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一宮エリア

2016-07-07 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(6/30)後は前線が停滞していた為に、ウネリがリセットされた状態となり、サイズアップは期待できない気圧配置が続いていましたが、今週(7/4週)に入ってからは、徐々にウネリが届き始め、力は弱い波質ですが、先月のような腹~胸サイズの遊べる波が来ています。

最近も、一宮がレベルを問わず無難なコンディションなので人気があり、このエリアの基準になるポイントのようですので、ここからチェックをスタートしてするのが良いと思います。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
水曜日7/6、10時半頃、干潮寸前で潮の少ない時間帯の様子から地形を判断します。
地形には大きな変化はありません。
前回(6/30更新)の時よりもサイズがあるので、アウトでの反応が良く、距離が乗れていました。
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遠浅な様子なので、厚めのピークから始まる易しいブレイクの波質です。
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最近も波の小さいコンディションが続いていたので、カレントが弱まり、余計な深みがあった手前の地形が、前回(6/30更新)より平らになった印象です。
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極端にサイズが上がった場合は、ハードになってしまいそうですが、ここ数日を見ている限りでは、完全に腰~腹・胸サイズの地形が出来上がっていて、形がハッキリするようになったと思います。
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レベルを問わず、基準になるポイントなので、人気がありますね。
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潮が多いと、手前で形がまとまり、少ないと波数が減り力は弱まりますが、アウトから距離が乗れる傾向で、タイドを選ばず楽しめそうな地形です。

※)海の家の準備や、テトラの工事が進んでいるので、海沿いの道では作業車に注意してください。


【サンライズ】
7/6水曜日の11時頃の地形レポートです。
ここも大きな地形の変化はありませんでした。
アウトの地形は目立たず、この日のサイズでも反応が悪いので、メインはミドル~インサイドの地形になっています。
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最近も両端の堤防周辺に地形はあるものの、中央に波数があって、人が集まっていましたね。
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一宮と同じく、手前の地形がが平らになり、小波用の地形になりましたが、潮が上げている時間帯はボヨついて、ミドルタイドを過ぎてから極端に反応が悪くなります。
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また、潮が引いていくと反応が良くなるものの、ピークの位置は変わらずで、手前が近くなるので、ここはミドルタイドを基準にした方が無難な地形だと思います。


【東浪見】
水曜日7/6の11時半頃の地形チェックです。潮は干潮の頃で一番少ない時間帯です。
やはり大きな変化はありませんでしたが、スモールコンディションが続き、ここもミドル~インサイドの地形が前回(6/30更新時)より、平らになった様子です。
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カレントの影響がなく、左側の難しいセクションが少なくなりました。
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しかし、1日を通してみると、全体的にはサイズに対して深い雰囲気があるので、腰~腹サイズではミドルタイドより潮が多いと、反応が悪いのかもしれません。
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この日は、潮が引き始めてから干潮に近いタイミングの方が、中央や右側をメインに、ショルダーがあって走れる波になっていたので、上げ始めても、2~3時間は狙えそうな地形でしたよ。
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インサイドに潮が入るとボヨつきますが、一宮・サンライズと比べて、ブレイクが速いので、ビギナーの方には、潮が増えて形がまとまるタイミングの方が良いのかもしれませんね。


【志田】
水曜日7/6の12時頃の様子から地形をジャッジします。
潮が下げ止まって、上げに切り替わる頃です。
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地形は相変わらずインサイドをメインに砂が集まり、潮が少なくなると、極端に浅くなってしまいますね。。。
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他のポイントと比べて、サイズのわりにフェイスがホレるので、ピークから素早いブレイクになる波が目立っていていました。
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ここはいつも通り、潮が上げに向かう時間帯でミドルタイドを基準にする方が、焦らず乗れる波になると思います。
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小波用の地形になり、全体的にショルダーも切れてきたので、自分用の波をゲットできれば、そこそこの距離は乗れそうです。

最近は、他よりもサイズが小さく、人気はありませんが、走り込んだり、スピードマスターへの練習をするなら、ここですかね。
そんな感じの地形です。


【太東】
7/6水曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。
前回の更新(6/30)後は、反応がなく絶望的なコンディションとなりましたが、今週(7/4週)に入ってからは、若干のウネリが届くようになりました。
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穏やかな状態が続いているので、前回(6/30更新)までのような、ハッキリとしたレギュラーではないものの、地形の余韻があるので、変化しながらショルダーができて、ロングボードなら遊べる地形だと思います。
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ショートボードには厳しいサイズとなっていますが、腰~腹サイズあれば、ビギナーの方にとっては狙い目ですね。

波が小さいので、距離を求めるとなると、ミドルタイド以下の時間帯メインになりそうです。
潮が増えて、インサイドにまとまると、また違った形のレギュラーが出現する傾向の地形です。

海の家の建設が始まり、ビーチ沿いの駐車場が限られていますので、ご注意ください。


【夷隅】です。
水曜日7/6の13時半頃、潮が上げに切り替わりましたが、まだまだ少ない時間帯です。
なので、期待はありつつも、前回(6/30更新)から、反応しない状態が続いていて、ほぼフラットな様子です。
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No.2・3から南側は、地形も無くなってしまい、サーフィンできる状況ではありませんでした。
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この様子では、サイズが上がっても、すぐに良くなるワケではなさそうです。
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腹~胸あれば遊べそうですが、地形ができるまでは、ここのポイントはしばらく準備中だと思います。

また、以下のアナウンスに充分注意と配慮をお願いします。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、前回から20℃くらいの潮が入り込む日があり、スプリングでちょうどいい水温になりましたが、波が小さく数も少ないので、海の中では待ち時間が長くなり、体が冷えやすいかもしれません。
更に、南風が吹き続けると冷たい潮が入る事があるので、最低でもシーガルの準備はあった方がいいと思いますよ。


また、この先は、南風が続いてしまうと、よっぽど強く吹かない限り、サイズアップどころかダウンしてしまうのでは?
波が上がった場合でも、地形に対してウネリの向きが悪かったり、波がヨレて癖のあるコンディションになりそうです。
来週も天気が悪くなる予報があり、再び前線が被ってしまうと、また波がリセットされる可能性があるので、サイズが残っているうちにやっておいた方がいいと思います。

潮のタイミングで、胸くらいの波はありそうですが、平均腰~腹サイズのコンディションでも、ラッキーなレベルなのかも知れません。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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