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一宮エリア

2016-10-06 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新時(9/29)がMaxサイズで、日に日に小さくなる傾向で、オンショアの影響もありながらも、それでも週末(10/2)まで、腰~腹・胸サイズをキープしていたので、物足りない波でしたが、各ポイントで形になる地形に反応し、アクションを入れながら遊べる波はありました。

なお、風が強く吹くことは無かったので、基本的な地形は変わらずの状態で、一宮~東浪見周辺では、サイズの割りに距離が乗れる波もあり、サーファーが集まっていました。

台風18号が通過しましたが、日本海ルートだった為、オフショアが強くなり、木曜日(10/6)の朝の時点でも、サイズは上がっていません。。。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


今回の地形チェックは、南から北上しました。
【夷隅】
10/5水曜日11時頃、潮が引きに向かい、干潮に近いタイミングでした。
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サイズに対する反応や、地形に関しても、前回(9/29更新)と変わらない状態でした。
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No.1~4まで、アウト寄りでピークになりそうな反応はするものの、最近の腰~胸サイズでは、再びウネリに戻ってしまい、沖から乗ることができなくなっていました。
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インサイドがメインの地形があるので、ショアブレイク気味ながらも形になり、このサイズでも、ショートライドですがなんとか練習できていました。
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しかし、潮のタイミングでは、この頃が狙い目になると思うので、この様子では、胸以上のサイズがないと、物足りないかもしれませんね。


【太東】
水曜日10/5の11時半頃、干潮寸前で潮の少ない時間帯の様子から地形をジャッジします。
前回(9/29更新)からは、ギリギリ膝サイズのほぼフラットなコンディションとなっていて、数少ないブレイクする波を、ロングボードでショートライドできる程度でした。
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地形は変わらず、堤防周辺のアウト~インサイドまで、イマイチ反応が悪く形にならなくなっています。
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サイズがなくても、北系の風が吹くと、中央寄りから沖に出る流れが目立っているので、この周りに砂が集まり、反応しやすくなっていました。
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この流れが週を重ねるごとに、堤防方向に向かっている印象なので、このままの状態が続けば、レギュラーの地形が安定するかもしれませんね。

腰~腹サイズあれば、ミドルタイドより潮が少ない時間帯で、距離が乗れるようになりそうな地形でしたよ。


【志田】
水曜日10/5、12時頃、干潮と重なり、一番潮が少ないタイミングでの地形チェックとなりました。
最近は、腰~腹サイズが続いていて、潮が少なくなると、波のボリュームがなくなり、形がまとまらず、カレントが目立って複雑な反応になっています。
潮が多くなるにつれ、ショートライドになる傾向ですが、ブレイクは素直になるので、スムーズに乗れていたと思います。
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ここは潮が上げに向かう時間帯が狙い目ですが、サイズに合わせて、タイミングを変えれば、ちょうどいい時間帯が見つかるかもしれませんね。
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今週(10/3週)は、スモールコンディションとなり、中央から右側周辺で余計なカレントがなく、メインの地形になっていますが、全体ではピークがいくつかあるので、腹~胸サイズになれば、混雑を避けて練習できるようになると思います。
左側に関しても、ピークがいくつかありますが、インサイドからミドルエリアの地形が広がっていて、潮が少なくなるとカレントが広範囲に影響し、全く波がまとまらないので、引きに向かうタイミングからコンディションが乱れていました。
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【東浪見】
10/5(水)12時半頃、干潮で潮が止まっている時間帯での地形レポートとなります。
ここも前回更新(9/29)と大きな変化はありませんでした。
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スモールコンディションが続き、右側半分ではピークがインサイドになり、距離は短いものの形になる易しい波質なので、ビギナーの方やファンボードに人気がありました。
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左側半分に関しては、ミドルエリアの地形で広範囲に反応するようなり、中央のレギュラーのまとまりが悪くなってしまいましたが、堤防に近いエリアでも、練習できるようになったので、スモールコンディションにも対応できていたと思います。
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左側は、志田と似た雰囲気があり、風が吹いてしまうと、潮が少ない時間帯にカレントが目立ち複雑な波になっていましたが、アウトから距離も乗れるようになってきたので、サイズアップすれば、潮の上げるタイミングで形がまとまり、狙える地形になってきたかも知れません。


【サンライズ】
水曜日10/5の13時頃、潮が上げに切り替わりましたが、未だ干潮に近い時間帯の様子から地形を判断します。
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連チャン台風が過ぎてからは、中央での反応が良くなり、広範囲でサーフィンできていましたが、ここは志田や東浪見と比べて、腰~腹サイズに対して地形が深い印象となり、このサイズでは、潮が少なくてもピークが限られてしまうようです。
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しかし、深くボヨついている反面、カレントの影響は少なく、形が安定していたと思います。
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最近では右側も含めて堤防周辺の地形が悪く、波数も減り中央寄りがメインになっています。
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サイズ不足な為、狙える地形は少なくなってしまっていますが、地形的にはピークが多いので、サイズアップすれば、一番ファンな波になりそうですよ。


【一宮】
10/5水曜日13時半頃の地形チェックです。潮が上げに切り替わり動き始めていました。
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潮の少ない状態でも、サンライズのように、全体的にはサイズに対して深い印象なので、カレントが目立たず、波はまとまっている様子でした。
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ここも地形の変化はなく、サイズが小さいので、前回(9/29更新)よりもピークが限られ、ミドル~インサイド寄りの地形がメインになっていました。

左側は、
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ショアブレイクしかない状態となってしまい、やはり堤防寄りのインサイドでは、一瞬形になるものの、波を見つけるのは難しく、サイズが足りないので、沖から繋がる事もなく、ショートライドとなっていました。

比較すると、右側の堤防周辺の方が地形が広く、レギュラーの形が分かりやすいので、人気のようですね。
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このエリアの中でも、距離が乗れる地形なので、ショルダーの短い波が多いながらも、ビギナーの方向けな地形だと思います。
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サイズアップすれば、アウト~ミドルエリアでまとまる、形のいいピークができそうでしたよ。

右側はスモールコンディションの場合、ミドルタイドより潮が多いと波が厚くなりフェイスが狭くなってしまいそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
23~25℃あって、外気の涼しさと比べると温かく感じる程ですので、スプリングやロンスプがベストだと思いますよ。


また、この先の波に関しては、今のところ台風に関係したウネリはなく、オフショアでリセットされてしまったので、スモールコンディションが続きそうな雰囲気になっています。

大陸からの高気圧が東に移動して、沖に出た場合は、オンショアがベースなってしまうかもしれませんが、東風がそよそよしてるくらいの穏やかな日なら、高気圧からの易しい波が届いて、意外や狙える可能性もありそうですが、風波の残念な日も増えてしまうと思います。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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