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一宮エリア

2016-11-17 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回更新(11/10)からは、週末(11/12・13)にかけて、再びハードなコンディションとなっていましたので、このエリアでは、太東に限り練習できる状態だったので、混雑していましたが、地形は良くなっている段階だったので、レギュラーの形のいいブレイクがありました。

全体的には、カレントの強いコンディションが続き、インサイド~ミドルエリアにかけて多少ハードな様子でしたが、各ポイント、今週(11/14週)に入ってからは、胸・肩~頭サイズまで波がおさまり、朝以外は風が弱かったので、面ツルのコンディションが続いていました。

昨日11/16水曜日の時点では、平均して胸前後のサイズをキープしていますが、見た目の印象よりも、反応の弱い波なので、潮の上げるタイミングは、ビギナーの方向けになっていると思います。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
11/15火曜日8時半頃の地形チェックです。潮は、引きに向かい、ミドルタイドのタイミングです。

全体的な見た目では、大きな変化はありませんでしたが、先週末(11/12・13)まで残っていたウネリの影響で、多少砂が動いた様子です。
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中央から左側は、今までよりも更にアウトに地形が集中した印象になり、これまで何となく形になっていたショアブレイクの地形は、リセットされてしまいました。
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胸前後までのサイズに対しては、ミドルエリアが深い状態なので、アウトから反応しても、繋がる波は少なく、肩以上ないと、アウトの地形は狙えそうにありませんでした。
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右側に関しても、前回(11/10更新)とピークの位置は変わりなく、似たような雰囲気でしたが、堤防周辺を中心に、砂が集まり、前回(11/10更新)までと比べて、ボヨついた印象はありませんでしたので、腰~腹サイズまで対応できそうな地形の様子です。
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しかし、ミドルエリアの深みは解消されていないので、地形から外れると、ショルダーが厚くなってしまい、肩以上のサイズや、ウネリがシフトすると、ピークからワイドに反応していたので、まだ不安定な感じではありました。
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狙い目は、上げに向かいボヨつくタイミングよりも引き始めからの、反応が良くなる時間帯の方がおすすめですかね。。。


【サンライズ】
火曜日11/15の9時半頃、引きに向かい、ミドルタイドと干潮の間くらいの時間帯の様子から、地形を判断します。

ここは、サイズアップする前と比べると、雰囲気が変わり、良くなりそうな印象です。
ウネリによってビーチが削られてしまいましたが、たまっていた砂が、インサイドからミドルエリアまで一定に広がり、距離が乗れるような地形になっていました。

この日の時点では、カレントが弱まらず、地形もまだ安定していない様子なので、所々に出来た地形の深みと、カレントが目立ち、この周辺では、波も不規則に反応して難しそうな状態です。
しかし、この流れが落ち着けば、地形もまとまり、サイズによっては、形よくブレイクするピークが出現しそうです。
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中央では、いつものカレントが強まり、アウトまで不安定な状態ですが、両サイドの堤防周辺には、新しい地形が出来上がっていました。
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右側のレギュラーは、変わらずキープしていて、左側では、急激に地形が広がり、サイズが下がっても、アウトが狙えそうなほどです。
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ここも、ウネリの向きやサイズ次第では、ピークがワイドになっていましたが、胸前後に落ち着けば、より整ったコンディションになりそうですよ。

カレントが強かったり、サイズが残っている場合は、潮が上げに向かっている方が、影響が少ないと思いますが、それ以外の時は、引き始めが無難なタイミングの地形です。


【東浪見】
11/15(火)10時半頃、潮は干潮寸前の少ないタイミングでの地形レポートとなります。

ここはあまり変化した様子はありませんでしたが、やはり、サイズアップしたウネリによって、ビーチの砂が削られ、これまでより波の反応するのエリアは広がった印象です。
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サンライズのように、中央からは強いカレントが出ているので、この周辺では、反応が複雑で、ショルダーが不規則に反応しているものの、基本的にはミドル~アウトの地形は、まとまり整っていました。
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今のところ、一宮やサンライズのように、所々で深みになっていて、インサイド周辺の地形はない状態です。
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サイズアップする前から、キープしていた中央から左側や、右側の堤防周辺に、安定したレギュラーの地形があり、メインになっていましたが、この時のように、潮が少ない時間帯でも、形はハッキリしていたので、潮が多くなってしまうと、ボヨついた厚い波になってしまう地形かもしれません。


【志田】
ここからは、昨日11/16水曜日のレポートとなります。
時間は13時頃、潮は上げ始めですが、日中はあまり動いていないようです。
そんな中での地形チェックとなります。

ここもサイズアップする前と比べると、ビーチが削られて、インサイド~ミドルエリアにかけて、全体的に平らな地形が広がり、堤防際のようにカレントが強まっている周辺では、アウトまで砂が出たことで、反応が良くなり、距離が乗れるようになっていました。
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右側半分に関しても、複雑になっていた地形が復活し、基本的には早いブレイクが多いものの、風が弱ければ、クリーンなレギュラーが出現しそうです。
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中央にできていたレギュラーの地形も、今回のサイズアップによって、スケールが大きくなり、レフト方向にも乗れるようになっていました。
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多少左寄りになりましたが、レギュラーの形も残っていましたよ。
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左側の堤防周辺は、カレントがなかなか落ち着かず、手前の地形は、まとまりがなく、アウトのみのショートライディングになってしまいそうです。

いつも通り、上げ始めからが、ウネリのまとまりはよくなっていましたが、サイズが下がってしまった場合は、引き始めからの方が長く遊べる地形かもしれません。


【太東】
水曜日11/16の14時頃、上げに向かい、潮はミドルタイドの時間帯から地形をジャッジします。
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最近はサイズが落ち着き、アウトからの反応が弱いので、物足りない様子ながらも、ここも先週11/13までのサイズアップによって、地形が良くなった印象です。
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堤防から離れていたレギュラーの地形も残りつつ、時化によって集まった砂が、堤防周辺にもたまり、際からのレギュラーも狙えるようになっていました。
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手前の地形も形になっていて、アウトからのセット以外でも遊べているので、ビギナーの方にもおすすめです。
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腰前後のサイズだと、この時のように、潮が多くなる時間帯でショルダーが厚くなったり、波数が激減する傾向なので、引きに向かうタイミングが、無難な狙い目でしたが、胸以上あれば、1日を通して遊べそうな地形だと思います。


【夷隅】
11/16水曜日14時半頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドをすぎた頃です。
ここも、ビーチが削られた分、これまで深みになっていた場所にも砂が集まり、反応する範囲も広がっていました。
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全体的に、アウトからの反応がハッキリしていて、No.1~3まで、サイズアップする前より形も良くなり、走りやすい波質になっていました。
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この日は、肩~頭サイズの波が来ていて、ミドルタイドの頃でも十分遊べるコンディションでした。
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サイズが下がると、干潮に近い時間帯に限られてしまいそうですが、このサイズがあれば、多少潮が多くても、引きに向かうタイミングで長く遊ぶ事ができると思います。
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風が弱いのがベストな条件ですが、北西~北風なら影響は少ないので、サイズ次第で覗いてみる価値はありそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

さて、水温です。
16℃前後で安定していて、3㎜フルスーツでできていますが、朝夕の時間帯は、ラバーの方がおすすめですかね。。。
ブーツは必要ないようですが、外気の冷えが厳しくなってきたので、海から上がった後のケアが重要そうです。

また、この先の波に関しては、長く続いたウネリも弱まり傾向なので、徐々にサイズは落ちてしまうかも。。。
日中は、潮が動かなくなったので、潮の引きに向かうタイミングが狙い目になり、ミドルタイドが基準になりそうです。

今のところ、サイズアップする様子はありませんが、今週(11/14週)は、予報よりも風の弱いコンディションが続いているので、この先も整ったコンディションに期待できそうです。
北西の風なら、1日のどこかのタイミングで、風が弱まる時間帯があると思いますよ。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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