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一宮エリア

2016-10-28 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(10/21)後もオンショアが続き、まとまりのないコンディションが多くなっていましたが、「一宮」等、北~北東風の影響の小さいポイントは、ショアブレイク狙いで遊べていましたよ。
また、朝イチや夕方の風が弱まるタイミングもあったものの、予想より早くサイズダウンし、10/23日曜日は、せっかくの無風だった時間帯も、物足りない状態となってしまいました。

その後、火~水曜日(10/25・26)で南東に変わりましたが、ウネリが弱く波数も少かったので、満足するほど乗れなかった人も多かったと思います。

晩秋となり、夜中に潮が大きく動くサイクルなので、日中は潮の多い時間帯が長くなり、平均して波もなかったので、基本的にはボヨつきやすく、マイナス印象な1週間でした。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
10/27木曜日12時半頃の地形チェックです。潮が上げに向かい、ミドルタイドをすぎた頃です。
この日のような腹~胸サイズにとっては、ボヨつき始める時間帯のようです。

前回(10/21更新)までと変わらずの地形が続いているので、全体的には、胸以下のサイズに対して、ミドルエリアが深く、ダラダラとブレイクする波が目立っていました。
サイズも下がり、風波のせいか反応する範囲が、狭くなった印象でした。
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右側の堤防周辺をメインに、距離の乗れるレギュラーの地形が残っているものの、狙うのであれば、引き始からのタイミングの方が、最近のサイズに対しては無難な様子です。
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中央から左側では、アウトの地形に対してサイズが足りなく、ミドルエリアからアウトは狙えそうにありません。
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この頃のように潮が多い時間帯に、ショアブレイクがまとまる傾向なので、こちらは潮が乗ったインサイドの地形狙いになってしまいそうです。
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【サンライズ】
木曜日10/27の13時頃、潮が上げに向かい、満潮に近づいてきた時間帯の様子から地形を判断します。
ここもボヨついた雰囲気に変わってしまいましたが、一宮と比べると、ミドルエリアの地形が広いので、ピークは多くなっていました。
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しかし、全体的にミドル~インサイドに差し掛かるセクションに、地形がなくなってしまっているので、アウトから反応するサイズにならないと、腹前後のサイズでは距離が短くなってしまう地形のようです。
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右側の堤防横にできたレギュラーの地形は、やはりサイズが足りず、反応してもスムーズに乗れている様子はありませんでしたね。。。
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左側は、完全にアウトのみの地形になってしまったので、狙うなら、中央寄りがメインになりそうです。
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ここも最近のサイズに対しては、引き始めからが無難になりそうな地形ですが、上げ始めからも、波がまとまる可能性はあるので、ミドルタイドまでは狙えると思います。


【東浪見】
10/27(木)13時半頃、満潮寸前の潮の多い時間帯での地形レポートとなります。
ここの地形も、一宮やサンライズと同様に、ミドル~インサイドの地形がなく、全体では腹前後のサイズになってしまうと、ミドルエリアでのショートライディングになってしまいそうです。
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やはり、左右の堤防周辺は、アウトの地形に反応するサイズにならないと、距離が乗れず、
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特に右側に関しては、ミドル~インサイドまでが、このサイズに対して反応が弱くなってしまうので、メインに狙える地形は、中央寄りになってしまいそうです。

しかし、前回(10/21更新)までと比べると、中央のレギュラーで反応する形がハッキリしていなかったので、この日のようなオンショアコンディションになると、質のいいセクションは、極端に短くなってしまうかもしれません。
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全体的には、形になる特定の地形がないので、サイズが上がるか、オフショアコンディションでないと、狙えない様子ですが、条件が合えば、満潮のボヨつく時間帯を外して、練習できる波は見つかりそうです。


【志田】
木曜日10/27、14時頃、満潮と重なり、潮が多く動きが止まっている時間帯での地形チェックとなります。
地形には大きな変化はなく、このエリアの中で、このポイント周辺のみ、ミドル~インサイドに砂が集まった地形になっています。
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全体的には、右側の堤防横や、中央のレギュラーの地形は残っているものの、オンショアの影響もあり、腰~腹サイズでは形がハッキリしない様子です。
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また、潮のタイミングも、このサイズに対しては深くなり、ボヨついてしまうようです。
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波がまとまっても、サイズが足りず、ショルダーのない波が目立っていました。
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しかし、干潮のタイミングだと、オンショアの影響を受けて、カレントが強まり、難しいブレイクになるので、狙いは、上げ始げている最中や、引き始めからになる地形だと思います。

最近は、一宮~東浪見までと比べて、サイズが小さい印象です。


【太東】
木曜日10/27の14時半頃、満潮で未だ潮が動き出す前の時間帯から地形をジャッジします。
地形は変わらず、ミドル~インサイドでメインに反応している状態なので、堤防横のレギュラーもなく、ロングボードでもショートライディングになっていました。
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オンショアが続いていますが、サイズが上がる様子もなく、前回(10/21更新)からも、まとまらないコンディションが続いています。
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この時は、潮の多いタイミングでしたが、少ないからといって、距離が乗れるワケでもなく、逆にカレントが強まり、まとまらない波になっていた印象です。
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ビギナーの方の練習場的な雰囲気になり、サイズが上がっても、すぐに良くなる地形もないので、今のところは特にオススメできる様子はありませんでした。


【夷隅】
10/27木曜日15時頃、引きに向かい始めましたが、未だ満潮に近く潮は多い時間帯でした。
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ここも地形の変化はなく、前回(10/21更新)よりも、地形の印象は悪くなっています。
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腰~腹サイズになると、反応が悪くなり、この時のように潮が多いタイミングでは、全く狙えそうにありませんでした。
風の影響が一番小さいので、結構できそうに見えちゃう写真もありますが。。。
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ピークはあるものの、サイズ不足でショルダーが短く、No.1~4まで、残っている地形の両脇からは、強いカレントがでているので、反応するウネリが複雑になり、難しいコンディションになっていました。
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ここも、潮が引いても波質が良くなる雰囲気はなく、サイズアップしても、ザツな波になってしまいそうな地形なので、狙うのであれば、風の弱い穏やかな天気に限られ、サイズも胸以上ないと楽しめないと思いますよ。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
19~20℃で安定しているので、ロンスプ・シーガル+ジャージフルスーツの準備があれば、問題ないと思います。


また、この先の波に関しては、まとまったウネリが届く様子もなく、変わらずオンショアがメインとなった風波コンディションが続いてしまいそうです。

そうなると各ポイント大差なく、風波では形になる地形がないので、しっかりした波を求めるなら、潮が多いタイミングでのショアブレイクを探すのが無難かもしれません。

それでも、ミドルエリアでちょい乗り程度しかできない地形なので、距離を重視するなら、潮が引きに向かう時間帯を大切に狙った方がいいと思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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