『VISSLA ISA World Junior』で波乗りジャパンがメダル獲得!
2016-09-26 更新
39カ国から371名の18歳以下の代表選手が集結して開催されたISA主催のジュニアイベント『2016 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』が現地時間9月25日に終了。
QSの舞台にもなっているポルトガルのアゾレス諸島で9日間に渡って行われたハイレベルな戦いで団体の金メダルを獲得したのは、フランス。
日本代表の波乗りジャパンは16歳以下のボーイズで森友二、西優司の「ダブル・ユウジ」がファイナルに進出して3位と4位。
16歳以下のガールズでは野中美波が5位に入り、団体では4位。
2020年の東京オリンピックの開催国というプレッシャーの中で活躍を見せ、団体では初となるメダルを手に入れました!
国別対抗リレー形式のアロハカップは2013年に金メダル、2014年、2015年に銀メダルを獲得した日本が得意とするクラス。
今年はキャプテン・田中大貴を筆頭に中塩裕貴、森友二、西優司、橋本恋のメンバーで挑み、ハワイ、フランス、コスタリカという強豪と共にファイナルに進出して4位入賞を果たしています。
昨年、イタリアのレオナルド・フィオラヴァンティが優勝を決めた最もレベルの高い18歳以下のボーイズでは、CT選手のウィゴリー・ダンタスの弟、ブラジルのウェスレー・ダンタス(写真上)が優勝。
「アゾレス諸島で優勝出来て最高の気分。これはブラジルからもっと多くのワールドチャンピオンが誕生する可能性があるということを意味している。イベントに参加した多くの選手と同様、オリンピックに参加したいね」
ウィゴリーと同じグーフィースタンスでライディングのスタイルや顔までも似ているウェスレー。
QSではまだ3桁のランキングですが、すでにジュニアでは優勝経験もあり、近い将来、頭角を現してくる可能性も十分にありそうです。
18歳以下のガールズは優勝候補の筆頭、ハワイ代表の前田マヒナがR3で敗退。
しかし、同じハワイ代表で昨年は16歳以下で3位に入っていたブリッサ・ヘネシーが優勝。
団体3位に大きく貢献していました。
「金メダルを手に入れたわ!昨年、このイベントで銅メダルを獲得した経験が今回の金に繋がったの。この経験をオリンピックにも活かせたら素晴らしいわね。’ISA World Junior Surfing Championship’は素晴らしいコンテスト。いつも来年が来るのが楽しみなの」
今シーズンはCTにもワイルドカードで出場して経験を積み、QSでは今回舞台になったアゾレス諸島の1,500で2位になるなど活躍の舞台を広げています。
16歳以下のボーイズはフランス代表のトーマス・ディビリー、ガールズは北米代表のキャロライン・マークスが優勝して金メダルを獲得しています。
『VISSLA ISA World Junior』結果
U-18ボーイズ
1位 Wesley Dantas(BRA)
2位 Alonso Correa(PER)
3位 Colin Doyez(FRA)
4位 Harley Ross(AUS)
U-16ボーイズ
1位 Thomas Debierre(FRA)
2位 Kyuss King(AUS)
3位 森友二
4位 西優司
U-18ガールズ
1位 Brisa Hennessy(HAW)
2位 Vahine Fierro(THA)
3位 Leilani McGonagle(CRC)
4位 Juliette Brice(FRA)
U-16ガールズ
1位 Caroline Marks(USA)
2位 India Robinson(AUS)
3位 Elin Tawharu(NZL)
4位 Ellie Turner(GBR)
団体
1位 フランス
2位 オーストラリア
3位 ハワイ
4位 日本
アロハカップ
1位 ハワイ
2位 フランス
3位 コスタリカ
4位 日本
■日本代表選手の結果
U-18ボーイズ
13位 田中大貴
25位 黒川楓海都
25位 中塩裕貴
途中棄権 西慶司郎
U-16ボーイズ
3位 森友二
4位 西優司
13位 伊東李安琉
37位 藤沼佳太郎
U-18ガールズ
9位 橋本恋
25位 松田詩野
U-16ガールズ
5位 野中美波
17位 川合美乃里
『VISSLA ISA World Junior』公式サイト
日本人選手についてはNSA公式Facebookで。
https://www.facebook.com/nsasurf
photo:ISA