スリランカのライフスタイル①
2006-12-07 更新
99年の2月に初めてスリランカへ旅して、その年の暮れにはスリランカでサーフショップを営み生活する意志を固めていた。自分でも信じられないスピードで事がトントン拍子に進んでしまい、気がついたら生活の基盤はスリランカになっていた。
毎日、サーフィン→仕事→サーフィンと、誰もが羨む生活を送っていた訳だが、どこにでも裏事情というのが存在する。
そこで、僕=東京人が遭遇/経験した体験談/感想を紹介します。
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「パワーカット?」
今年の夏クレーンが送電線を切ったことで東京の一部ではパニックになっていたらしい。
しかし、スリランカでは停電は日常茶飯事。
PCに向かってオリジナルデザインを制作中でも、何の前触れも無く“パチン”といきなり電気が落ちる。
数時間かけて完成間近まで持ち込んだデザインは一瞬で消滅…。
こんな経験を何回かした。
しかもそれは事故じゃなく電力会社の供給が足りなくなっての事象。
昼も夜もお構いなしにある時突然起きる。。
僕がスリランカに住み始めて2年目は干ばつが酷く、一日5時間の停電が半年間も続いた。
しかも何時停電するかは、不特定気まぐれなランダムだからPCを使う仕事はスリル満点!オマケに夕食はローソクの灯りでムード満点!…(苦笑)
必然的に早寝早起きの生活習慣が身につき、サーファーにとっては理想的な生活だったかもしれない。
最初は苦痛だが次第に慣れる。数週間もするとそれが普通になってしまった。
満月の夜は月明かりが有り難い。月明かりが弱ければ、天の川のように星空が感動的だった。
文明というものは確かに便利だが、その便利さの影で、僕らの自然に対する感心やありがたみが薄れたのも事実では?
パワーカットの日々は、僕に色んな事を教えてくれたような気がした…。
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次回は、「スリランカ人って?」と題して、「スリランカのライフスタイル②」をお送りします。
では、また。