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一宮エリア

2016-09-03 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(8/25)後は、各ポイントの右側にできた、時化後の新しい地形を中心に人気がありました。
ただ、土曜日(8/27)の午前中から北東の風が強まり、台風が通過した30日(火)の午前中まで、オンショアのクローズコンディションが続いてしまいました。。。
その後、31日(水)からは肩~頭サイズの楽しめるコンディションになり、少しずつサイズダウンしながらも、ファンな状態を保っています。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
9/1木曜日の9時半頃、干潮寸前での地形レポートです。
前回の更新後も台風が沖を通過し、荒れた地形になってしまうのかと思いましたが、前回の状態をベースにアウトがメインとなった地形ができあがっていました。
全体的には、アウトのピークまで距離があり、中間のセクションでの深みが気になる様子なので、潮が多くなったり、波のサイズが下がった場合はボヨついたコンディションになってしまいそうです。

中央から右側では、頭サイズになるとワイドなピークになってしまうものの、広範囲で反応していたので、混雑は避けれるのでは?
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堤防周辺をメインに、レギュラーの形になっていました。

左側は、アウトでの反応はあるものの、右側と比べるとエリアが狭く、乗り繋げる波が少ない様子。
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奥の堤防周辺からインサイドにかけて、形になる地形があり、左右に別れて乗れるブレイクになっていました。
ここは潮が上げている方が、まとまった形になると思います。

左右で質の違う波があるので、基準にしてよさそうですよ。


【サンライズ】
木曜日9/1、10時頃の様子から地形を判断します。干潮のタイミングで潮が止まっている時間帯でした。
やはり時化によるサイズアップの影響で、地形が前回(8/25更新)よりも、アウトをメインに出来上がっていました。
全体的には、前回よりも波の反応する範囲が広くなった印象なので、一宮と同様に、ミドルタイドを基準に、潮の少なくなる時間帯を狙えば、アウトから距離の乗れるコンディションになりそうです!
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特に中央から右側では、堤防周辺をメインにレギュラーの形が見つけやすくなっていました。
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ピークが増えているので、混雑も多少解消するのかもしれませんね。
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左側でも、堤防横にピークができていましたが、ショルダーが短く、沖と手前で波が別れてしまっている様子。
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ここは、右側の地形狙いで、カレントが強くなる前のタイミングを狙うのが良さそうです。


【東浪見】
9/1木曜日10時半頃の地形チェック。潮は上げに切り替わる頃ですが、未だ干潮時と変わりなく少ない時間帯です。
ここも前回の地形がベースになっていましたが、全体的には、アウトがメインになった印象です。
しかし、一宮/サンライズと比べて、特に沖が遠くなったワケではなさそうでした。
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台風の通過後も、右側の安定したレギュラーに人気があり、波質も易しく、ビギナーの方やロングボードも多いので、注意が必要な状態です。
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また、ピークが狭いので、人が集中しやすく、トラブルも増えそうですね。
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やはりこの時のような、潮が少ない時間帯でスムーズに乗り繋げる波になる様子です。
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今のところ、ミドルエリアが周りよりも深く、ボヨつきやすくなっていますが、最近では、左側でもアウトを中心に地形の雰囲気があり、中央では、カレントが邪魔してブレイクが不規則なものの、波の反応する範囲は広くなっているので、狙える地形になる可能性もありそうです。
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ここも潮が少ない時間帯は、広範囲でピークが見つかりそうですが、潮が多くなったりサイズが下がってしまうと、ボヨつきやすく、波数も急激に減少してしまう恐れありです。


【志田】
木曜日9/1の11時半頃、潮が少なく、普段だとカレントが目立つタイミングでしたが、最近は整ったコンディションをキープしていたので、この時間帯も十分狙える地形でした。
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ただし、このタイミングはインサイドが浅くなり、ブレイクも速いので、波質的には、中級者以上のレベル向きなのかもしれません。
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ここは、一宮~東浪見区間と違い、インサイドからアウトまで平均して平らに砂がたまり、際立った深みもなく、いい地形の状態だと思いますよ。
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右側にこだわらず、中央から左側までピークが出現し、こちらはレフトがメインの波が目立っていました。
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台風の通過後も、右側は安定した地形を保ち、潮が多くなると形がまとまり、レギュラーのブレイクが良くなる傾向です。

速い波が目立ち、上級者で賑わうポイントですが、最近は、1日を通して遊べているので、混雑を避ける意味では狙えるかもしれません。


【太東】
9/1木曜日12時頃の様子から地形を判断します。
未だ潮は少ないですが、上げ始めて、少しづつウネリがまとまり、形良くブレイクするようになっていました。
前回の更新(8/25)後は、前半の北東や台風の影響を受け、全体的に砂がたまった印象です。
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サイズが上がり、沖に出るカレントに乗って、堤防周辺には質のいいレギュラーの地形が出来上がっていました。
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潮が多いと、ピークが手前に寄り、範囲が狭くなりますが、1日を通して、形のいい波で遊べているので、ロングボードやビギナーの方中心に、人気があり混雑していました。
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腹~胸サイズが最も形よく反応していて、この時のように、潮が少なくなるとアウトから距離が乗れて、ロングライド可能となります。
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ミドルやインサイドで反応する波も形はいいのですが、サイズが残っているうちにアウトを楽しんでおいた方がよさそうですよ。

時化後は、午前中で長く遊べていたようです。


【夷隅】
木曜日9/1の13時頃。潮は上げに向かい、そろそろミドルタイドという頃ですが、前回(8/25更新)と比べても、全体的にアウトでの反応がよくなっていたので、十分狙える時間帯のようです。
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ここも他のポイントと同じく、アウトまで砂が集まり、No.1~4までピークになる地形ができていました。
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ミドル~インサイドの地形が広がっているので、前回(8/25更新)よりも反応するエリアが広くなったようです。
しかし、台風によるサイズアップの影響で、カレントが強まり、所々深みができていました。
潮の引くタイミングだと、カレントが目立って、波がヨレやすくなってしまうかもしれません。
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いつもの潮が少ない時間帯は狙わなくてもよさそうです。
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全体的に反応が良くなった分、パワーゾーンも広がっているので、初中級者の方はご遠慮頂きたいと思います。
波質的にハードコンディションになると思いますから。
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ただ、サイズが落ちても、練習はできそうな地形だと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
変わらず25℃以上のままなので、トランクス+タッパーで問題なさそうですが、来週(9/5週)は、天気の崩れる日が多いので、スプリングやロンスプの準備があった方が無難かと。。。


また、この先の波に関しては、早速東寄りのオンショアに変わる予報となっているので、強く吹かない場合でも、潮が引くタイミングではバタついたコンディションになりやすそうです。
地形的に最近賑わいを見せている、各ポイントの右側も、この風だと影響を受けやすいので、朝・夕の風が弱まる時間帯を大切にして欲しいと思います。

ただ何れにせよ、サイズは下がり傾向になるのでは?次の台風も、今のところ直接ウネリが関係するコースではないので。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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