『Maui Women’s Pro』2日目 ベスト8が決定!
2016-12-03 更新
マウイ島・ホノルアベイで開催中のウィメンズCT最終戦『Maui Women’s Pro』は現地時間11月23日に開幕してからレイデイが続いていましたが、新しい北西ウネリが入った12月2日にR3から再開してR4まで進行。
QFを戦う8名の選手が決定しました。
9日振りに入ったウネリはオアフ島よりも到達が遅れ、朝からオンホールドの末に午後になってからコンテストはスタート。
北西ウネリはホノルアベイに回り込んで入るために初日より小さな1-3ftレンジのスモール。
波数も少ないコンディションに番狂わせも...。
3人ヒートのR3ではタティアナ・ウェストン・ウェブ(写真最上部)、ココ・ホー、マリア・マニュエルと3名のハワイアンが自国での強みを発揮して1位通過でQFへ。
今シーズン、タイトルレースには敗れたものの、ランキング2位の座は固いコートニー・コンローグ(USA)も今シーズン9度目のQF進出を決めました。
バックハンドでスタイリッシュなサーフィンを披露してワイルドカードのブリッサ・ヘネシー(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)を敗ったタティアナは、「今日はヒートでの戦略が重要だった。次に進めて本当にストークしているわ。ホノルアベイでの私のベストな結果であるQF進出を果たせて良い気分よ。ハワイでの優勝は夢でもあるから、このまま勝ち進みたいわ」とコメント。
今シーズンはカリフォルニア・ハンティントンビーチでの『Vans US Open of Surfing』でCT初優勝を決め、トータルでも4位とキャリア最高のシーズンを送っています。
今シーズンはポルトガルでの3位を除くと全て9位以下、R4が壁になっていたココ(写真上)
2度目のQF進出を決めた後のインタビューでは、「ストレートにQF進出をするのは嬉しい。例え次の勝負が厳しいと分かっていてもね。ここから先、何が起こっても自国でサーフィンすることにエキサイトしているし、楽しみたいわ」と話していました。
現在ランキング13位とリクオリファイの条件である10位以内は微妙なところですが、QSではカリフォルニアの6,000で優勝、日本の3,000で2位と好成績を重ねてリクオリファイ圏内の6位に入っているため、大きなプレシャーは無さそうです。
R3を取りこぼした選手による敗者復活戦のR4はワールドチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)、ビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)、ディフェンディングチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)が勝ち上がり、QFへ。
2007年から3年連続でホノルアベイを制しているステファニー・ギルモア(AUS)は、8.83のハイエストスコアをマークしたルーキーのキーリー・アンドリュー(AUS・写真上)に完敗。
昨年の怪我から復帰を果たしたステファニーですが、得意のこのブレイクでも結果は残せず、彼女のシーズンは早くも幕を閉じることに...。
「ステフ(ギルモア)は私のアイドルの一人よ。彼女のスタイルと人格に憧れて育ったの。嬉しい誕生日プレゼントになったわ。ヒートではプライオリティが無い状態でリスクを取ったけど、それが報われた。この勝利はサーフィン的にも気持ち的にも自信になったわ。全てが上手く行ったと思う」
この日はキーリーの22歳の誕生日。
これで2016年のルーキー・オブ・ザ・イヤーは確実。
CTではランキング14位とリクオリファイの圏外ですが、QSで2位のために来年もトップ17のメンバーとして世界を回ることが決定しています。
また、今日の結果により、QSでも圏外のアレッサ・クイゾン(HAW)のツアー脱落が決まっています。
ネクストコールは現地時間12月3日の早朝7時30分(日本時間の12月4日午前2時30分)
オフシャルフォーキャストの「Surfline」によると北西ウネリは弱まる傾向となる予想。
なお、オアフ島・ノースショアのサンセットビーチではトリプルクラウンの第2戦『Vans World Cup』がR3のH1まで進行。
日本人選手では大原洋人、新井洋人がR1敗退。
村上舜はR2進出を決めましたが、パトリック・グダスカス(USA)、トム・ウィタカー(AUS)に抑えられてR3に進むことは出来ませんでした。
R3からはハレイワでの第1戦で優勝したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ケリー・スレーター(USA)を始め、CT選手が続々と登場します。
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