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一宮エリア

2016-07-28 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(7/21)後は、北東の風が吹き続けていたので風波ながらも腹~胸・セットで肩近い波もあり、ヨレて難しいコンディションでしたが、練習にはなっていたと思います。
このエリアの全体的な地形としては、アウトでの反応が悪くなり、インサイドに集中した地形になって、ワイドなショアブレイク気味な波になっていました。

その後、火曜日(7/26)からはオフショアに変わりましたが、意外にサイズをキープしているものの、この地形の影響でブレイクが速く、微妙なカレントの影響も受有りピークが見つけにくい様子です。

最近は北東風が続いたせいか、各ポイントで右側に地形が片寄り、レギュラーの波が目立っていました。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
7/27水曜日10時頃の地形レポートです。
潮は満タンのタイミングでしたが、この日のように腹~胸サイズあれば、ボヨついてしまうような様子はありませんでした。
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最近もまとまったウネリが届かず、地形にも影響がないものの、大潮と重なって極端に潮が少なくなったので、このタイミングで一気にインサイド~ミドルエリアの平らな地形が、これまでよりも広がったように思います。
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手前が浅くなり、形になるセクションがないので、スタートからブレイクの速い波が多くなっていました。
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カレントで波が途切れて、走れるセクションができるようなので、ピークを探すのが難しくなったかもしれませんが、腹前後のサイズがあれば、ミドルタイドを基本に形になる波が多いと思いますよ。
手前の地形が浅くなったので、潮が少ないと、波がバラけてしまいそうですし。。。


【サンライズ】
水曜日7/27、11時頃の様子から地形を判断します。
潮は引き始める頃です。
前回(7/21)まで、中央から出るカレントの周辺にピークができて、遊べる地形になっていましたが、大潮の影響でカレントの位置がちょくちょく変化してしまい、安定していた地形が崩れてしまったようです。
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穏やかなコンディションが続いているので、インサイドに砂が集まり、手前の浅いエリアが広がって、ワイドな波が多くなりました。
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今のところインサイドにはまとまった地形はできていませんでしたが、右側に限っては地形の変化がなく、レギュラーの形が保たれていました。
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潮が上げるタイミングでは、ピークが手前に寄って波が繋がってしまう傾向なので、ヨレが入っても潮が引いている頃の方が、沖で反応して形になる波があるかもしれませんよ。


【東浪見】
7/27水曜日11時半頃の地形チェック、潮は引きに向かっていました。
一宮・サンライズと比べると、大きな地形の変化はありませんでしたが、前回(7/21更新)より沖のピークが手前に寄った印象です。
変わらず左側の反応は鈍いまま、地形がないのでセットが入っても繋がった波になりやすい状態が続き、最近は弱くなっていた中央のカレントも再び目立ち始め、素直な形になるピークは少なくなったのかもしれません。
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この中でできるピークは、形になっても急激にホレるので、ビギナーの方には難しいかと思います。

今週からは、中央より右側の地形が、広い範囲で安定してきた雰囲気があり、ピークからスムーズに乗り繋げるようになってきました。
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胸前後のサイズがあれば、潮が引くタイミングで波数も増えていましたよ。
全体的に見ても、潮が引きに向かう時間帯の方が、反応がよくなっていましたよ。


【志田】
水曜日7/27の12時頃、潮が引きに向かいミドルタイドに差し掛かる頃の様子から地形をジャッジします。
この頃になるとカレントが目立ち始めて、ブレイクが読み難くなってきました。
地形に関しては変わらず、ミドル~インサイドに集中して砂が集まり、全体的にはショアブレイクのような波になっていました。
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引きに向かい反応がよくなったものの、手前の水深が浅くなってブレイクがまとまらず、繋がってしまう波が多くなっていました。

中央からちょい左にあるカレントの中や、お約束の右の堤防周辺には、潮が多いタイミングで切れたピークが出現しますが、
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潮が少なくなるほどダンパーになる傾向なので、ここは潮が多いタイミングに拘って狙うのがいい地形だと思います。


【太東】
7/27水曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。
潮が少なくなり波数は増えたものの、ミドルエリアから反応するサイズの波は激減し、メインはインサイドになっていました。
潮が多くなると、更にインサイドにピークができて距離が短くなってしまいそうです。
先週(7/18週)のオンショアコンディションの様子からは、腰腹サイズあれば潮の少ない頃を狙って、堤防横の地形にも反応していました。
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最近は、夕方も潮が少ないので、海水浴場が終了してからもチャンスがあるかもしれませんね。

ブイの外側に関しては、他のポイントと同じくインサイドに集中した地形となり、ワイドな波が目立っていましたが、地形の範囲が広くサイズが小さい分、ショルダーの切れる波もあり、ロングボード用ではありますが、遊べる地形にはなっていました。
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スモールコンディションの場合は、潮が引きに向かう時間帯の方が波数が増えて、距離も乗れていたと思います。


【夷隅】です。
水曜日7/27の13時半頃、あまり変動はないものの、潮が引きに向かい干潮に近い時間帯でしたが、今回も前回更新時(7/21)同様に反応がありません。。。
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他のポイントでは、胸~肩サイズのセットが来ていても、ここはアウトでウネっている様子もなく、ミドルエリアでフワッとする程度で、ブレイクする事はありませんでした。
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低気圧や台風のしっかりしたウネリが届かない限り、反応する地形はできないと思います。
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今日(7/28)以後も、ここはスルーだと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、変わらず23~25℃あるので、タッパーやスプリング、陽が出ているタイミングならトランクスのみの姿も見かけました。
最近は朝夕に涼しくなっていたので、ロンスプがあると完璧だったと思います。


また、この先の波は、天気図を見ても日本の周辺には、ウネリのきっかけになるような様子は今のところありませんが、逆にどんなコンディションにでもなる可能性は秘めているのかと。
天気図に変化が無かったとしても、風がこのまま南や南東の状態で、胸前後のサイズがあれば、十分遊べそうな地形が多いです。

ただし、このエリア全体的には、アウトの地形ができていないので、沖のピークは見た目よりも、素直に乗れない波になってしまうかもしれませんが。。。
一宮~東浪見区間は、南風でヨレが入ってしまうので、潮の具合よりも、朝の風が弱まりやすい時間帯が貴重になりそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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