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一宮エリア

2016-06-23 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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このエリアはどこのポイントも地形が安定しているので、好みに合わせて、波さえあれば/風さえ合えば/潮の時間が良ければ、十分遊べるコンディションが期待できます。

前回の更新(6/17)後は、週末(金)~(日)にかけてサイズが上がり、たくさんのサーファーでにぎわっていました。
特に朝イチから9~10時頃までが、潮の満タンから引きに向かうタイミングとなっていたので、波の形がまとまり風もなく、一番いい時間帯となっていましたよ。

ただ、この時間帯を過ぎると、南東が吹いてしまい、更に昼頃にかけては、潮が少なくなり、サイズも下がって残念な様子になっちゃいましたが。。。

しかし、ここ数週間の中では、コンディションのいい期間だったと思います。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
水曜日6/22の7時半頃の様子から地形を判断します。
潮は引きに向かい、もう少しでミドルタイドに差し掛かるタイミングでした。
全体的な地形に変化はありません。
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ここ数日は腹前後のサイズが続いていますが、このサイズに対しては、見た目ではボヨついた雰囲気です。
_2
一見すると、深い印象に見えますが、一番形がまとまり、上げに向かう頃よりも、反応が良さそうでした。
_3
潮が少なくなるにつれ、広範囲で反応するものの、波の力が弱まり、ピークがよりワイドになる傾向です。
_4
ピークが限られていますので、混雑し易いですが波を探しやすく、やはり狙い目は、この時のタイミングで間違い無い地形だと思います。
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ミドル~インサイドにかけて、弱いカレントがあり、地形もなんとなく形になっているので、タルい感じながらも丁寧に繋げば距離は乗れている様子でした。


【サンライズ】
6/22水曜日の8時頃、潮が引きに向かいミドルタイド寸前での地形レポートです。
_1
ここも地形に大きな変化は有りませんでしたが、カレントの影響でできた深みも目立たなくなり、最近は、全体的にミドル~インサイドに砂が集まってきた印象です。
_2
最近の腰~腹サイズの波に対しても対応できている様子の地形です。
_3
右側も、インサイドで波が厚くなってしまうようですが、この日のサイズでも、前回(6/17更新)より沖での反応が良くなってきていると思います。
_4
狙い目は、一宮と同じくこの頃が間違いなさそうでしたので、確実にやっておきたい時間帯ですね。
_5
ここも潮が少なくなるにつれて、サイズが下がり力が弱くなる傾向で、手前での素早いブレイクに変わり、難しくなってしまう地形かもしれません。


【東浪見】
水曜日6/22の9時頃の地形チェックです。潮はミドルタイドを過ぎた頃です。
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ここも地形に大きな変化ありませんでしたが、他のポイントと比べてカレントが目立っているようでした。
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左側から中央周辺では、特に複雑に流れているので、アウトでのピークの位置が変化しやすく定まっていません。
波が見つかっても、ベストポジションから乗るのは難しいと思います。
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このカレントの影響を受けて際立った深みも少なくなり、前回(6/17更新)よりも手前の地形が広がった雰囲気もあります。
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右側の堤防付近を除けば、全体的に一宮・サンライズよりも浅い印象なので、波に力がありそうです。
_5
狙い目は、このタイミングより早い時間帯からの入水が無難ですね。
基本的には地形が浅いので、上げに向かうタイミングでも、ミドルタイドより潮が増えれば、違った波で遊べるかも?の地形です。


【志田】
水曜日6/22の9時半頃の様子から地形をジャッジします。
ここも東浪見と同じく、ミドル~インサイドに砂が集まり、他のポイントより浅い印象です。
_1
東浪見のような強いカレントはありませんでしたが、ミドルタイドをすぎて波質的にも既に引きすぎてしまった雰囲気の地形でした。
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朝と比べて、やはり潮が少なくなるにつれて、どんどん素早いブレイクになっている傾向のようです。
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狙い目は、やはりミドルタイドより潮が多い時間帯が、ここでは無難な様子の地形です。
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最近は、胸以上のサイズにならないと、右側のレギュラーがハッキリしないので、腰腹サイズでは、中央よりに人が集中しています。
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【太東】
6/22水曜日の10時頃の様子から地形を判断します。
干潮に近づいて、波にボリュームがなくなり、力が弱くなっていました。
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ここ数日は、膝~腰サイズ続きですので、ショートボードでは厳しく、ロングボードにとってファンなコンディションとなっていました。
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ここは厳しいサイズながらも、堤防横のレギュラーの地形が残っているので、基本的には形よくブレイクして、サイズの割りにスムーズに板が進む波質のようです。
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それでも潮が少なくなると、ピークがワイドに反応する傾向の地形なので、この日のように膝~腰サイズは、ミドルタイド前後の時間帯が良さそうな地形だと思います。
ビギナーの方にとっては、上げに向かう頃の方が、ピークが手前になり、ブレイクもトロくなるので安心して練習できるかもしれません。


【夷隅】です。
水曜日6/22の10時半頃、干潮で一番潮が少ない時間帯のチェックです。
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他のポイントと比べて、この日はここが一番しっかりした波になっていました。
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風が弱く海も穏やかなので、カレントが無く整っていました。
しかし地形に関しては、どこよりも深い状態なので、この時のような、大潮の干潮前後でちょうど良いくらいのようです。
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アウトにはハッキリとした地形がないものの、ミドルエリアでウネリがシフトしてピークとなり、インサイドまで形よくブレイクしていましたよ。
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胸以下になってしまうと、極端に反応が悪くなり、サイズ不足な様子になってしまうかもしれ無い地形かと。。。
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条件はかなり限られてしまい、時間帯もピンポイントなので、混雑しやすいポイントです。
他に妥協できるポイントがあれば、そちらへの移動が賢明かと。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、18℃くらいで安定しているので、天気が悪くなければ、基本シーガル・ロンスプで問題ないと思います。
外気が30℃級の日は、日中スプリングや タッパーでできた時もありました。


また、この先は、天気の悪い日が多くなりそうですが、梅雨前線が掛かってしまうと、風が弱くても海はリセットされて、波の方は一気にダウンしてしまう可能性があります。

時間帯で変化しやすいですが、腰~腹サイズの場合でも、各ポイントに地形があるので、潮時に合わせて狙えば、充分練習できるタイミングはありそうです!


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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