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一宮エリア

2016-09-29 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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台風17号が遠ざかり、前回更新9/23からは荒れた天気もなく、整ったコンディションでサーフィンできています。

東よりの風がそよそよしていた程度で、散らかされるようなオンショアはなく、前半は胸~肩サイズの波が届き、予想よりも各ポイントの反応が良くなっていました。

そんな中、サンライズ~志田区間は特に人気があり、朝イチからにぎわっていましたよ~!


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
9/27火曜日16時頃、引き始めるタイミングですが、満タンに近い時間帯での地形レポートです。
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この日のような肩~頭近いサイズがコンスタントに来る日は、このタイミングでも波数は十分のようですが、台風の通過後からは、全体的に深い印象に変わり、胸以下のサイズになると反応するエリアが狭く、ピークが限られしまっていました。
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アウトの地形は、肩~頭サイズになると、沖から距離が乗れるようになるものの、ミドルエリアでの深みで、波が厚くなり、スムーズさに欠ける様子ではありました。
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しかしながら、ミドルエリアでリフォームする波は、タルめながら形よくブレイクし、波質も易しく、ビギナーの方から楽しめると思います。
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中央のチビ堤防の周辺はカレントが強く、波がまとまらないので、狙える波は少なそうです。
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左側に関しても、ミドルエリアが深く、アウトから繋がる波が少ないので、ショアブレイクがメインとなった地形になっています。
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潮の多いタイミングで形になり、しっかりした波質ですが、複雑に反応する波が多く、こちらは上級者向けだと思います。
潮が引きに向かっているタイミングの方が、ボヨつきが解消されて、いいと思いますよ。


【サンライズ】
火曜日9/27、16時半頃の様子から地形を判断します。潮が引きに向かい波数が増えてきた印象です。

一宮のように、全体的にはボヨついた様子ですが、やはりこの日のような、肩~頭サイズのコンディションなら、潮が多くても十分練習できそうでした。
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前回(9/23更新)と比べて、中央の地形に反応する波の形が良くなり、ピークはワイドながらも、広い範囲で反応しているので、週末もかなりの人気がありました。
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朝の潮が少ないタイミングの方が、よりアウトから反応して、波のスケールが大きくなり、キレメを探せば、しっかり距離も乗れていました。

左側は、アウトの波のショルダーが短いので、ミドル~インサイドがメインになり、ショアブレイク気味ではありますが、形よくまとまる波で、中央とは違った波質で遊べているようです。
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右側の堤防周辺も、アウトでの反応が悪くなっているものの、ミドルエリアでまとまる、安定したレギュラーの地形はキープしていました。

潮の変動で波も変化しますが、最近は1日を通して練習できているようで、おススメ地形の一つになっています。


【東浪見】
9/27火曜日17時頃の地形チェック、未だ潮が多く、全体的にはボヨついた印象ですが、波はまとまっていて形が分かりやすく、引きに向かい、フェイスが整い波質はよくなっている様子でした。
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ピークの位置は、変わらず地形が残っていて、中央寄りがメインになっています。
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最近は、右側の堤防周辺のアウトの反応が悪くなり、力の弱い波になってしまいましたが、易しい波質で、距離が乗れるので、人気はキープしていました。
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今週(9/26週)は、安定して胸前後のサイズがあるので、ここも前回(9/23更新)と比べると、波の反応するエリアが広がり、最近では中央のレギュラーや、カレントがありながらも左側のレフトも距離がのばせるようになってきました。
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台風の通過後は、穏やかな状態が続いているので、アウトに出すぎていた地形が、少しずつ手前に戻って来たのかも知れませんね。。。
ミドルエリアの地形が整ってきた傾向です。
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やはり胸前後のサイズがあれば、ここも1日を通してできていますが、潮が少ない時間帯からの、上げに向かうタイミングが、長く遊べていましたよ。


ここからは昨日9/28(水)のレポートとなります。
【志田】
時間は10時半頃で、潮が上げ始めてきましたが、未だ少ない時間帯での地形ジャッジとなります。
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潮が多い頃と比べて、サイズは一回り下がってしまうものの、変わらずミドル~インサイドがメインになった地形が続き、先週(9/19週)からも、1日を通して遊べていたと思います。
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この日は、前日より波が下がっていましたが、腹~胸サイズの場合は、潮が少ない方が波数があり、サイズの割りに力のある波質になる地形なのかもしれません。
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前回(9/23更新)よりも、地形の形がハッキリした様子になり、他のポイントと比べて、ブレイクが速く、走り重視な波ですが素直に反応していて、キレメもあるので、ショートライドになっても面白そうな波でした。
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潮が上げるにつれて、狙える波が限られてしまう地形のようですが、形はまとまり、ブレイクも易しくなる傾向もありますので、肩サイズより大きければ、ミドルタイドより潮が多い方が良さそうな地形でした。


【太東】
9/28水曜日の11時頃の様子から地形を判断します。潮が上げに向かっていますが、ミドルタイドには届かない、未だ少ない状態です。
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前回(9/23更新)のようなカレントも無くなり、整ったコンディションにはなっていましたが、最近の膝~腰サイズでは、インサイドがメインになり、ブレイクの速いセクションでの練習になりそうな地形です。
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前回(9/23更新)と変わらず、堤防周辺の反応が悪く、ミドル~インサイドに砂が集まっている状態なので、形のいいレギュラーの地形は、堤防から離れた位置にできていました。
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このサイズでは、潮が少ない時間帯を狙っても、アウトでの反応が無かったので、ミドルタイドよりも上げてしまうと、形はまとまっても、ピークが限られてポイントが狭くなってしまいそうな地形なのかもしれません。
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胸サイズ~なら、アウトに期待できると思います。


【夷隅】
水曜日9/28の12時頃、潮が上げに向かい、ミドルタイドにさしかかる時間帯になり、ボヨついた印象に変わってきました。
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前回(9/23更新)と大きな変化はなく、地形は全体的にミドル~インサイドがメインになり、No.1~4の各スペースに地形はありますが、胸サイズ以下になると、ピークが狭くなり、地形から外れると、ショルダーがカレントの影響を受け、ボヨついてしまい、複雑に反応していました。
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インサイドセクションでは、ブレイクが速くなり、この日のような腹~胸サイズでは、沖から乗れてもスムーズに繋がらない様子です。

No.2が、一番地形が広いので、セクション別にピークが出現していました。
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頭サイズからは、アウトにピークができると思いますが、この地形だと、ダラダラした雑な波になってしまうかもしれませんね。
ミドルタイド以上のタイミングは、避けた方がいいと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、前回(9/23更新)より若干上がっていて、再び25℃以上になる日がありました。
天気が悪くなければ、個人的には海パン&タッパーがベストでしたね。


また、この先の波は、昨日(28日水曜日)強く吹いた南風の影響で、ウネリがリセットされてしまい、サイズが落ちているので、腰~腹・胸の場合は、朝イチを逃さず狙った方がいいと思います。
各ポイントで何ヵ所かずつ地形ができているので、風の影響が無ければ、スモールサイズでも形になる波が見つかると思います。

ここ数日は、前線が上下にウロウロしていて、南下するとオンショアになってしまう可能性が大きく、沖のウネリも入らなくなってしまいますので、コイツの動き次第でコンディションが左右されてしまいそうですね。

また、南では新しい台風が発生したので、高気圧が移動するか弱まった場合は、影響が出始めるかも知れません。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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