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一宮エリア

2016-12-01 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(11/25)以降も、吹けば北よりのサイドオンショアというコンディションが続きましたが、午後からや夕方には風が弱まる事が多く、フェイスの柔らかい波質ながらも、肩サイズのファンなタイミングがありました。
特に日曜日(11/27)の夕方が、面ツル胸~肩・頭サイズで形も良く、印象に残っています。

今週(11/28週)に入ってからは、風の弱まる時間が、夕方の一瞬に限られてしまい、徐々にサイズも下がり傾向なので、波数が少なく待ち時間が長くなり、寒さの方が上回る様なコンディションでした。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
11/30水曜13時頃の地形チェックです。潮は上げ始めで未だ少ない頃の時間帯です。
全体的な地形の変化はありませんでしたが、最近の膝~腰・腹サイズでは、見た目の印象が変わっています。

左側半分は、堤防周辺にできたアウトの地形に反応する雰囲気はあるものの、肩近いサイズがないと、乗れる波にはならないのかもしれません。。。
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ミドル~インサイドには、このサイズに対して形になる地形がなく、沖でブレイクしても、乗り繋げる事もできず、ショアブレイク狙いに限られてしまいそうでした。

ここ数週人気が続いている右側の堤防周辺は、このサイズにも対応できていて、広がった地形をキープしていました。
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波数は少なくなっていましたが、サイズの割りにアウトよりでピークになり、インサイドまで距離が乗れていました。
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形は安定しているものの、ショルダーを狙って地形の端から乗ってしまうと急激に波が厚くなってしまいますが、ピークをゲットできれば、遊べそうです。
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スモールコンディションなら、潮が少ない方がよさそうですが、胸以上あれば、ミドルタイドを基準に形がまとまるタイミングを狙いたいですね。
究極に波が下がってからは、ファミマ側の方が人気でしたよ。


【サンライズ】
水曜日11/30の13時半頃、潮が上げに向かっていましたが、ミドルタイド前の様子から地形を判断します。
ここも地形が変化している様子はありません。やはりサイズが下がってしまい、見た目の印象は悪くなっていまいましたが。。。

前回(11/25更新)からは、地形のスケールが大きくなったので、胸以上のサイズからは、形になり遊べるブレイクを選べるようになると思いますが、この日のような、膝~腰サイズでは、ブレイクしても安定して乗り繋ぐのは難しそうです。

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中央や右側の地形は、アウトまで広がっているものの、このサイズに対してのカレントや地形の深みが原因で、自動的にウネリから途中下車させられる状態です。
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左側に広がった地形が、このポイントではコンスタントに反応していた様子ですが、沖から反応する波は少なく、どうしてもミドルエリアが無難な狙い所のようです。
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全体的には、インサイドの地形が複雑になり、ショアブレイクも形になっていないので、潮が多くなっても、手前で遊べると言うワケでもなさそうで、サイズ待ちな状況ですね。。。


【東浪見】
11/30(水)14時頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドになった頃の地形レポートとなります。
ここも地形の変化はありませんでしたが、サイズ不足な印象です。

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サンライズと似た雰囲気になっていて、中央から右側に関しては、ブレイクはするものの、このサイズでは中間のエリアで波が厚くなってしまい、複雑な反応の仕方で、乗り繋ぐ事も難しくなっていました。
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北風の影響か?カレントが目立っていました。

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ここも前回(11/25更新)に続き、左側の地形が広がった状態なので、このポイントの中では、コンスタントに反応していましたが、サイズが足りず、形が安定しているわけでもないので、ピークを見つけるのが難しい様子です。
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膝・腰サイズでは、狙える波が少なくなってしまいますが、全体的な地形はキープしているので、カレントの影響がない限り、胸以上にサイズアップすれば、左側半分をメインに十分遊べるようになりそうです。

先週の様子では、ミドルタイドより潮が多くなると、形がまとまっていたと思います。


ここからは、今日12/1のチェックとなります。
【志田】
9時頃、潮が引きに向かい、ミドルタイドの時間帯で地形をジャッジします。

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ここも大きく変わった様子はなく、他のポイントより地形が浅い印象でしだが、前日(11/30)までは、スモールコンディションが続いていたので、先週(11/21週)と比べて、中央周辺のカレントが弱まっていたようです。
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この周りには、これまでよりも砂が集まり、更に浅い地形になった印象で、頻繁に波が反応していましたが、複雑なブレイクだったので、潮が多いほどウネリがまとまりそうです。

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左奥のレフトや、右側のレギュラーの地形も安定して形になっていて、ミドル~インサイドにかけては、速いブレイクでしたが、ピークをゲットできれば、それなりに距離が乗れると思います。
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再び天気が荒れて、カレントが強まる可能性もあるので、狙うのであれば、ミドルタイドより潮が多い時間帯で、上げに向かうタイミングの方が良さそうです。
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【太東】
木曜日12/1の9時半頃の様子から地形を判断します。
ミドルタイドを過ぎて潮が少ない印象になっていました。
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北風コンディションが続いているので、中央から堤防沖にかけて流れるカレントが残っていて、潮が引きに向かうタイミングに、より目立つようになっていた様子です。
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全体的には、大きな地形の変化はありませんでしたが、ミドルエリアやカレント周辺には、前回より砂が集まっている雰囲気で、レギュラーの形をキープしていました。
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この時のタイミングでは、複雑な反応になっていたものの、腰~腹サイズの波は、意外と距離が乗れていたので、狙い目は、上げ始めからの方がいいのかもしれませんね。


【夷隅】
12/1木曜日の10時頃、干潮寸前の潮が少ない時間帯に見て来ました。
ここ数週間は、地形が広がった状態が続いていたので、前日(11/30)までの腰~胸サイズなら、コンパクトな力のある波質で遊べていましたが、この日(12/1)のような頭以上のサイズになると、地形が浅い分、カレントの範囲が広まってしまい、反応する波は全くまとまっていませんでした。
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全体的には、アウトまで地形があるので、この時のような潮が少ない時間帯には、特にハードになってしまうようです。。。
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胸~肩サイズまでが、形をキープするギリギリのファンサイズな地形かもしれません。。。
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この日の様子では、カレントが弱まらない限り、おすすめできない状態なので、陽気が穏やかな日しか狙えないと思います。
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このポイントでは珍しい事ですが、サイズが残っている場合は、潮がミドルより多い方が狙えそうでしたよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
前回(11/25更新)から、13~15℃となっていますが、この先もジワジワと下がる傾向にありそうです。
3㎜ならラバーやドライ系+ブーツの準備や、5㎜×3㎜の装備が必要になると思いますので、お忘れなく!


また、この先の波も、北風がベースなりそうです。
今日木曜日(12/1)のサイズアップがMaxな雰囲気で、低気圧と高気圧が交互に通過する予報なので、サイズに対する可能性はありますが、北西の季節風が強まると、一気にサイズダウンしてしまうかもしれません。
なお、風が弱まって整ったコンディションになったとしても、弱めな波質が多くなりそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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