非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2016-11-25 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

gatyapin_2







前回の更新(11/17)からは、週末(11/19・20)にかけて腰~腹・胸サイズとなっていましたが、北よりの風が昼前に弱まる傾向でしたので、物足りないながらも整った波で練習できたのでは?
特に、一宮~東浪見・夷隅は、アウト寄りで反応するピークがハッキリしていて、サイズのわりに距離が乗れた様子で、人気がありました。

今週(11/21週)に入ってからは、11/22火曜日の朝イチに風が弱まり、面ツルコンディションが用意されていましたが、10時頃まで津波に対する警戒体制となりました。

その後、11/23水~24木曜日にかけては、まとまったウネリはなくなり、風波の残念な様子になっていますが、カレントが強まり、地形にも多少影響が出そうな気配です。。。

そんな中、火曜日11/22夕方~水曜日23午前中に地形チェックしてきましたので、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
11/22火曜日の15時頃、潮は引きに向かい、ミドルタイドのタイミングの地形レポートです。
_1
ミドルエリアに、所々深みが残っていて、地形から外れると、ショルダーが厚くなってしまうようですが、前回(11/17更新)からは、堤防周辺を中心に砂が集まり、地形のスケールが広がったおかげで、この日のような腹~胸サイズに対しても、形よく反応し、右側のレギュラーをメインに人気がありました。
全体的には、アウトにも地形ができている雰囲気となっていて、潮の少ないタイミングでも、胸~肩サイズからの反応になる地形だと思います。
_3
リセットされてしまっていた、インサイドの地形が、最近では少しずつ形になり始め、中央の堤防周辺でも、練習できる波が見付かりそうです。
_4
左の堤防寄りにも、新たな地形が出来上がっていますが、ここはサイズ不足で、ショアブレイクのみとなっていました。


【サンライズ】
火曜日11/22の15時半頃、潮が引きに向かいミドルタイドをすぎていましたが、この日は動きが小さいので、潮が少ない印象はない状況から地形を判断します。
スモールコンディションでは、大きく引いてしまうと、カレントで波がまとまらず、サイズが下がってしまうかもしれませんが、ここも前回からは、小波にも対応できる地形になり、腰~腹・胸サイズでも形になってブレイクしています。
_1
特に左側や中央のカレントで出来上がった地形は、ショルダーが厚めながらも、アウトから乗り繋ぐ事ができていて、距離は十分乗れていましたよ。
_2
胸~肩サイズが一番形よく反応しそうです。
_3
右側に関しても、レギュラーの形で地形は安定しているものの、このサイズでは、左側の方が距離は乗れそうな地形です。
_4
しかしながら、ミドルエリアでまとまってピークになり、乗り心地では、こちら側の方が走りやすいのかも知れませんね。
肩以上のサイズになれば、アウトから乗れるようになりそうです。
潮が多くても、反応があれば問題なくできる地形だと思います。


【東浪見】
11/22火曜日16時頃の地形チェック。潮の動きが小さかったので、干潮寸前のタイミングでしたが、ちょうどいい潮の量でした。
ここも全体的には、これまでの雰囲気を残しつつ、前回(11/17更新)からは、地形のスケールが広がり、腰~腹サイズでも練習可能な状態になっています。
_1
サンライズのように、中央から左側の地形がよくなり、厚めながらも癖のない波で、インサイドまで乗れていました。
_2
_3
堤防周辺のレフトか、最近安定している中央のレギュラーがメインになっていました。
_4
中央からやや右側にずれたところに、沖に出るカレントが集中しているので、この付近は周りよりも深くなってしまい、ミドル~インサイドにかけて反応が悪くなっていました。
_5
右側の堤防レギュラーに関しても、このカレントの影響を受けてしまい、ショルダーが厚くなりやすく、フェイスがハッキリしていません。
ここは、アウトの地形に反応するサイズにならないと、物足りないのかもしれませんね。
最近は潮が少なくなるほど、波が弱くなっていたので、潮が多い時間帯でもチェックしておいた方が良さそうな地形ですよ。


【志田】
ここからは、11/23水曜日の地形レポートとなります。時刻は9時半頃、潮が上げに向かいミドルタイドの時間帯でした。
最近は、午前中の上げに向かうタイミングに、潮が大きく動いているので、この時間頃が狙い目になりそうですね。
_1
変わらず、インサイド~ミドルエリアに砂が集まっている状態になっていますが、サンライズや東浪見のように、左側をメインにアウトまで地形が延びている所もありました。
_2
前回(11/17更新)と比べると、ここも地形のスケールが大きくなり、余計な深みが解消されているので、ミドルタイドより潮が少なくなると、手前が浅くなって、波のまとまりが悪くなってしまいそうです。
_3
オンショアが強まった後は、カレントの影響もあるので、潮が上げに向かうタイミングが無難な狙い時ですね。
_4
オンショアの影響で、右側に向かって流れが強まっていたので、堤防周辺のレギュラーの地形も、形を変えて良くなる可能性がありそうです。
波の反応する範囲も広がり、サイズがあるときは、キレメが見つけにくいかもしれませんが、潮が多くなるほど形がまとまる地形だと思いますよ。


【太東】
11/23水曜日10時頃の様子から地形を判断します。潮はミドルタイドを過ぎて満潮との間くらいです。
前回(11/17更新)の地形はキープしていたので、腰~腹・胸サイズからは、ミドルエリアでまとまるレギュラーの波が安定していました。
潮が少ないタイミングに、アウトから距離を乗ることもできたようです。
_1
やはり前回(11/17更新)と比べて、地形が広がった様子になっていましたが、アウトの地形にも、これまでより砂が集まっているので、沖から反応する波は、まとまりに欠けた印象です。
_2
この日は、オンショアが強まり、カレントも目立っていたので、これから堤防付近の地形の形が、ハッキリするかもしれませんね。
_3
肩までのサイズならファンな反応になりそうな地形です。
サイズが落ち着けば、潮止まりの時間帯を除いて、1日を通して練習できると思います。


【夷隅】
水曜日11/23の11時半頃、満潮で一番潮が多い時間帯になってしまいました。。。
しかし、ここも前回(11/17更新)と比べて、砂が集まり地形がハッキリしてきた印象です。
_1
この潮が多いタイミングでも、頭サイズの波は、アウトからブレイクしていましたが、胸~肩サイズがちょうどいいサイズになると思います。
_2
No.1では、テトラ際のレフトと逆からブレイクするレギュラーがあり、No.2~3にかけては、中央寄りに砂が集まり、ミドル~インサイドまで地形が続いていました。
_3
テトラに近いカレントの通り道では、反応が悪くなり、カレントでウネリがヨレてしまうので、中央寄りのピークがメインの狙い目になりそうです。
_4
風の弱い整ったコンディションなら、十分距離が乗れそうです。
この様子なら、干潮のタイミングにこだわらなくてもよさそなので、ミドルタイドを基準にしても良いかも知れません。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、15~16℃で変わらない状態です。
しかし、外気が低い予報もあり、北風によって冷たい潮が入る可能性もありそうですので、ジャーフルもそろそろ酷しく感じる頃ですね。3㎜ならラバー生地やドライスーツ系でもいいと思います。
このエリアでは、そろそろブーツの準備があった方が心強いかもしれませんね。。。


最後に、この先の波は、11/25金曜日以後、一気に落ち着いてしまう可能性の方が大きいと思います。
それでも、各ポイントで、腹前後のサイズに対応できる地形はできているので、風さえ弱ければ、練習できる波は見つかると思いますが、流石にそれ以上小さくなってしまうと、波数が減少しピークが限られて混雑しやすく、待ち時間が増えてしまいそうです。
このエリア全体的には、小波でも潮が多めの時間帯も狙えそうですので、混んでいる時間帯を避けてチェックしてみるのも良いかも知れません。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

*****
レポート一覧へ
*****