スリランカのライフスタイル⑤
2007-02-21 更新
99年の2月に初めてスリランカへ旅して、その年の暮れにはスリランカでサーフショップを営み生活する意志を固めていた。自分でも信じられないスピードで事がトントン拍子に進んでしまい、気がついたら生活の基盤はスリランカになっていた。
毎日、サーフィン→仕事→サーフィンと、誰もが羨む生活を送っていた訳だが、どこにでも裏事情というのが存在する。
そこで、僕=東京人が遭遇/経験した体験談/感想を紹介して来ましたが、今回は、皆さんが最も気になる「波」について書いてみました。
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バリなど、赤道帯に位置するエリアでは、フルムーンの時のサイズアップがギャランティーとされている。
ここスリランカを訪れるサーファーにも、フルムーンを狙ってスケジュールを組む人を多く見かける。
実際僕のスリランカ生活での経験上、大潮でのサイズアップ打率は7割くらい…?
高確率でバーンとサイズアップすると言っても良い。
しかし、フルムーンでもフラットな時が確実に有ったのを覚えている以上、バリの様にギャランティとは、言えない事を大前提として御承知おき頂きたい。
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「スリランカのサーフPガイド」
今回は比較的波がコンスタントなエリアを紹介しよう。
まずはヒッカドゥワのメインポイント、ここは南西のウネリに敏感だ。
レフト&ライト共に良い波だが、リーフブレイクのためコシ以下のサイズだとファーストブレイクで終わってしまう。
アタマ前後のウネリがベストコンディションとなる事が多い。
そして、ヒッカドゥワよりも更に南西ウネリに敏感に反応してくれるのが、カバラナホテル前のポイント。
ホレホレのレフトが特徴で、スリランカで最もパワフルなブレイクとも言える波だ。
リーフへの砂の付き方に次第では、ライトが出現する時も有る。
南ウネリが、強過ぎ/大き過ぎて「いやーまいったなぁ…」なんて時は、マータラの町の手前にあるメリッサポイントがお勧めだ。
昔、僕がここを見つけた時は、椰子の林に囲まれたパラダイスの様なロケーションそのものだったが、今は開発が著しく残念ながら当時の面影は無い。
サイズが大きい時は、沖の棚で一度ブレイクしてしまう為、オーバーヘッド以上になることは殆ど無く、波質もメローなライトブレイクが特徴だ。
小さな入り江状の地形のため、5~10月の南西モンスーンの時期でも比較的風をかわして、決して良くは無いがサーフできる日が多い。
以上のヒッカドゥワ、カバラナ、メリッサで波がなければ、他のポイントも期待薄だと思って良いだろ~。
それ位、スリランカを代表するのメインスポットと言える。
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そして、ここスリランカもご多分に漏れず、近年非常にサーファーが増えて来た。
未だ記憶に新しい、スマトラ沖地震の大津波災害からの復興資金をはじめとして、
観光収入がこの国の人達にもたらす恩恵は非常に大きく、これは、決して嘆くべき事象ではない。
しかしそうは言うものの、やはりサーフPは空いているに越したことはない!
そこでアドバイス。
リーフが混雑していたらビーチをチェックすると良いだろう。
特に最南端の町「マータラ」のビーチブレイクは、人知れず良い波がブレイクしている事が多々ある。
その他、「ウェリガマ」と言う、ロングボードに最適なビーチブレイクもある。
なお、スリランカには未だノーサーフなポイントが無数にある。
時間に余裕のある人には、ブレイクを探しながらのコーストライン沿いの移動なんかもおすすめしたい。
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最後になりますが、
どこのポイントでも同じ事が言えると思うが、ローカルが入っていたら必ず挨拶をしておこう。
楽しいサーフィン第一歩のコツみたいなものかも…。
そしてKIDSが入っていたら、可能な限り波に乗せてあげて下さい。
お願いします…。
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次回は、「スリランカのライフスタイル」の続編パート⑥となりますが、移動手段やトラブルの経験談…etcをお伝えできればと考えています。
ではお楽しみに。