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三宅島→八丈島①

2006-09-21 更新
スリランカで僕が経営するA-frame surf shopに所属するローカルサーファーには、日本人と結婚して日本に住んでいる者もいる。
僕が帰国してから数年が経つが、お盆休みには、彼らとトリップするのが年間行事となっている。
そこで今回は、今年のお盆休みトリップ紀行を書いてみました。
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今年は海外へ?しかし、当然のようにチケットは高く、既に予約で一杯…。
そこで、国内を検討してみた。

友人の紹介で仲良くなったシェイパーのカズミが三宅島に住んでいるので、電話してみると僕らの渡航を快く引き受けてくれた。
「せっかくだから、もう1ヵ所」と思い、調べてみたら「三宅島経由→八丈島行き可」。
この2島に決定!

メンバーは、日本在住スリランカローカルのチャナカ、僕の妻のエッチャン、そして現在は東京在住だが、三宅島で歯科医を開業していた(休業中)リョウチャン。
僕とで合計4名だ。

当然天気図チェック→太平洋上に2つの台風→波の心配は無さそう!
むしろ、近付き過ぎない事を祈りつつ、4人は竹芝桟橋を出航した。

三宅島まで7時間半の船旅、宴会を始めて数時間すると船が東京湾を出たのか船の揺れも大きくなり、僕はゆりかごに揺られているような気分になって寝てしまった。
早朝アナウンスで目を覚ますと、既に船は三宅島に到着していた。
4人の祈りも虚しく、外は台風の影響で大雨、船をおりるとすぐにずぶ濡れと成るハメに。

港には、カズミが迎えに来てくれていた。
そして、港からほど近い彼の家へ→リラックスしていると町内放送が入った。
「ただいま到着した船は着発で竹芝桟橋に戻ります」→何?明日以降も台風の影響で、出航が怪しいとの事。
元々が一泊の予定だったリョウチャンは、なんと滞在30分で帰京、さっきまで乗ってた船に乗ると言う最悪の事態に…。

泣く泣く島を後にするリョウチャンを見送った後、気を取り直して、カズミのガイドで波チェックへ!
島一周約40分、その海岸線には10ポイント程ある。
しかし残念ながら、台風が近過ぎて風が強く流れも入り、危険な状態だった。

落胆した僕らを、三宅ローカルのカズミは、こんな日のためにスペシャルな場所に連れて行ってくれた。
火口池でのブラックバスフィッシング゛だ!神秘的な池で心から癒された。
元来釣り好きのチャナカも僕も大いにはしゃいだ→釣果:二人で4匹→大満足だった!
でも、外来魚がこんなとこまで…、複雑な心境にも…。

2日目も海は未だ大荒れ、ただ天気は回復したので島内観光へ。
2000年に噴火があったばかりの、この島の荒れ様は生々しい…。溶岩で破壊された村や硫黄ガスですっかり枯れてしまった森などが目につく。
僕らの経営するスリランカのサーフショップが津波に襲われた事を思い出した…。
「地球は生きている」事を改めて認識させられた。

夕方になると、少し海が落ち着いてきたので伊ヶ谷サンセットポイントに入ってみる事にした。
サイズは頭位だが、恐怖感を覚えるほどのカレントがまだ残り、不安を覚えた僕は2本のテイクオフで、さっさと退散した。

3日目は台風が西に移動、昼過ぎから風も大分弱まってきたので昨日と同じポイントへ向かった。
左側にレフト、右側にライトのブレイクがあるが、僕はレギュラーなので右側を選んだ。
サイズは肩くらい、面は少しガタついていたがそれほど気にならない。
セットを待ってテイクオフを繰り替えした。
ビーチブレイクと違って掘れなくてもパワーは十分、インサイドまでどんどんショルダーが張ってくる感じだ。

ローカルのカズミのライディングを手本に頑張ってみたものの、ビーチブレイクが染み付いた僕には、同じ様にはいかない…。
ならば!リラックスして気持ちよく乗ろうと気持ちを切り替え、数本テイクオフを繰り返していると、突然目の前に1mはある巨大な物体が海面に出現!
しかし直ぐに、それがウミガメだという事に気づいた。
でも、あまりの大きさに再びビックリ!!
豊かな自然を感じた1日だった。

いよいよ明日は、次の目的地「八丈島」に移動する。
カズミ夫婦も誘ってみると「おいら達も行ってみよう!」ということに…。

次回は、「八丈島」トリップを報告させて頂きます。
では…。

(次回へ続く!!)