CAレポート第4弾「サーフライダー・ファウンデーション」
2007-03-08 更新
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カリフォルニアはサンクレメンテにあるサーフライダー・ファウンデーション(SRF)の本部。「まあるいものを見る旅」で日本の代表守山さんから沢山の親切・ご配慮を頂き、それまで以上に興味を持っていたので、アポなしではあったけれど訪ねて来ました。
外から見ると何の看板もなく、本当に人がいるの?といった雰囲気の建物の2階に事務所はあった。受付で「アメリカのSRFの実状を知りたくて、日本から来た」と言うと、快く代表の方が受付まで来てくれた。現在の代表は Liaさんという素敵な女性。正直なところ、ちょっとドキドキしてしまうほど素敵な女性だ。白人だけれどハワイ出身だという。彼女のオフィスに案内され、話を聞くことに。ここはアメリカだけでなく、インターナショナルのSRFの事務所でもあるので、今重要とされる問題を抱える16の場所を地図で見せてもらう。オーストラリア、フランス、どこでもいろいろ問題を抱えている様子。でもその中に日本もあった。湘南の水質汚染だという。カリフォルニアでは、トラッセルズの道路工事についてが、最近起こっている問題だという。
世界中から持ちかけられるサーフィンに絡む環境問題。これにボランティアで対応する職員の方々。本当に頭が下がる思いである。個人では行政相手に何もできないところを、SRFは手を貸してくれ、対処方法を一緒に考えてくれる。素晴らしい組織だと思う。
日本では従来の会員制をやめ、サポーター制度に変更している。会員制だと毎年いくら、といった形になり、会報が送られてきていたけれど、それではちょっとかたい。サポーター制度はもっとやわらかく、この組織のやっていることに賛同したり、SRFの力を借りたりしたら、送金する仕組み。そう、サッカーと同じで、みんなで応援したらいいのです。
世界的にでもあるけれど、日本では特に協力が足りていない様子。皆さんにちょっと臨時収入があったり、海の自然のことを考えてみたなら、サーフライダー・ファウンデーションのサイトへ。皆さんの知らないところで、ボランティアで頑張って活動している人がいるのです。
SRFを出て、サンクレメンテのピアを歩く。海に入るのに入水料なんていらないけれど、ポイントを守るためにボランティアで頑張っている人がいる。そう思うと、サポーターになろう、と思えてきました。
久米 満晴
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