームがなくなっているようです。


【志田】
水曜日6/8の11時半頃の様子から地形をジャッジします。
一番潮が少ない時間帯でしたが、力は弱くなるものの、サイズが下がっている様子はありませんでした。
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しかし、いつも通りカレントが目立っていたので、コンディション的にはボヨついた印象でも、ミドルタイドより潮がある時間帯から狙った方が、引きに向かう潮回りのときは、長く練習できると思います。
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地形に関しては、QSコンテストの時のような、ハッキリとした形になるピークはなくなってしまい、全域にいくつかピークはあるものの、ワイドな形で素早いブレイクが多くなっています。
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やはり潮が増えて、形がまとまるタイミングがベストだと思います。
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潮が上げに向かう場合は、フェイスの厚い印象でも、ミドルタイドより増えれば、形もまとまり一般向けな波になる地形だと思いますよ。


【太東】
6/8水曜日、12時半頃様子から地形を判断します。
前回(5/26更新)から、ここはフラット寸前なコンディションが続いていて、ロングボード専用となっています。
アウトの広範囲に拡がっていた地形が、徐々に手前にまとまり、堤防横からのレギュラーは、安定して形になっていました。
スネ~ヒザサイズですが、形はなかなかですね。
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この時のような、波の力がなくなる干潮時と、満タンボヨボヨのタイミングを除けば、1日を通して、波質の変化はありつつも、基本的な形は変わらないようです。
時化がなく、このまま穏やかなコンディションが続いていれば、この地形が継続すると思います。
混雑している場合でも、ガスト方面に逃げれば、十分練習できるビギナーの方向けな地形がありますので参考にしてください。


【夷隅】です。
水曜日6/8の13時半頃、潮が上げ始める頃で、まだ少ない時間帯ですね。
普段だと、狙い目となるタイミングですが、この日は、ウネリのみの状態となってしまい、反応する波がなく、絶望的な様子です。
前回(5/26更新)からも、特にスペシャルなコンディションはなく、最低でも腹~胸サイズないとダメな地形なのかもしれませんね。。。
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ブレイクする波が無いので、地形の判断は難しいですが、No.1~2は、雰囲気が残っているものの、中央に集まってできるピークがないので、ハッキリした形にはならないのかもしれません。。。
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スモールコンディションが続き、カレントが弱いので、アウトの地形は崩れている可能性がありそうです。
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しかし、他のポイントより波がしっかりしているので、風が穏やかで、腹~胸サイズあれば、チェックしてみる価値はありそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、17℃前後で安定しています。
シーガルの姿も見かけますが、この時期にしては若干低めなのかもしれません。
オンショア等、気温の低い日もありそうなので、ジャーフルの方が安心だと思います。


また、この先の波は、梅雨に入り期待の薄い時期になりました。
梅雨前線が邪魔して、ウネリを遮断しているような気圧配置が続き、特に期待できる予報はなさそうです。
風向きも不安定で変わりやすいのかもしれませんね。。。

オンショアの風波を除けば、基本的に腰~腹のスモールコンディションが続くのかと思います。
潮のタイミングによっては、フラット寸前な景色になってしまうポイントも。。。


最後に、プチNEWSです。
志田と一宮にシャワーが設置されましたよ。
加えて、志田に関しては、8月までの殆どの週末に、コンテストが予定されてるとの噂も。。。
そうなると、志田の規制に伴い、近隣ポイントは混雑しやすいかもしれませんので、心のご準備を。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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