非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2016-06-17 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

DSC_0045



前回の更新(6/9)後、週末にかけては潮の引き始めを中心に、ギリギリ練習できる程度の厳しいコンディションとなり、このエリアはビギナーレベルのサーファーが多く集まっていました。

そして今週に入って、オンショアが吹く日が多くなり、コンディション的には難しくなってしまいましたが、火曜日(6/14)には、頭サイズまで波がでたので、中級者以上のサーファーにとっては波がないよりマシか?と言う感じで練習できていました。

その後、(水)(木)は南東の風になったので、そこまでフェイスが崩れる事もなく、太東~東浪見周辺は、久しぶりに肩~頭サイズの遊べる波が来ていました!


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
水曜日6/15の8時半頃、上げ始めの頃なので、波がボヨついた雰囲気にはなりましたが、未だ潮が少ないので、波数は十分あったと思います。
カレントが弱まり、ビギナーの方もチャレンジできる頃合いですかね。
ポイント全体では、見た目の印象に変わりはありませんでした。
_1
この日のような、胸~肩サイズになると、沖の地形がメインになり、ピークがワイドなダラダラした波になってしまうようです。
_2
乗り繋げる形ではありましたが。。。。
_3
前日(6/14)のサイズアップでカレントができたので、サイズが下がって手前がメインになると、ミドル~インサイドの地形が、前回(6/9更新)とは違った形になるかもしれません。
_4
また、最近は中央から左側も、ミドルエリアにピークが増えてきました。
_5
この日のサイズがあれば、上げ始めからのまとまるタイミングが狙い目になる地形だと思いますが、胸サイズ以下なら、前回(6/9更新)までと同様に、引きに向かうタイミングが無難かもしれませんね。


【サンライズ】
6/15水曜日、9時半頃の様子から地形を判断します。
潮は上げ始めていましたが、一宮ほどボヨついた雰囲気ではありませんでした。
やはり頭サイズでは、アウトがメインになるので、沖が遠くなり、アウトほどフェイスのタルいスタートになっていましたが、前日の影響か?一宮よりも、ミドルエリアでの反応がよくなり、波質がしっかりしていた印象です。
_1
形が定まっていたので、ピークも探しやすそうでした。
全体的な地形は、一宮と似た感じですが、ここの方が、手前にまとまっている様子。
_2
中央から左側は、一定に砂がたまり反応がよく、ミドルから形になる波もあるので、サイズが落ちても対応できる地形だと思います。
_3
最近は、右側のミドル~インサイドに深みが多く、カレントができて安定していません。
この日のサイズでも、狙えるのはアウトのみで、スモールコンディションでは範囲が狭くなり、先週も人気はなさそうでした。
_4
全体的な狙い目は、肩以上のサイズがあれば、潮が上げている方が形がまとまり乗りやすくなっていましたが、胸以下では、やはり引きに向かうタイミングが、波数を含めてトータル的には無難かと思います。
_5


【東浪見】
水曜日6/15の10時頃の地形チェックです。
潮が上げている割りに、全体的にはまだボヨついた様子はありませんでした。
_1
サンライズと似ていて、中央から左側にはミドルエリア中心に砂がたまり、反応がよく波質もしっかりしていますが、右側はインサイドのカレントが強く、深みができて複雑な地形になっています。
沖のカレントに注意すれば、易しい波なので、ビギナーの方向けではありますね。
_2
最近オススメしていた、中央のレギュラーの地形は崩れてしまい、形は残っているものの、カレントが変化してブレイクが一定ではなくなってしまいました。。。
_3
やはり前日のサイズアップで、カレントが強まり、ポジションのキープも難しくなっている様子。
このサイズに対しては、潮が多い方が形がまとまっていいのかもしれない地形ですね。
_4
ここは胸前後のサイズまで落ち着いた方が、一般向けになりそうな地形ですよ。
_5
サイズが落ちると、カレントの影響を受けて、潮が多い程範囲が限られてしまいそうですが、引き始めから狙って練習できる地形だと思います。


ここからは、昨日16日(木)の地形チェックとなります。
【志田】
木曜日6/16の14時頃の様子から地形をジャッジします。
潮は上げに向かい満タンになる頃で、潮が少ない時と比べて、フェイスのボヨついた印象はあるものの、胸~肩サイズあればダラダラしているワケではないようです。
_1
最近はそこそこのサイズが残っているので、前回までとは雰囲気が変わっていましたね。
_2
全体的には右側のレギュラーをメインに、中央や左奥にもいくつかピークがあり、ミドルエリア中心に砂がたまっていて、インサイドが若干深くなっている様子。
_3
繋がり気味のワイドなピークが多いので、この時のような潮が多いタイミングの方が、形がまとまり波を探しやすいのかと思います。
サイズがダウンしても、引き始めや上げに向かうミドルタイド頃の時間帯を狙えば、十分練習できそうな地形でした。
_4
いつも通り、カレントの影響が少ないタイミングが狙い目かと。
_5
ただし、6/17(金)~6/19(日)に、NSAのジュニア・マスターズコンテストが行われるため貸し切りとなっています。


【太東】
6/16木曜日の15時頃の様子から地形を判断します。
潮が満タンで止まっていたので、波数が少なくなり、この日のような腰~腹サイズでは、ミドルエリアが中心になっています。
_1
地形に関しては、前回の更新(6/9)時よりもいい状態ですね。
_2
力は弱くなるものの、潮が少ない程アウトから距離乗れていて、この時のように潮が多くなると、ミドルエリアでウネリが集まり、しっかりしたピークが出現します。
_3
堤防横からレギュラーの形に反応する地形が出来上がっていて、最近の様子からは、肩くらいが一番形がよくなる理想のサイズのようですね。
地形が良いので、腰~腹あればチェックした方がいいと思いますよ!


【夷隅】です。
木曜日6/16、15時半頃、引きに向かい始めるタイミングでしたが、未だ潮が多い状態で、アウトでの反応が悪く、インサイドがメインになっていました。
最近は、久しぶりに海が時化て、サイズが残っていたので、カレント等の影響を受けて、地形が変化してくると思っていましたが、意外や、前回(6/9更新)と大きな変動はありませんでした。
_1
No.1~全体で見ても、インサイドに砂が集められ、ピークはミドル周辺にできるので、サイズの割りに乗れる距離が短くなっています。
_2
先週まで波の小さい日が続いていたので、アウトの地形はなくなってしまったのかもしれませんね。。。
ゴールデンウィークの頃のような、オススメできる状態ではないにしても、最近は特に混雑していた様子もなかったので、ミドルタイドより潮の少ない時間帯を狙えば、写真よりも形が良くなる傾向だと思います。
_3
他よりも波の力がありますが、ピークが狭いので、トロめにブレイクする波を見つければ十分練習できそうでした。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、前回の更新直後には18℃の潮が入り、シーガルで全く問題ないくらいになりました。
気温の高い日なら、日中はスプリングでできたかもしれません。
最近は外気が涼しくなっていたので朝夕は3㎜フルスーツ、日中はシーガルといった感じです。


また、この先の波も遊べるサイズをキープしてくれるのかと。
梅雨に突入して、天気が崩れる予報がありますが、しっかりしたウネリと言うよりも、基本的には力が弱めな易しい波になる予想です。

前線が絡みながらも、低気圧は頻繁に通過しそうな予報なので、オンショアのサイズアップになってもその後の南よりの風の日を狙えば、遊べるコンディションに当たる可能性は十分あると思いますよ。

南東の風でも、意外と強くなる事が少ないので、潮の時間帯やカレントの弱いポイントを選べば、地形的には問題無さそうですので、チャンスがありそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

*****
レポート一覧へ
*****