非会員上部PR枠用
 

『ISA World Surfing Games』終了!金メダルを獲得した国は?

2016-08-15 更新
2016815isa1


現地時間8月14日、コスタリカのハコで1週間に渡って行われたISA『World Surfing Games』が終了。
個人、団体で金メダル獲得を目指すオリンピックに近い形のサーフィンイベント。
リオオリンピック開催の真っ只中、更に2020年東京オリンピックの追加種目にサーフィンが正式に選ばれた直後に開催されたこともあり、世界26カ国から集まった代表選手は例年になく盛り上がり、激しいバトルが繰り広げられていました。

NSA(日本サーフィン連盟)によって公募された愛称「波乗りジャパン」としての初戦となった日本代表は、キャプテンの大野修聖を筆頭に仲村拓久未、新井洋人、石川拳大。ウィメンズは大村奈央、田代凪沙と最強の布陣で挑み、仲村拓久未、新井洋人がリパチャージ9まで進出しましたが、残念ながら敗退。
個人では仲村拓久未が7位、新井洋人が8位、大野修聖が19位、石川拳大が39位。
ウィメンズは田代凪沙が13位、大村奈央が19位に終わり、総合では7位とメダル獲得にはならず...。
それでも新井洋人(写真下)がハイスコアを連発して注目を集めるなど、来年、その先の東京オリンピックを見据えて収穫はあったと思います。

2016815isah


個人よりも総合での結果が注目される今イベントで金メダルを獲得したのは、毎年のようにメダルを獲得して2010年、2014年に金メダルを手に入れているペルー。
ポルトガルが2年連続で銀メダルを獲得、個人のウィメンズで2年連続優勝のティア・ブランコなど今年も強豪を揃えてきた北米は銅メダル。
全体に見ると中米、南米が強く、WSLでは活躍している選手が多いオーストラリア、南アフリカは上位に入らず、ブラジルは不参加でした。

2016815isa4


個人のメンズは2014年に優勝経験があるアルゼンチン代表のリアンドロ・ユサナ(写真上)が優勝。
2度目の金メダルを獲得しました。

ファイナル終了後のインタビューでは、「これで2度目のチャンピオン。信じられないよ!それも過去3年間は毎回ファイナルに進んでいるんだ。自分は家族、仲間、そして自国のために戦っている。この国旗を掲げることはポイントや賞金よりも大切さ。本当に嬉しいよ」とコメント。

今シーズンはアルゼンチンで開催されたQS1,500で2位に入り、ランキングも2桁まで上昇させているユサナ。
御存知の通り、アルゼンチンはサッカーで有名。ブラジルと比べるとサーファーは多くありませんが、ユサナのような世界レベルのサーファーがいるのも確かです。

2016815isa2
2016815isa3


ウィメンズは元CT選手のポーリン・アドゥ、ロングボードもショートボードもこなし、QSでは現在14位のジャスティン・デュポンとフランス代表が2名もファイナルに残り、クロスゲームの末にティア(写真上)が優勝。

WSLの方でも活躍し、その美貌からメディアへの露出も多いティアは北米代表のメダル獲得の立役者になり、「とても嬉しいわ!今年は私にとって良いシーズンとは言えないから、このタイトルは最高にハッピーよ。北米を代表することを家族と共に誇りに思い、興奮している」と話していました。

最後にISA会長のフェルナンド・アギーレ(今回は背中、腰の怪我のためにウェブキャストで観戦)が以下の声明を発表。

「金メダルを獲得したペルー代表、個人のリアンドロ・ユサナ、ティア・ブランコにおめでとうと言いたい。リアンドロとティアはサーフィンがオリンピックに選ばれた最初の年のISA金メダリストとして永遠に名が残るよ。他のコンペティターも、オリンピックの精神にのっとり、国の名誉のために戦っていた。世界26カ国から集まり、チーム一丸となってサーフィンした1週間。また 『ISA World Surfing Games』の歴史が刻まれた。1964年以来、ISAはサーフィンをする全ての国のための舞台になっている。そして、今年は2020年東京オリンピックがIOCに選ばれた記念すべき初めての年。世界中のサーファーが史上初のオリンピック選手になる可能性を持っているんだ」

『ISA World Surfing Games』
メンズ
1位 Leandro Usuna(ARG)
2位 Lucca Messinas(PER)
3位 Noe Mar McGonagle(CRC)
4位 Francisco Bellorin(VEN)

ウィメンズ
1位 Tia Blanco(USA)
2位 Dominic Barona(ECU)
3位 Pauline Ado(FRA)
4位 Justine Dupont(FRA)

総合
1位 ペルー 3188pt
2位 ポルトガル 2924pt
3位 北米 2860pt
4位 フランス 2848pt
...7位日本 2576pt

■日本代表選手の結果
メンズ
7位 仲村拓久未
8位 新井洋人
19位 大野修聖
37位 石川拳大

ウィメンズ
13位 田代凪沙
19位 大村奈央


ISA公式サイト

日本人選手についてはNSA公式サイトで。
http://www.nsa-surf.org/news/

photo:ISA


※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。