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一宮エリア

2016-09-15 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の台風(13号)はコースが悪く、期待していたほどの反応もなく、オンショアが吹き続けてしまい、整ったコンディションになった日はありませんでした。

今週(9/12~)に入ってからは、徐々にサイズが上がり始め、月(9/12)&火曜日(9/13)がMAXサイズとなり、潮が多い時間帯に頭くらいになりましたが、基本的にはオンショアコンディションなので、満足いく波は少なく、各ポイントの堤防の右側で、風をかわしながら練習する結果となっていました。

そんな中、風が弱く潮の動いていた午前中で、いい噂を聞く事が多く、ポイント的には、一宮や復活傾向の夷隅が人気だったと思います。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
9/14水曜日12時半頃の地形レポートです。潮は上げに向かってミドルタイドのタイミングです。
全体的な地形は、前回(9/8更新)と変わりないと思います。

中央から左側では、地形が沖に出ている状態で、ミドルエリアが深くなり反応も鈍い様子。
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しかも、アウトも肩~頭サイズないとブレイクしないので、狙える雰囲気はありませんでした。
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堤防の周辺にできたカレントに反応するショアブレイクが、なんとか形になるものの、基本的には、インサイドにまとまる地形がなく、人気もありませんでした。

前回更新(9/8)に続き、狭く限られた地形になっていますが、アウトから距離が乗れていて、最近も右側に人が集まっています。
ボヨつきやすくなっているものの、波質は易しく、ビギナーの方向けな印象です。
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地形から外れた場所は、深くなっているので、ショルダーが短くなってしまいますが、胸サイズあれば、前回(9/8更新)の印象より、多少反応する範囲が広くなっていたので、コンパクトなピークが増えているようでした。
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最近は、堤防横のレギュラーがサイズ不足で、反応が悪い為に、狭い地形に人が集中しやすくなっていますのでご注意下さい。
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狙い目は、スモールコンディションでは、引き始めからになりそうですが、この日のように胸サイズあれば、上げに向かうタイミングの方が、形よくブレイクすると思います。


【サンライズ】
水曜日9/14の13時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かい、ミドルタイドもすぎて、胸前後のサイズでは、全体的にボヨついた様子になっていました。
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地形に関しても一宮と同じく、台風後の状態が続いているので、ミドルセクションは全体的に周りよりも深くなり、距離の乗れる波も繋ぐのが難しくなっているようです。
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アウトの地形も、頭サイズないとブレイクしないので、このサイズの場合は、ピークの反応がハッキリせず、波を掴みにくいのかもしれません。

最近はオンショアの影響で、インサイドのカレントが落ち着かず、手前の地形は、左側の堤防周辺以外はなかなか形にならい雰囲気です。
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ここは先週(9/5週)に続き、右側の堤防横のレギュラーが安定していて、ミドルからも形になるので、無難に距離が乗れそうな地形でした。
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ボヨついた印象なので、上げに向かうタイミングは、ミドルタイドより潮が増えると、波数が少なくなってしまいそうですが。。。


【東浪見】
9/14水曜日の14時頃の地形チェック、潮は上げに向かい満潮寸前の時間帯です。ここも全体的な地形は時化後の状態となり、アウトに片寄った様子で、一宮やサンライズよりも、地形が変わりやすいのか、全体的には深い印象になっていました。
ここもオンショアの影響で、ミドルからインサイドがカレントにより、まとまらず荒れた地形です。

左側や中央には、アウトでのピークがあり、胸サイズで調度いい形に反応していますが、やはりミドルからインサイドのセクションで、フェイスがヨレて繋ぎにくくなり、アウトのみの波になってしまいます。
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一宮よりも、地形が狭く波数が少ないため混雑はありませんが、潮が引いても基本的な形は変わらず、カレントによってヨレやすくなり、波のボリュームもなくなる傾向です。
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胸以上のサイズなら、潮が多い方がフェイスがホールドして、形になるのかもしれませんね。

右側に関しても、安定したレギュラーの地形はありつつも、最近はサイズ不足でピークが手前になり、インサイドがメインになっています。
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また、地形の範囲も狭くなった印象です。
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ここも潮が少なくても距離が乗れるワケでもないので、ミドルタイドくらいを基準にして狙った方が無難な地形かと思いますよ。


【志田】
9/14水曜日14時半頃の地形レポートです。潮が満潮でとまっている時間帯です。
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ここは変わらず波が反応する地形は、インサイドにまとまっているので、一宮~東浪見区間とは違い、ミドルセクションで波が消えたりすることはなさそうな地形ですので、ショアブレイク気味で、力のある波質です。
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前回(9/8更新)と大きな地形の変化はありませんでしたが、最近のオンショア続きで、ここもインサイドからミドルエリアでカレントが強まり、左側のように波が切れて形になる所もあれば、
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右側のようにカレントでピークの地形がワイドな反応になってしまった場所があるので、
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もしかすると、この先も少しずつ変化していくのかもしれませんね。

ただ、特に悪くなっている感じではないので、天気が穏やかになれば、前回(9/8更新)までのように、十分遊べる状態になのでは?
狙い目は、最近のカレントが目立ったコンディションの場合、この時のような、潮が多い時間帯の方が、余計な影響が少ないと思います。


【太東】
9/14水曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮は満潮から引きに切り替わる頃で、ほとんど動いていない時間帯です。
ここも大きな地形の変化はなさそうですが、前回(9/8更新)までと比べて、潮の多いタイミングでのボヨりが目立っていた印象です。

最近もオンショアが続いたわりに、サイズは控えめで、ミドル~インサイドがメインになっていますが、ここも、手前を流れるのカレントが強まったのか?前回(9/8更新)と比べて、インサイドが微妙に深くなったような雰囲気。。。
波の反応が弱くなっていたと思います。
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そのため、レギュラーの地形は残っていそうなものの、これまでよりハッキリとした形には反応しないのかもしれません。
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カレントが目立たない穏やかなコンディションなら、潮が少ない方が距離が乗れていました。
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胸くらいまでサイズアップすれば、引き始めからも狙えそうな地形です。


【夷隅】
水曜日9/14の15時半頃に見てきました。潮は引きに向かう頃ですが、満タンに近い状態なので、練習できても波数が激減し、最近の夷隅としては、深くなってしまうタイミングです。
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前回(9/8更新)までの地形はキープできているものの、台風の通過後と比べると、少しずつ反応するエリアが狭くなった印象があり、最近は、元の夷隅に戻ってしまった様でボヨりやすい傾向です。
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それでも、形になる地形はNo.1~4まであって、十分狙えると思うので、引き始めからや、ミドルタイドを基準に、潮の少ないくらいから狙えば、長く楽しめると思います。
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ここは、他のポイントより、カレントが影響しやすいので、癖が出てしまいそうですが。。。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
引き続き25℃はキープしていますが、前回(9/8更新)からは、それ以上に温かくなる日はなくなってしまい、天気も悪かった事もあり、確実にウエットの準備が必要となってきました。。。
トランクスの場合は、タッパーとのセットが間違いなさそうです。
外気も涼しくなり、スプリングやロンスプの常備になってきそうですよ。


また、この先の波に関しては、秋雨前線の停滞で、まとまったウネリが届く様子は、今のところなさそうです。
更に、この先もオンショアで荒れたコンディションでの練習ですね。。。
また、今回の台風もコースが悪いので、期待できない予定かと。

引き続き、風の弱い朝夕や、潮が動く午前中が狙い目になりそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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