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一宮エリア

2016-12-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回更新(12/01)の木曜日がMaxサイズとなり、その後は日に日に下がり傾向だったので、週末(12/3・4)にかけては、腰~腹の物足りない印象でした。
それでも、今週(12/05週)に入ってからは、更にサイズが下がってしまったので、先週の腹サイズが捨てがたく思えます。。。

前回(12/01更新)からは、北西の風が吹きつつも、朝イチや夕方近くに風が弱まり、一宮やサンライズ周辺では、どうにか練習できる波が残っています。
しかしながら、このエリア全体の地形的な印象では、サイズアップしてくれないと楽しめない状況です。


それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
12/07水曜日13時半頃の地形チェックです。潮が引きに向かい、ミドルタイドの時間帯でした。
前回(12/01更新)と、大きな変化はありませんでしたが、スモールコンディションが続いているので、物足りない印象です。

左側では、膝~腰サイズに対応できる地形がないので、堤防周辺も含めて練習できる波はありませんでした。
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腹~胸以上のサイズになれば、反応しそうでしたが、先月の様子からは、沖の地形が狭いようなので、メインはショアブレイク狙いになってしまいそうです。

右側ですが、ここはこのエリアの中で、一番お手軽に練習できるレギュラーの地形があるので、最近のスモールコンディションでも、常に練習しているサーファーの姿がありました。
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メインは堤防周辺になり、ピークが見つけやすいので、混雑しやすくなっていますが、中央寄りにも地形が広がった印象です。
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波が小さいので、上げに向かい潮が多くなるほどボヨつきやすく、潮が少ないと、力が弱くなってしまうので、ミドルタイドを基準にするのが無難そうな地形です。


【サンライズ】
水曜日12/07の14時頃、潮は引きに向かい、ミドルタイドを過ぎた時間帯の様子から、地形を判断しますが、アウトからの反応が良くなった雰囲気でした。

ここも、スモールコンディションが続いていたので、全体的にカレントが弱まり、中央~右側周辺の地形が、手前に広がった印象です。
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しかしながら、手前まで波が繋がるようにはなったものの、腰前後のサイズでは反応する範囲が狭くなってしまい、右奥のレギュラーの地形を含めて、力のない不規則なウネリになっていました。
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この時のように、ミドルタイド位が基準になるタイミングかもしれません。
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このサイズの場合、潮が上げに向かうと、ボヨついて中間のセクションが特に厚くなる可能性が大となり、潮が少ないと反応が良くても、カレントの影響でウネリがヨレてしまいそうです。
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波数は少ないようですが、ここのポイントなら、左側の地形が無難な形に反応していましたよ。


【東浪見】
12/07(水)14時半頃、干潮寸前となり、この日の中では、潮が一番少ないタイミングでの地形レポートとなります。

ここも前回更新(12/01)からは、スモールコンディションだったので、印象の悪い状態が続いています。
全体的には、この日のような、膝~腰サイズに対応できる地形がないので、一宮やサンライズと比べて距離も短く、不安定な反応になっていました。

左側半分は、インサイドまで一定に砂が集まっているので、見た目は癖のない波のようですが、ミドル~アウトにかけては、特長がある地形がないので、ピークの位置も不規則になり、速いブレイクが多くなっていました。
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こちら側は、ボヨついても潮がある方が、形をキープしていたと思います。

中央周辺から右側にかけては、サンライズと似た様子でしたが、インサイドが波のサイズに対して深みになっているので、乗り繋げる波が少なく、基本的にはアウトのピークのみの反応になっていました。
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しかし、右奥の堤防周辺の地形は、アウトながらも、少しずつ範囲が広がっている感じがあるので、サイズ次第では、化ける可能性がありそうです。
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ここはサイズが上がるまではオススメできませんが、左右と中央の地形が、違う波質で練習できるので、面白みがありそうでした。


【2020東京オリンピック会場の志田】
ここからは、昨日12/08木曜日の地形レポートとなります。時刻は13時頃、未だ引き始めなので、潮は多いタイミングだと思います。

今週(12/05週)に入ってからは、特にサイズが下がり、最近は膝くらいの酷しいサイズとなっています。
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落ち着いた状態が続き、大きな地形の変化はありませんでしたが、反応する範囲が狭くなり、ピークがワイドになっていました。
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ショルダーを狙って、地形のキレメからのスタートだと、フェイスが無くなってしまうので、他のポイントと比べても、乗れる距離が短いようです。
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全体的には、カレントが弱まっていたので、ミドル~アウトにかけて残っていた深みが埋まれば、癖のない波質になると思います。
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前回(12/01更新)の様子からは、アウトまで砂がたまっている状態だったので、腹前後あれば、練習になると思いますが、これまでよりも、ワイドなブレイクが多くなる可能性がありそうです。

そんな地形でも、潮が上げに向かうタイミングを狙って、形がまとまるのを待てば、遊べる波が見つかるかもしれません。
ただし、上げすぎてボヨついてしまわないよう、入水のタイミングに注意です。


【太東】
木曜日12/08の13時半頃、潮は引きに向かい、満タンとミドルタイドの間くらいの時間帯から、地形をジャッジします。
前回(12/01更新)からは、ロングボードでもギリギリの状態になってしまい、今週(12/05週)は、フラットコンディションが続いています。

地形には変化がなく、インサイド~ミドルにかけて、砂のたまった雰囲気になっていたので、腰サイズあれば、距離的にも期待できそうです。
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この時は波の反応がないものの、中央よりのインサイドから堤防横に出すカレントが残っているので、ブレイクすれば、レギュラーの形になる地形をキープしていると思います。
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最近の状態では、練習できる波は見つからないので、サイズ待ちな状況ですが。。。


【夷隅】
12/08木曜日14時頃、潮はミドルタイド寸前の時です。
ここも今週(12/05週)に入ってからは、ほぼフラットな状態が続いています。。。

全体的には、テイクオフすら酷しく、乗る場所もない様子になっていますが、No.1の左側に限り、この時のような引きに向かうタイミングで、腰くらいの波が反応していました。
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北西の風の影響を受けないと言うだけで、ブレイクするものの、特にオススメできる波ではありませんでしたが。。。。
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No.2・3を含めて、ブレイクする様子はありませんでしたが、ミドル~アウトには地形が残っている雰囲気があり、沖でウネリがシフトして形になろうとしていましたので、
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腰サイズでは、距離が足りないかもしれませんが、腹~胸くらいになれば、十分遊べるようになりそうな雰囲気はありました。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
13~15℃なので、前回更新(12/01)と変わりありませんので、個人的には、裏地起毛の3㎜ラバーでできています。
でも、そろそろブーツを履こうかと。。。

まだMaxの冷たさではなく、最近の外気と比較すれば、温かく感じるものの、晴れていても、朝イチや夕方は極端に冷え込むので、風の影響を考慮して、5㎜やドライスーツの装備で間違いなさそうです。


また、この先の波に関しては、サイズが上がる雰囲気がないので、この状態がしばらく続いてしまうかもしれません。。。
低気圧が来ても、日本海側を通過してしまう予報なので、南よりの風になってコンディションが整うものの、ウネリの期待は薄いですね。
また、再び高気圧に覆われて、北西の風が強まってしまうと、ウネリが抑えられてしまいます。
その影響で寒気が入り込んだあげく、波数が減り、待ちが長くなると負の連鎖ですね。

やはり、地形と北風を考慮すると、一宮~サンライズに人気が集まりそうですが、他のポイントにも狙える地形はあるので、腰~腹以上になれば、練習できるコンディションになると思いますので、空いているピークも探せると思いますよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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