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ブラジルのQSで五十嵐カノアが今シーズン2勝目!

2016-11-07 更新
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PHOTO: © WSL/Smorigo

現地時間11月6日、ブラジル・フロリアノーポリスの「Joaquina Beach」で開催されていたQS6,000『Hang Loose Pro Contest』が終了。
昨年までのハイスターが続いたブラジリアンレッグから今年は1イベントのみに縮小したものの、ブラジルが生んだ二人のワールドチャンピオン、ガブリエル・メディナ、エイドリアーノ・デ・ソウザを始め、ミゲル・プーポ、ジャドソン・アンドレ、海外からもジャック・フリーストーン(AUS)、ライアン・カリナン(AUS)、デイヴィー・キャッスル(AUS)、五十嵐カノアなどCT選手が多く参加して世界一とも言える熱狂的なブラジルのサーフィンファンを盛り上げていました。

イベント期間中は前半こそグッドコンディションながら後半はサイズダウンのスモール。
ブラジルらしいトリッキーなビーチブレイクでの勝負、クロスゲームが多く、エアリアルが勝敗を左右したこの戦いを制したのは、ファイナルでジャドソンを倒した五十嵐カノア(写真最上部・下)でした!
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PHOTO: © WSL/Smorigo

「ブラジルで再び優勝出来るなんて最高だね。ここで良い結果を出すことがクオリファイに必要だったのは、昨年と同じ。これでプレッシャーから解放されて次のハワイに行って楽しめるよ」

昨年もブラジルの6,000で優勝。
QSのランキングを上げてCTへのクオリファイを確実なものにしていたカノア。
今年はスペインでの6,000に続き、2勝目。
ルーキーイヤーのCTでは開幕戦の9位を除いて全てR3止まりの13位。
ランキングでは現在24位と厳しい位置にいますが、QSでは今回の優勝で7つもランキングを上げ、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)を追い越してトップに!
来年もトップ34のメンバーとしてツアーを回ることは確実になりました。

この相性の良いブラジルには友人も多く、英語、日本語の他にポルトガル語も堪能なため、表彰台ではポルトガル語で締めくくり、ギャラリーを沸かせていました。

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PHOTO: © WSL/Smorigo

2010年、20歳だったルーキーイヤーにブラジル戦でいきなりの優勝を果たしていたジャドソン(写真上)
それもケリー・スレーター(USA)をファイナルで倒しての勝利だったため、話題になっていましたが、3シーズンでツアーを脱落して再びQSから挑戦。
翌年には再びクオリファイを果たし、3シーズン目を迎えています。
しかし、CTではハワイでの最終戦を前に25位。
QSでは今回の結果で36つもランキングをあげたものの、22位と依然厳しい状況...。
これから向かうトリプルクラウンはジャドソンにとってまさに人生を賭けての勝負になりそうです。

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PHOTO: © WSL/Smorigo

今イベントには稲葉玲王、村上舜、大橋海人、大原洋人(写真上)、新井洋人と5名の日本人が参加。
残念ながら今年は海外でのQSで活躍した日本人選手はいなく、今回もR3に進出した村上舜、大原洋人が最高位。
ランキングでも67位の大原洋人が最高位とクオリファイには遠く及びません。

村上舜、大原洋人の二人は11月12日〜23日に開催されるトリプルクラウンの初戦10,000『Hawaiian Pro』にも参加予定です。

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PHOTO: © WSL/Smorigo

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