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一宮エリア

2016-06-30 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回(6/23)の更新後、低気圧が通過したものの、日本海に近いコースとなり南風が吹き付ける結果になってしまいました。
意外と強く吹き続いたにもかかわらず、南ウネリが回り込むことはなく、腹前後のサイズ以上波が上がることはありませんでした。

その後も梅雨前線が停滞していた為、風も強く吹くことはなく、ウネリも上がらないまま天気だけが崩れた状態が続いています。
沖合いにウネリの要素がないので、潮の変動にも大して反応せず、絶望的なコンディションとなっています。。。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
6/29水曜日10時半頃の地形レポートです。
前回の更新(6/23)後、週末からは膝~腰程度のサイズが続いています。
腹~胸サイズあれば、ミドルエリアの地形から反応するものの、このサイズでは、さすがに沖からの反応は無く、
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前回までお約束となっていた、右側の堤防周辺のレギュラーも、ピークができる気配はありませんでした。
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ここ数日は、インサイドがメインとなっていますが、インサイドの地形には、カレントの深みが残っているので、特に素早いブレイクではなく、トロめなゆっくりとした波質なので、丁寧に乗れば2ターンくらいできる感じでした。
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サイズが小さいので、ボヨつきやすいですが、潮が上げていく方が波がまとまり力が出る印象です。
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最近のスモールコンディションを含めても、このエリアの中では、ビギナーの方にとっては、基準となるポイントだと思います。
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【サンライズ】
水曜日6/29、12時頃の様子から地形を判断します。
潮が満タンのタイミングでしたが、大潮の後なので、この日の日中はそこまで潮が多くなることはなく、特にボヨついた雰囲気ではありませんでした。
ピークがシフトして腹近いサイズになり、潮が引く頃と比べると、形がまとまり波がしっかりしていたと思います。
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最近のスモールコンディションでは、中央から左側の反応が良く、一宮と似た波質で対応できていましたよ。
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ここもこのサイズ対しては、手前に残っているカレントの深みが目立ち、ショルダーが短くトロめな波質ですが、焦らず乗ればサイズの割りに距離が乗れるかもしれません。
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全体的には、ミドルエリアで反応するものの、インサイドに差し掛かるエリアが厚くなる地形ですので、潮のタイミングで様子が変わりやすいようです。
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スモールサイズでは、上げに向かう時間帯の方が無難な地形の様です。


【東浪見】
6/29水曜日12時半頃の地形チェックです。
潮が引き始める時間帯なので、動き出したカレントに反応してブレイクするようになりましたが、波のボリュームがなくなり、力の弱い波質になった印象です。
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ゴールデンウィーク後は、特に複雑な地形となっていたので、サイズさえあれば、中央や右奥のレギュラーが出現し、左側を含めて、上級者が好む特殊な波から、ビギナーの方向けな、ゆっくりブレイクする波まで、バリエーション豊富なポイントでしたが、
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最近のスモールサイズでは、カレントに左右されやすく、反応する範囲も狭いのかもしれません。
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一宮・サンライズと比べて、ピークが少なく、インサイドの地形がないので、ショートライドとなってしまうようです。
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ここもスモールサイズの場合は、上げに向かうタイミングの方が、多少でも波に力があると思いますよ。


【志田】
水曜日6/29の13時半頃の様子から地形をジャッジします。
潮は引きに向かいミドルタイドくらいです。
潮の動きに伴って、所々カレントが出始めていましたが、波が小さく穏やかなので、波には影響していませんでした。
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ここも手前の地形がメインになっていましたが、他のポイントと比べて、インサイドの地形が広く、このサイズに対しても際立った深みがないので、スムーズに乗れそうです。
複雑さもなく、形通り素直にブレイクしていましたよ!
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サイズで比較すると、このエリアの中では小さいものの、形では、ショルダーが張っていて癖のないポイントだと思います。
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このサイズの場合、潮が動いていれば、ミドルタイドを基準にするのが無難そうな地形です。
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前回(6/23更新)の様子からすると、サイズが上がっても形になる地形も残っていそうです。


【太東】
6/29水曜日、14時頃の様子から地形を判断します。
潮が引き始めて多少反応が良くなった雰囲気です。
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先週のような腰前後のサイズがあれば、ミドルエリアからブレイクして、十分練習できるコンディションになる地形だと思います。
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しかし、海が穏やかなので、カレントが無くなり、もしかすると前回(6/23更新)までの堤防横からのレギュラーの地形は、形が崩れてしまっている可能性もありそうです。。。
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しかしながら、ここ数日もこの日のようなフラット寸前のスネ~ヒザの波に対しても反応していて、インサイド寄りでピークができて、レギュラーの形にブレイクしているので、ロングボードなら遊べるような状態です。
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しばらくの間は、ビギナーの方やレジェンドの方々に任せて、他のポイントに行った方がいいかもしれませんね。


【夷隅】です。
水曜日6/29の15時頃、潮が引きに向かい、ミドルタイドを過ぎているので、サイズさえあれば狙い目になるタイミングですが。。。
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アウトの地形が無くなってからは、ロングライドが難しくなり、ここ数週間は、カレントとサイズ次第な状態が続いていました。
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サイズ不足となり、最近のスモールコンディションでは、全く反応していません。
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カレントも無いので、この様子では地形がじわじわ手前に集まり、サイズが上がっても形にならなくなってしまうかもしれませんね。
もし波がでても、前回までのように潮が少ない時間帯限定になってしまう可能性があるので、しばらくの間は噂になるまで、スルーしてもいいと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります.


さて、水温ですが、先週よりも温かく感じるような日もあり、基本シーガルorロンスプです。
天気のいい日はスプリング~タッパー等の準備があってもいいと思います。


また、この先の波は、引き続き前線が近くに居座り、本格的な梅雨の予報が続いているので、波の方は期待できそうにありませんね。。。

前線が北上するか、途切れないとウネリが届くことはないのかもしれません。

強風以外のサイズアップは厳しい様子で、潮の変動にもたいして反応がなく、ウネリが上がらない限り特別ファンなコンディションはなさそうですよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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