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一宮エリア

2016-12-15 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(12/09)後も腰前後のスモールコンディションが続いていましたが、夕方には整ったコンディションになることが多かったので、一宮~サンライズでは、どうにか練習できる波が残っていたようです。

ただ、日曜日(12/11)には、セットを待てば遊べる波が来るようになり、月(12/12)~火曜日(12/13)には、Max胸サイズの波で遊べるようになり、一宮~サンライズのメロウなアクションしやすい波に人気があり、東浪見~志田は、サイズが小さめながらも素直な波質で、走り重視な波がありました。

そして、水曜日(12/14)の時点では、風にあおられた肩~頭サイズのウネリが、まとまりなく届いています。。。

そんな中、火曜日12/13~水曜日12/14にかけて、地形チェックしてきましたので、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
12/13火曜日の10時半頃、上げ始めのタイミングで、潮の少ない時間での地形レポートです。
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中央から左側、特に堤防周辺にかけては、腰~腹サイズに対応できる地形はなく、
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胸~肩以上ないと狙えない状態になっているので、今週(12/12週)も、右側半分やファミマ側がメインになっていました。

右側は堤防寄りをメインに、安定したレギュラーの地形をキープしています。
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最近はコンスタントに腹~胸くらいのウネリが届いていましたが、
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先週(12/5週)のフラット寸前の様子と比べて、全体的にミドル~インサイドに地形がまとまった印象です。

中央の堤防付近にも、ピークは狭いものの、乗り繋げるようになっていたので、沖の砂がいくらか手前に寄ったのかもしれませんね。
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なので、この先サイズアップした場合は、アウトからの反応にも期待できると思います。

ワイドに反応していたアウトの地形が、前回(12/9更新)よりも、まとまった形になったと思うので、カレント等の影響が少ないタイミングを狙えば、ミドル~インサイドまで乗り繋げる波が増える可能性がありそうです。


【サンライズ】
火曜日12/13の11時頃、上げ始めていますが、潮が少ないタイミングの方が反応が良く、まだボヨついた様子もありませんでした。
ウネリがまとまって、サイズがでるタイミングかもしれませんね。

地形に関して大きく変わった様子はなく、
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右側では、インサイドが腰~腹サイズに対して深い所が残っていて、ピークから乗れる距離が短くなってしまっているので、このサイズでは、メインは中央から左側になっていました。
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スモールコンディションが続いていたので、ここも全体的には地形が手前に寄った印象で、最近の胸サイズのウネリの様子を見ても、ミドルエリアにできるピークが多かったと思います。
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サイズが上がった場合は、カレント等の影響も出て、まとまらない状態になってしまかもしれません。
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しかし、アウトから距離が乗れる波はあると思います。

潮が上げに向かうタイミングでボヨつきやすく、引きの時間で、多少サイズが落ちても反応は良くなっていた傾向です。


【東浪見】
12/13火曜日12時頃の地形チェックです。潮は上げに向かいっていましたが、ミドルタイドより前のタイミングで、既にボヨついた雰囲気になっていました。
狙うのであれば、引きに向かっている方が良い地形かもしれませんね。

ここ数日は、フラットコンディションを脱し、腰~腹サイズとなっていますが、一宮やサンライズと比べて、走り易い波はあるものの、距離が短い印象です。

変わらず中央から左側がメインで、
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ここも最近のスモールコンディションが影響しているのか?腹前後の波も、アウトでは反応しなくなり、
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サイズの割りにピークが手前だったので、前回(12/9更新)の時点で、砂がインサイドに寄っていたのかもしれません。
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左側は、地形がインサイドに寄ってしまっているので、サイズが上がった場合は、イマイチまとまりに欠けるコンディションが増えるかもしれませんね。。。

中央付近や右側に関しては、ミドル~インサイドにかけての地形が深い状態なので、上げに向かうタイミングで特に、腰~腹サイズの波は反応もしていませんでした。
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肩~頭サイズになれば、右側で形のいいブレイクが見つかりそうです。
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小さくても反応があれば、右側にある地形に易しいブレイクがありましたので。


【志田】
ここからは、12/14水曜日の地形レポートとなります。時刻は9時頃、潮が引きに向かいミドルタイドを過ぎていた時間帯でした。
最近のインサイドに集中した地形にとっては、カレントが目立つ時間帯です。

この日のような、胸~肩・頭サイズでも、反応が手前にまとまっていたので、他のポイントよりも、力のある波質は間違いなさそうです。

全体的な地形も変化はなく、右側の堤防付近では、
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カレントの影響が残り、ウネリがヨレやすいので、レギュラーの形に反応しても、スムーズに乗れる波は少なくなっていました。

中央から左側にかけては、右側と比べると、
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アウトまで広がった地形をキープしているので、
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距離を重視するなら、こちら側かと。

地形の境目となる中央周辺も、カレントの影響で頻繁に変化しているので、
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整ったコンディションになれば、形になるピークが見つかりそうですよ。

カレントが弱まる潮が上げに向かうタイミングを狙うのが無難そうですが、サイズが下がってしまうと、ミドルタイドや引き始めになる地形です。


【太東】
12/14水曜日9時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい干潮に近い時間帯でした。
前回(12/9更新)からも、極めて波の小さい状態が続き、見た目ではほとんど反応はありませんでしたが、ここ最近は、中央周辺から出るカレントだけは目立っていたので、この周辺の地形が、人知れず広がっていたようです。
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しかしながら、これまでと比べると、地形は雑になった印象があり、腹前後のサイズから、頻繁に反応するものの、ウネリはまとまりが悪い様子でした。
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レギュラーの形にはなっているものの、不規則な反応で、スムーズさに欠けていたので、コンディションが整っても、癖のある波になってしまいそうでした。
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潮が上げに向かうミドルタイド基準か、引き始めのような、まとまりと反応がそこそこ釣り合う時間帯が狙い目になりそうな地形です。


【夷隅】
水曜日12/14の10時半頃、干潮のタイミングで、潮は少ない時間帯でした。
ここも前回(12/9更新)の頭サイズのコンディションと比べると、アウトでの反応が控えめな印象です。
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この日のようなサイズで、このタイミングにも関わらず、ボヨついた雰囲気になっていたので、地形がインサイドに集中してしまったのかもしれません。。。
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しかし、No.1を除いては、ミドル~インサイドの地形がまとまっているようなので、風波のようなこの日でも、形はハッキリしていました。
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ピークはホレても、見た目よりフェイスが易しい波質になる波が多かったので、距離は短めですが、それなりに楽しめそうです。

風やカレントの弱い日なら、チェックしてみては?胸以上のサイズが残っているうちが、コンスタントに反応すると思うので、選んで遊べるかもしもしれません。
潮は少ない方が良さそうですよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、13~15℃と変わりなく、3㎜ラバー~ドライスーツで調節できると思います。
日中の暖かい時間もありますが、朝イチや夕方を狙うなら、確実にブーツ&グローブが必要になりそうです。


最後に、この先の波は、そこそこ発達した低気圧が沖に抜けた事で、ウネリにも期待できそうでしたが、この低気圧の足が速くなってしまった為に、届いたウネリも長続きしないのでは?
本日木曜日(12/15)がピークとなり、その後は下がり傾向になってしまうかもしれないので、ウネリが残っているうちに楽しんでおきたいところですね。
しかし、先週(12/5週)と比べたら、多少サイズが残る可能性は有りそうです。

各ポイントの地形が、スモールコンディションに対しては、ボヨ付きやすい印象だったので、波質のいい時間帯は短いと思いますので、潮が満タンに近い時間帯なら、引きに向かうタイミングを狙うか、引きから上げに向かうミドルタイド前後に合わせるのが、無難な狙い目になると思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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