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一宮エリア

2016-09-08 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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週末(9/3・4)の腰~腹コンディションでは、潮が少なくなるほどカレントが目立ち、ブレイクの邪魔になる時間帯もありつつ、イマイチ物足りない印象でした。
オフショアながらも夕方の風が止む頃には潮が満タンになる潮回りでしたので、ボヨついた雰囲気ながらも、インサイドに地形があるポイントなら、ショアブレイクで遊べていましたね。

ただ今週(9/5週)に入って月曜日は胸サイズに復活し、遊べるコンディションでした。
しかし、火曜日(9/6)からは、再びサイズが下がり、風でヨレた腰前後のギリギリなサイズが続き、朝の風が弱く潮が引きに向かう時間帯にコンディションが比較的良かった印象です。

また、志田の駐車場が、本日(9/8)~13日まで祭りで進入禁止になってますので、ご注意下さい。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
9/7水曜日8時半頃、引き始めですが潮はほぼ満タンの時間帯での地形レポートです。
日に日にウネリが弱まってしまい、反応するエリアもどんどん狭くなってしまいました。
更にこの時のような、潮が多い時間帯や上げに向かうタイミングは、ボヨつきやすくなっていた印象です。

中央から左側では、手前寄りにライドできそうな地形がありましたが、サイズ不足な様子で、形は良くても物足りない印象になっていました。
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肩~頭サイズにならないと、アウトでの反応は無さそうですが、胸前後あれば、ミドルエリアで形のまとまった波が立ちそうでした。

ここは中央から右側に、同じサイズでもアウト寄りから反応する地形があり、ブレイクが不規則ながらも、距離が乗れていてビギナーの方々を中心に、人が集まっていました。
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やはり肩サイズあれば、形になる地形はあると思いますが、全体的にサイズが足りずボヨつきやすい状態なので、腹サイズ止まりだと、反応する範囲が狭くなり混雑しやすい様子でした。
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スモールコンディションの場合も、波質を優先するなら、引き始めから狙う方が、無難だと思います。。。


【サンライズ】
水曜日9/7、9時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい動きだしていましたが、未だ満タンに近い量でした。
前回(9/3更新)からサイズが下がり傾向となり、形になる地形は、両端の堤防周辺に限られていました。

中央エリアは、台風後の地形が続き、アウトがメインになった状態なので、肩サイズにならなければ沖では反応せず、ミドルエリアが周りよりも深みになって、広い範囲でサイズ不足な印象です。
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この日のサイズでは、ミドルタイド辺りの潮の量が無難な頃合いでしたが、堤防周辺の地形では、
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この時のような潮が多めな時間帯でも、スモールサイズの割りにボヨった様子もなく、まとまった形でブレイクしていたので、腹~胸前後の遊べるサイズになれば、引き始めからの時間帯が狙い目になるかもしれません。


【東浪見】
9/7水曜日10時頃の地形チェック、潮は引きに向かいっていましたが、ミドルタイドより少し多い時間帯です。
波が下がり傾向なので、前回(9/3更新)から地形の変化はなく、台風後のままの状態です。

ここも全体的には、アウトに地形が片寄っているので、この日のような腰前後のサイズでは、反応する地形が限られていました。
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左側から出るカレントによって、この周辺にだけ砂がたまっている様子。
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特にボヨった様子はなく、ピークでの形はいいものの、極端に範囲が狭く、周りの地形がサイズに対して深い為に、ショルダーが短くなってしまいます。
ビギナーの方には分かりやすい波かもしれませんね。

右側の堤防横に関しては、最近の南寄りのウネリではサイズにならず、ロングボード専用となってしまいました。
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胸前後のサイズなら、アウトからインサイドまで形のいいレギュラーのブレイクとなり、かなり混雑していましたが、最近の腰~腹サイズのコンディションに対しては、不向きな地形なのかもしれません。。。


【志田】
水曜日9/7の10時半頃、潮が引きに向かい、ミドルタイドのタイミングでの地形ジャッジとなります。
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右側を除いては、地形に変わりはなく、一定に砂がたまっているので、癖のない波になっていました。
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しかし、その分、潮が少なくなると、手前の地形が極端に浅くなり、広い範囲でショアブレイクのような波質に変わり、ブレイクが速くなる傾向です。

右側も、目立った深みはないものの、堤防付近では、アウトに片寄った地形となり、この日のようなサイズだと反応が悪く、ピークが定まらなくなっていました。
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しかし、腹~胸以上のサイズがあれば、堤防アウトからレギュラーが出現する地形は、今も残っていそうです。

全体的には、波が小さくても練習できる地形ですが、手前が浅くなってブレイクが速くなるので、スモールコンディションでも、ミドルタイドを基準にある程度潮がある時間帯から狙うのが、波の形では無難なタイミングのようです。
※本日(9/8)~13日まで、駐車場への進入が禁止になっていますので、ご注意下さい。


【太東】
9/7水曜日の11時半頃の様子から地形を判断します。
引きに向かい、ミドルタイドをすぎて潮が少ない印象になりました。
前回(9/3更新)から、特に荒れた天気もなく、地形は変わりなくいい状態をキープしていると思います。

波のサイズが下がっているので、反応するのはインサイドの地形に限られてしまいましが、ブレイクはレギュラーで形よく、ロングボード専用、特にビギナーの方にも、安心して練習できる地形のようです。
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当然このサイズだとブレイクしないものの、ウネリの様子からは、アウトの地形も残っていそうでした。
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しかし最近は、潮の変動にも反応がないので、潮が少なくなっても、距離が乗れているワケでもなく、ギリギリのサイズなのかもしれません。。。

先週の更新(8/3)前は、腰~胸のサイズが一番形よくブレイクしていて、潮が引きに向かう午前中で良くなっていましたので、狙い目の参考にして下さい。


【夷隅】
水曜日9/7の12時頃、潮が引きに向かい、ミドルタイドを越えて干潮近い時間帯です。
台風でできた地形をキープしていて、日曜日(9/4)までは胸サイズの波が残り、No.1~4まで遊べるコンディションとなっていました。

ビーチが削られて、アウトまで地形が出ているので反応がよく、風波は形にならなくても、ウネリがまとまっていれば、胸サイズでもしっかりした波質になっていました。
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最近は海が落ち着き、カレントも弱いせいか?沖でのピークがハッキリしなくなりましたが。。。
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ウネリの向きで、形がランダムに変わり、所々にある深みがブレイクを複雑にしていますので、胸~肩サイズ以下の場合は、普段通りミドルタイドより潮が少なくならないと、波数も足りない印象でした。
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風の影響を受けやすく、条件が限られてしまいますが、胸前後のサイズで、天気が穏やかであれば、チェックする価値はありそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、前回(9/3更新)と変わらず、25℃以上をキープしているので、オンショアの冷たい風が吹かなければ、トランクスで問題なく、朝イチの涼しい時間帯や、夕方の日が暮れる頃にタッパーがあれば十分でした。
天気が悪い場合でも、スプリングやロンスプがあれば問題ないと思います。


また、この先の波は、今回の台風→温帯低気圧のコースも、通過後にはあっさり落ち着いてしまいそうな雰囲気なので、サイズを狙うなら、通過直後がいいと思います。
また、お天気的にも気持ちよくサーフィンできるのは、週末(9/9・10)に限られてしまうのかと。。。
ただし、今のところ南風のオフショア予報ですが、強く吹いてしまうと、ウネリも長続きしないのでは?
何れにせよ週末(9/9・10)が狙い目になりそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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