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サーフィンが2020年東京オリンピックの追加種目に正式決定!

2016-08-04 更新
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2015年に発表された2020年東京オリンピックの追加種目5競技。
東京オリンピック組織委員会はサーフィン、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミングを国際オリンピック委員会(IOC)に提案していましたが、現地時間8月3日、リオオリンピック開幕直前に行われたIOC総会でこの5競技が正式に追加種目として認められることになりました。

サーフィンがオリンピックの競技として認められるのは世界初。
サーフィン大国、オーストラリアで2000年に開催されたシドニーオリンピックでは、真剣に協議されたものの、会場や競技人口などの面から難航の末に見送られた経験があります。

世界最大のアマチュア団体、IOCにも加入しているISA会長のフェルナンド・アギーレは、以下の声明を発表。

「大きな努力と献身の末、サーフィンが2020年東京オリンピックのプログラムに組まれることになって本当に興奮している。私達のオリンピックの夢が今現実になった。サーフィン界を代表してIOCに心から感謝したい。2020年東京オリンピックでの歴史的な決定がパイオニアになり、ゲームとしてのサーフィンが変わった瞬間でもある。私達はすでにサーフィンの人気と人口増加を世界的に見込んでいる。オリンピックでのゲームがサーフィンを見せる機会、基本的価値観を示す素晴らしい舞台になる。ユニークでモダンなスポーツでのパフォーマンス、スタイル、若い世代の文化。サーフィンとは勝負の他に何か特別なものを生み出すのにも役立つ」

「私達は特に世界最大のスポーツの舞台で自国のために競争するという夢を持って出場を目指すアスリート達にストークしている。世界トップの争いが東京オリンピックで行われ、数百万人のサーフィンファンと競争とビーチパーティーの雰囲気を楽しむことを今から待ち切れない」

「開催までまだ沢山の仕事が続くが、オリンピックでの初となるサーフィンの成功を目指し、IOC、東京オリンピックとパートナーシップを結び、情熱を注ぐよ」

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WSLのCEO、ポール・スピーカーは、以下の声明を発表。

「まずはISA会長のフェルナンド・アギーレにおめでとうと言いたい。これはプロサーフィン、サーフィンが観戦するスポーツとしてグローバルな舞台に上がった特別な瞬間だよ。世界ベストのサーフィン、WSLは可能な限り最良の方法で世界ベストのアスリートを送り出すようにISAと協力する。私達の選手が世界的なオリンピックの観客にその信じられないような才能と技術を披露し、国のために競争する機会を与えられることは素晴らしい」

WSLのコミッショナー、キーレン・ペローは、以下の声明を発表。

「WSLはプロスポーツ選手として成長する機会をサーファーに提供してスポーツとしてのサーフィンを世界的に拡大するために精力的に取り組んできた。だから、今回のIOCの決定には興奮しているし、これがプロサーフィンの将来のために何を意味することになるか、楽しみにしている。スポーツとして、オリンピックに認められ、その舞台に上がることは大きな前進さ」

年齢的に代表選手として選ばれる可能性が高いジョン・ジョン・フローレンスは、以下の声明を発表。

「サーフィンが成長を続け、それがオリンピックのレベルまで達したことに本当に興奮している。北米のチームとして選ばれれば幸運だし、選ばれた場合は国のために戦うことを楽しみにしている」

現在WSLはCTとQSを合わせて170名以上の選手がおり、男女合わせると世界に2,000名以上の選手がプロとして活動しています。
今回のWSLの声明から判断するとCTやQSのトップ選手から多くの選手が選ばれる可能性も十分にあり、それが国別の争いとなれば今までにない面白い戦いになることは間違いないでしょう。

なお、8月6日〜14日はISA主催による 『World Surfing Games』がコスタリカのハコで開催。
20カ国以上の加盟国からトップ選手が集まり、オリンピックと同じく金メダルを目指して争われる今イベント。
サーフィンがオリンピックの追加種目として決定して初めて行われる国別対抗の戦いだけに、いつもより熱く、そして世界中から関心が集まりそうです。

2020年東京オリンピックのサーフィンの舞台、代表選手など新しいニュースが入り次第、お伝えします!

photo:ISA